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フォルタレーザへの長い旅 28 abril 2006  

そういえば一昨日、宿の女主人に宿泊を短縮する旨を伝えたら、宿泊代がキャンセルした分全額戻ってきた。
この信用のおける宿はポウサーダ・グローリアといい、ツーリストインフォメーションから1ブロック奥、ラランジェイラス通りに面して建っています。
オロドゥンの学校の二つ隣。
1泊5人部屋を一人で借り切って1日30ヘアイスです。
旅をしていると出くわすのは大抵は良心的で良い人と決まっている。
悪い人は0.1パーセントもいない。
これらの事実が、私を以て深く人間を信じさせる。
黒人については色々と言われるけれど、やはり良い人の方が圧倒的に多いのはまちがいない。
この宿、ポウサーダ・グローリアの女主人も黒人だ。
本日でこの街を散歩するのも最後となるので、歩いていけるところはくまなく歩いてまわる。
この街を散歩するのは最高だ。
あちこちに美しい教会があり、また坂の多さがその街角を絵にする。
この街が本場というカポエイラを見てビリンバウの音を聞くのも、これが最後だろうか。
奴隷市場のレストランでカポエイラをする子ども達
奴隷市場で見かけたカポエイラ.jpg
夜になって、いよいよ宿をあとにする。
ペロウリーニョ広場を下って右に折れ、あまり外国人のいない街角でタクシーを探す。
地図を見るとホドビアリア(長距離バスターミナル)までは、公共のバスが通る海側の道よりもこちらからアプローチした方がずっと近い。
首尾良くタクシーを拾う事が出来た。
とても感じの良い運転手で、始終話しかけてくる。
外国人を乗せるのは初めてだと言っていた。
やはりこちらの通りでタクシーを拾う観光客は少ないようだ。
丁度帰宅ラッシュと重なり、道路は大渋滞。
車は中々前に進まない。
20時のバスに乗る人は、18時過ぎの渋滞に気を付けた方がよいだろう。
しかしラッシュ時間、ブラジルでの車の運転には鬼気迫るものがある。
わずかな隙を狙っての割り込み合い。
また、そうはさせまいとする防御。
運が良い事に?私が乗ったタクシーの運転手はたいへん割り込み上手だ。
早めに宿を発ったので、バスの出発時間には余裕で間に合う時間になんとかホドビアリアへと到着。
タクシー代は17ヘアイスだったが、渋滞がなければ12ヘアイスほどで済むのではないだろうか。
さて、バスは定刻20時を30分ほど過ぎて出発、予定ではこれから約千キロちょっと、21時間の長旅である。
千キロといえば、私の住む千葉からは九州の入り口、門司くらいまでの距離である。
これを丸1日かけて走り通さなければならないのだから中々ハードだ。
隣に子供連れの女性が乗ってきた。
なんと、子供ととはいえ、一つの座席に二人で座るらしい。
案の定、足やら荷物やらこちらへとはみ出してくる。
やれやれ。
バスのシートには足台があり、また背もたれも深く倒す事が出来、中々快適である。
毛布も付いているから全然寒くない。
これは熱帯地方のバスでは非常に重要な事だ。
大抵冷房が効きすぎているからだ。
真夏の気候の中で真冬のように車内を冷やし、その中で嬉しそうに冬服を着て過ごすのが熱帯を走る長距離バスの常である。
コーヒーや水も飲み放題でトイレも付いているから、何かと安心。
バスは何時間か毎に、休憩のための停車をはさむけれど、これが10分と言えば20分、20分と言えば40分間必ず停車している。
このままのペースでは、まず定刻には着かないだろう・・・。

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