鈴木宗男氏の手記を読んで 5 agosto 2005
ずっと前からマスコミの偏向報道のひどさに問題を感じていた、鈴木宗男氏の手記を読む機会に恵まれました。
彼の立場を考えれば、どこかへ逃げるはずもないのに、一年以上にも渡って東京拘置所に拘留されていたそうです。
さぞかし大変な事だったなと思いました。
私も彼が何をしたのか、真実は知りません。が、しかし、まだ控訴審中であり、罪の確定していない人を「悪」と断じてしまう多くのマスコミや、それをそのまま受け取ってしまう大衆には非常な不安を感じます。まして疑惑のみで興味本位に叩かれ始めた当時の偏向報道と大衆のそれに対する反応は、立憲国家日本のものとしてはあまりにもひどかった。
心象に左右されずに今、事実のみを冷静に判断の材料とすれば、そもそものスキャンダルや、一審での検察側へ一方的に有利な証拠採用のあり方などは不当であるかなとも私は思いました。
「反乱」鈴木宗男-ぶんか社