CUBAキューバより帰国-今回面白かったもの特集3- ~PERCUBA 2004 en La Habana~ 26 mayo 2004
キューバの首都ハバナでは「ペルクーバ」という打楽器の祭典がありました。期間中はコンサート等、全て見てしまうとからだが参ってしまいかねない程の過密スケジュールとなります。
そんな中で印象に残った出し物は:
アマディートを讃えるコンサート・・・ブエナ・ビスタ・ソシアル・クラブのパイーラ(ティンバレス)奏者アマディート・バルデス自身も参加したコンサートに、タタ・グィネスやチャンギートも出演。フランク・エミリオのバンドで活躍していたグィロ奏者もいました。大御所達の演奏には、ハイテクではなく、音楽の「味」とは何かを深く考えさせられた一晩でした。前座の若手ミュージシャンのバンドも素晴らしかった。
チューチョのバンドで活躍中のコンガ奏者、ジャロルディ・アブレウのワークショップ・・・彼の持つ素晴らしいテクニックの解説。
エリエール・ラソ・リナレス・・・コンガ奏者の彼自身ももちろん素晴らしいけれど、ただいまピアノに夢中の私はペルーチンJr.の演奏にはまりました。木訥でありながら太さを感じるプレイ。・・本職はギタリストなのにあそこまでピアノを弾くとは恐れ入ります。
オスカリート・バルデス・モレノのソロ・ドラム・ワークショップ・・・相変わらずの求道者的ストイックドラム。あそこまでは中々誰もやらないだろうなという領域。両足の使い方が半端ではありません。二台のバスドラに二つの足ジャムブロック、それに足カウベル。バスドラ一台に付きそれぞれツインペダルを付ける懲りようはすごい。ペダルが8カ所。しかし、決してそれらを飾りにする事なく、演奏していました。
エル・グルーポ・クルトゥラル・ラ・パトリア・・・久々に見せて頂いたベネズエラの太鼓。彼らは同国ラーラ州の出身で、ベネズエラ各地のリズムをダンスと共に演奏していました。
その他にもジャズカフェで見た、エンリケ・プラのバンドも刺激的でした。ジャズ・カフェは刺激的なプログラムも勿論の事、10ドルのチャージで10ドル分の飲み物が頂けるのが魅力です。もし使い切らなくても10ドル分まで飲み物の持ち帰りが出来ます。
それにいつもお世話になるフルート奏者、ホアキン・オリベロのバンドもいつもながら面白かったです。コーラスのエリザベス・ルバルカバ、ホント将来が楽しみなんですけど。