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真の平和主義者は 7 oct. 2005

「愛国心」という言葉はまだまだネガティブにとられやすいが、しかし、「愛国心」を持っている人こそは真の平和主義者であろう。親兄弟、隣人を愛し、郷土を愛し、ひいてはそれが世界平和を願う心にまでつながるとき、そこまでの道筋に「国を愛する心」も欠かす事は出来ないであろう。愛する心は、自分から周囲へと波紋のように広がるはずだからである。 「改憲」・・これを唱えると、戦争を愛する人のように思われがちであるが、逆にこれもまた、憲法九条を変えようとする人たちの中にこそ、真の平和主義者が多いのではないだろうか。戦争を防ぐ為の方策をとるのには、やはりなにがしかの力が必要なのではないか。平和のための、力を伴わない発言は、現実の苛烈な国際社会、必ずしも道理が通らない国際社会では無意味である。私たちはそれを見てきている。イラク侵略、チベット、ウイグル民族の事・・・その他諸々のそれら出来事は、平和を保つ為には彼ら侵略者と対等のパワーを持たなければ、それを保つ事が出来ない事を教えてくれる。 また、国が軍事力を持てば、すぐにでも他国への侵略を始めるかのようにまちがった観念が一部でまかり通っているが、長らく侵略を行っていない軍隊も世界には多い。「優秀な軍事力を持つ」という事は、平和を保つための、侵略に対するもっとも堅実な「抑止力」である。

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