フレンチジャズユニット「なのはな楽団」デビュー 2 abril 2001
3月29日ミニコンサートを開催いたしました。個人的には今回ベースを担当させていただきましたが、この楽器を弾くのはホントに楽しいです。
ベースというのは一度にたくさんのリズムをならすドラムとは、ある意味対極にある楽器だと思うんです。ほぼ全曲を通して単音なので、1つの音にすべての想いを乗せる、一球入魂の快感。リズムをともないながらコードをも支配するまさにBASE(基地)としての役割。しかもSベース、比類のない音の立ち上がり。リズムを刻むのにはすごく可能性あると思うのですが、どう聞こえるのでしょうか?ひところブラックミュージックの中でシンセベースが多用されたのはこのキレと明瞭性に依るところが大なのでは、と考えています。
近頃ドラムを演奏する機会がめっきり減ってしまい(シャレになっていない?あ、でも5月の大阪では打楽器を演奏します。)、それと入れ替わって様々な楽器を演奏することがやっと体になじんできました。表現する魂を作ってしまえば、どの楽器で演奏しても音楽になるわけで・・。あとはその楽器を操れる範囲で音楽出来ると思っています。
ここ10年もの間ドラム一直線だったので、自分の中のバランスとしてはそろそろ音程を操らなければならない時期に来ている感じなのです。物心ついて音楽と関わるようになってからずっとそんな感じでした。 木琴を弾き、ピアノを弾き、エレクトーンを弾き、ギターを弾き、ベースを弾き、トランペットを吹奏し、歌謡曲をスコアにしてみたり、また作曲をし・・・。思えば初めて作曲したのは小学1年の時でした。今でも歌詞と共に頭に残っています。仮面ライダーがよく似合う歌でした。そのころから伴奏も含めてイントロからエンディングまで頭の中では鳴っていました。まだ楽譜はよく読めませんでしたけれど。