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エルナン・ロペス・ヌッサの想い出 3 agosto 2006

キューバで一番クラシカルな響きと技巧を持つジャズピアニストといえば彼だろう。

フランス系2世である彼が、そのスタイルにヨーロッパの影響を色濃く持つのはある意味当然ともいえる。

キューバ修業時代に大変お世話になった日系2世、なるみちゃんの従兄弟が彼のバンドでベースを弾いていたご縁で、リハーサルを見学させてもらったことがある。

その時の印象ではキューバのチックコリアって感じで、まさにそんな演奏…「スリー・クァルテッツ」をキューバの強烈なリズムでアレンジしたような演奏だったのですが、アルバムで聴く彼の印象はそれとだいぶ違う。

CDでの彼はそんなに尖っている、というよりは技巧的ではあるが親しみやすい演奏の様に感じる。

技巧にはクラシック、特にロマン派辺りの影響を強く感じる。
もしかしてシューマン好き???

クラシカルな要素とキューバの強烈なリズムが絶妙に混じり合った彼の演奏は素晴らしい。
もっと世に紹介されるべき人であると思うのだが…。

余談ではあるが兄、ルイ・ロペス・ヌッサも知性派の素晴らしいドラマーである。

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Agosto 3, 2006 10:53 AMに投稿されたエントリーのページです。

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