「ナショナリズム」 16 agosto 2005
自分を大切に思う事。
お父さん、お母さん、兄弟・・家族を大切に思う事。
友達を大切に思う事。
恋人を大切に思う事。
クラスを大切に思う事。
地域を大切に思う事。
国を大切に思う事。
地球を大切に思う事。
すべて気持ちの向きは同じですね。
なぜ国を愛する気持ちだけが「ナショナリズム」と呼ばれて否定的に捉えられなければならないのですか。
国を愛する心を忘れて世界に夢を馳せても、それはいびつな形だとは思いませんか。
気持ちというのは、自分を中心点として間断なく波紋のように外界へと拡がってゆくのが、円満で、美しいかたちではありませんか。
自分の生まれ育った故郷や国の事を大切に思うのは、そうしないよりも自然で健全な事ではありませんか。
そんなに私たちの国、日本は愛するに値しないものなのでしょうか。
オリンピックやサッカーワールドカップの応援に垣間見える健全なナショナリズムを感じる時、私は少し安心します。