バスで大移動 29 abril 2006
昨晩20:30頃バイーア州サルバドールを出発したバスは、朝6時頃ペルナンブーコ州のペトロリーナとかいう街に着いた。
天気は曇り。
手持ちの地図にも乗っていなくて、ここはどこなのか乗務員さんに尋ねてみた。
ペルナンブーコ州ペトロリーナ市のバスターミナル
この街で隣の母子は降りていった。
11:40にBrejo Satoという、セアラ州の街、そして12:10にMiraglesという街のドライブインに到着。
Miraglesのドライブイン
フォルタレーザへと近づくに連れて天気が良くなってくる。
セルタンと呼ばれる乾いた土地のせいか。
セルタンではたとえ海岸地帯が雨期だとしても乾燥した気候が続くと聞いた事がある。
暇つぶしにドライブインの土産物屋など冷やかしてみると、CDのコピーされたものが1枚4ヘアイスで売られている。
こんなに堂々と違法コピーの商品が売られているのを目にするのはシンガポールで以来かもしれない。
しかし、この辺りは幹線道のはずなのに非常に道が悪い。
すれ違い困難な場合もあり。
千キロに21時間かかるのも納得である。
景色はいつの間にか乾燥地帯のそれとなり、短めの草が茂る草原の中にポコポコと熱帯の低木が生える。
セアラ州セルタンの田舎町
乾きめの景色
ずっと草原が続く
到着予定時刻の17時を過ぎてもなおサバンナの中をバスは走り続ける。
人口192万の大都市が現れる気配はまったくない。
20時くらいになってようやく夜空に赤味が差し始める。
到着は近そうだ。
除々に道が広くなり建物が増えだし、その予感は確信に変わる。
21時。
予定時刻を4時間過ぎ、25時間かけてようやくフォルタレーザへ到着。
まずは次の目的地、ナタルへの切符を買ってしまい、それからタクシーを探す。
ツーリストインフォメーションは時間が遅いせいか見あたらなかった。
目星を付けたホテルはあったのだが、タクシーの運転手が良いホテルを知っているというので、走るにまかせてみる。
旅は予定外の出来事の方が面白いし、こうして土地の人の意見に耳を傾ける事はまた正解である事も多い。
当初泊まろうと思っていたイラセマ地区ではなく、メイレレス地区の一番イラセマ寄りに建つホテル、名前はなぜか「バーデンバーデン」。
その名前はどこかの温泉施設のようでもあるが、1泊60ヘアイスが運転手の紹介で55ヘアイスに。
エアコン、TV 、冷蔵庫、電話、それにカフェダマニャン(朝食)付き。
若干狭いものの、今まででの中では格段に快適な設備の宿、エアコンのおかげで乾いた空気がありがたい。
なるほど、カナさんが言うようにホテルも悪くないなと思った。
ちなみにベッドは広い。
着いて早々、23時頃雨の中フォホーを聴きにイラセマ地区へと足を運ぶ。
が、途中で宿へと引き返す。
なんだか体がだるかった。
今、外は暴風の大雨。
行かなくてよかったのかも。