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スティック(ばち)の選択・後編 30 oct. 2005

前編に続いて今回はスティックの形状による音の違いを。
形状の違いによるスティック選びのポイントは主に4つあります。
1.長さ。常識的な範囲では、長いものほどパワーが出ます。が、長いと同時に取り回しづらくなり、繊細さには欠けてきます。
2.太さ。直径の太いものは一般的に音も太くなります。余り細いと太鼓類が鳴りきらないかもしれません。また、あまり太いとライドシンバルの音が響き過ぎてしまうかもしれません。直径14~16mmの範囲くらいから自分にあったものを選んでおくと無難なように思います。
3.テーパーのかかり具合。テーパーのかかり具合が緩やかで長いものは、より良く弾むので細かなテクニックは使いやすいかもしれません。テーパーの急なものはチップに重さが乗るので、よりパワーが出ます。
4.チップの形状。チップの形状はこれだけでも結構深く、細分化出来ます。ナツメ型、ティアドロップ型、丸形、その他、それからそのチップの大きさ。丸いものは均質な音質がより簡単に得られますし、細長いものは打面に当てる角度によっての音色の違いが得やすくなります。細長いものはチップの面積を広くとって打面に当てれば、よりパワーを得やすく、逆に鋭角に当てれば、鋭い音も得やすい。また、同じ形状のチップでも、大きさによって音色はかなり変わってきます。ツブが大きければパワーは増しますが、雑にもなりやすい。
ざっと以上のような感じかと思いますが、ステッィクの握り具合(手との接地面積)、グリップによる重さののせ方(フレンチ、ジャーマン等)、スティックのどの位置に運動の支点を作るか・・・等によっても相当カバー出来ますし、スティック選びは奥深く難しいものです。
また同じ材質でも木は生ものですから、目の詰まり方や木目も一本々々違いますし、そんなところも要チェックです。節とか、曲がり具合とかに注意する事は言うまでもありません。
基礎練習で使うものには特に注意して左右同じものを選んで下さい。ステッィクのもっている音程なんかも重要です。道具が同じでないと、左右の手の運動や感覚を同等にする練習は出来ませんから。
前編はコチラ→https://kojifujita.com/blog/archives/2005/10/27_oct_2005.html

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