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サルバドールへ 24 abril 2006

朝、街は本当に祭りの後の様子だった。
何か抜け殻のようである。
11:10発のコメルシアル、12ヘアイスでサルバドールへと向かう。
13:00着。

まずホドビアリア(長距離バスターミナル)にあるツーリストインフォメーションで音楽の中心地、ペロウリーニョ付近の宿を紹介してもらう。

ツーリストインフォメーションで紹介された宿というのは大抵当たりである事が多い。
紹介された宿へとタクシーで向かう。27ヘアイス。
宿はポウサーダ・グローリア、五人部屋を一人きりで借りて一日30ヘアイス、とにかく広い。

中々快適なポウサーダ・グローリア
ポウサーダ・グローリア.jpg

窓もあって室内は明るいし、眺めもよい。

宿の窓から眺めた風景
窓の外の景色.jpg

ラランジェイラス通り、オロドゥンの学校の隣の隣、この宿はペロウリーニョでは、何を聴くにも最高に便利な場所だと思います。

荷をほどいたらさっそく街へ出てみる。
突然勝手に観光案内を始める人が出てきた。
かなり怪しいけれど、面白そうなので、お供させる事にする。
と、言っても何か契約するわけでもなく、案内するに任せるだけなのだけれど。
彼の名は、ホナルド君、とても熱心に有名な教会やら、ラセルダエレベーターを使わずに下の街へと降りる道やら奴隷市場の地下にある奴隷がつなぎとめられていた所やら、いろいろと教えてくれる。
おまけに日本人の女の子まで紹介してくれた。

ちょっと怪しいガイド、ホナルド君
ちょっと怪しいガイド、ホナルド君.jpg

宿近所にある黄金のサンフランシスコ教会
サンフランシスコ教会.jpg

この先に秘密の抜け道が
この先に秘密の抜け道が.jpg

有名なラセルダエレベーター
ラセルダエレベーター.jpg

奴隷市場の地下・・・ここに黒人達はつなぎとめられていた。大変暗く、じめじめとした場所。
奴隷市場の地下.jpg

市場で教えてもらったカバサの実も興味深かった。
カバサの実.jpg

目的であったカンドンブレツアーまで案内してくれたので、それはせっかくなので予約していく事にする。

さて、本当はちょっと買い物がしたくて出ただけなのに、されるがままに観光地巡りを2時間ほどもしてしまい、じゃあと別れようとすると、案の定ガイド料を請求してくる。
100ヘアイスだと言うが、何とか10ヘアイスで納得してもらった。

ホナルド君とお別れした後、カンドンブレツアーの集合時間までほとんど時間が無くなってしまい、あわててシャワーを浴びに宿へ帰る。
シャワーを浴びた後、急いで集合場所であるツアー会社へと向かうが、迷いまくってなかなかたどり着かない。
そう、街を一巡りしたと言ってもホナルド君任せだったので、土地勘がまったく身に付いていなかったのである。
一巡りしてわかった気になってしまい、油断して、地図を全く見なかった。
この街、ペロウリーニョ歴史地区は、大きな広場をつなぐ道以外は登り下りが多く、また十字に交差しない道も多いので、少しわかりづらい所がある。

記憶ではペロウリーニョ広場に面してツアー会社はあったので、道行く人に「ペロウリーニョはどこですか?」と聞いても、誰もが「ここがペロウリーニョだよ」と言い、釈然としない。
後で調べてみるとよく写真に出てくるペロウリーニョとはペロウリーニョ広場の事であって、ペロウリーニョとはこの歴史地区全体を指すらしい。
冷静に地図を見てようやく進むべき道を見つける。
息せき切って、大汗をかきながら10分ほど遅れて集合場所へとたどり着く。
もうダメかもしれないと思ったけれど、間に合ってよかった。

ペロウリーニョ広場
ペロウリーニョ広場.jpg

もっと大きなものを想像していたが、私の他、ヨーロッパ系の女の子二人のみの小さなツアーである。

車で会場のあるファベーラの一角へと向かう。
カンドンブレの儀式が始まるまでガイドの説明が続く。

さて、儀式が始まった。
演奏する側は打楽器と歌である。
打楽器は3つのコンガ状の太鼓、それにアゴゴベルである。
3つの太鼓のうちミドルサイズはオンビートの、スモールサイズはオフビートでンッタカ、ンッタカとそれぞれ定型リズムを叩き、一番大きい太鼓がアドリブでソロをとる。
一番大きいけれど、音程は一番これが高い。
アゴゴベルはサンバを連想させるようなリズムを叩いているが、時折クラーベを叩いたりもする。

この人達はやはりヨルバだ。
3つの太鼓のコンビネーションが他のヨルバ系太鼓とも共通するものを持っている。
キューバのルンバはやはり中域、低域の太鼓が定型リズムを叩き、その上に高域を担当する太鼓のアドリブが乗る。
バタは両面太鼓で演奏されるからアドリブが最低域と最高域で構成されるが、コンセプトは変わらない。すなわち二つの太鼓が定型リズムを刻み、その上でもう一つの太鼓がアドリブを取る。
ベネズエラにはマラカイボ地区にチンバンゲレというリズムがある。
これもお父さん、お母さんと呼ばれる二つの太鼓が定型リズムを刻み、その上で子供と呼ばれる太鼓がアドリブを取る。

しかし、今見ているものは本当に儀式なのであろうか。
行われている最中に入り口からの出入りは激しいし、時にあくびや雑談している姿も見受けられる。
どうも私にはただのルンバ大会にしか見えない・・・純粋に演奏したり踊ったりするのを楽しんでいるだけのように見える。

時折見せるトランス状態も演技ですし、ちょうど3時間程見て、ますます盛り上がる儀式の場をおいとまする。

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Abril 24, 2006 5:39 PMに投稿されたエントリーのページです。

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