無事に帰って参りました 18 de mayo 2002
今日の午後、CUBAから帰って参りました。PERCUBAをハバナで見たあと、予定通りサンチアゴ・デ・クーバ市を訪ねました。キューバ最古の黒人民族伝統芸能集団「カラバリ・イスアマ」の人たちやカーニバル博物館で演奏しているミュージシャンとは、特に仲良くさせてもらいました。
サンチアゴのカーニバルで何度も優勝しているロス・オーヨスの演奏や、当地で高い評価を受けているクトゥンバの演奏にも刺激を受けました。またバタ・ドラムでセッションしたり、本当に色々と楽しませていただきました。
しかし、東部には色々なリズムがあるもので、コンガ・オリエンタル、カラバリ、トゥンバ・フランセサ(マソン、ユバ、フレンテの三つに分かれる)、ボドゥ(ヴードゥ)、コンゴライェ、ガガ、タホーナ、メジャーなところでチャングィ、ピロンなどなど。どうも音楽的にハイチの影響が強いようです。彼らが言うフランス風とは、元フランス領であったハイチ風の事を指しているように感じられました。
街角でカホンによるルンバが聞こえて来たり、カーニバルの時期でなくてもコンガのパレードがあったり、もちろんソンのバンドなんかたくさんあるし、サルサも少々あれば、コントラダンサが聞けるレストランがあったりと、音楽を体験するのに良いところです。ハバナに比べて街もきれいで清潔で、物価もずっと安い。
あ、PERCUBAではゴンサロと演奏しているフリオ・バレットの演奏、最近人気のフォルクローレ混じりバンド「シンテシス」、チャンギートとタタ・グィネスのセッション、などが聞けました。モダンパーカッションのコンクールも興味深いものでした。とにかく音楽漬けの毎日を満喫してきました。東部地方で体験したフォルクローレのビートについては近いうちに一冊の本にまとめようと思っています。