CUBAキューバより帰国-今回面白かったもの特集1- ~メキシコの港町、ベラクルスの音楽、その他 20 mayo 2004
まずご当地の「ダンソン」、これは街の中心広場で見たコンサートの中で司会者も話していましたが、キューバのマタンサスで起こったものがハバナ経由でベラクルスへ伝わったものだと感じました。小さなティンパニ2台をマレットを使って演奏しているあたり、もしかして現在キューバで演奏されているダンソンよりも発生当初そうであったであろう、古い形をとどめているのかもしれません。
「ハローチョ」、スペインを強く感じさせるサパテアード(靴音の響き)が印象的でした。編成にはアルパ(小さいハープ)が入り、技巧的、華やかなリズムを奏でます。そういえば、「ラ・バンバ」もハローチョの曲ですよね。
アルマス広場舞台上での野外コンサート以外にも、周辺のお店でたくさんの生バンドが演奏しています。マリンバ連弾に管楽器とドラム、グィロ、時に歌も入る編成のバンドなんか印象的でした。
街はメキシコ人の観光客であふれかえり、活気があります。物価は思ったよりもかなり高く感じました。歴史を感じさせる中心部とは別に、郊外にはいくつかの大きなショッピングモールやビーチ(あまり綺麗ではありませんでしたが)もあります。メキシコ海軍の基地などもあり、今回私は行きませんでしたが見学できるようでした。
私がいたあいだは少なくとも、この緯度にして意外なほど非常に涼しく、過ごし易いなと感じました。
また、ベラクルスの人々の中には、メキシコの他の町の人よりも色の黒い人が多いように思いました。黒人奴隷貿易の名残があるのかもしれません。