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フォルタレーザ、ピラータで見たフォホー 1 mayo 2006

本日、今までと打って変わっての快晴。
この良い天気にたまらず、きれいとの評判高い、フォルタレーザ郊外にあるフトゥーロ海岸へと行ってみる事にした。
中でもホテルのフロントで一押しのクロコビーチというところに。
お世話になったホテル「バーデン・バーデン」の入り口
ホテル「バーデン・バーデン」の入り口.jpg
オニブス(公共バス)に乗る。
オニブスとは行ってもフォルクスワーゲン・ワゴンの小さなもので、51番のバスがフトゥーロ海岸行きとなっている。
30分程も走っただろうか、クロコビーチへと到着。
海岸は平日にもかかわらず、海水浴客で大賑わい。
私も早速泳いでみる。
ところで、ここの海岸は本日、殊の外波が荒い。
サーフィンには向くだろうが、泳ぐにはまったくもって不向き。
見た目はきれいで、また海水も実際きれいなのだろうが、この荒波のせいで砂が巻いてしまい、海中の視界はまったく利かない。
私は魚やその他海の生き物を見ながら泳ぐのが好きなので、これは残念。
そんな事からわりと短時間で引き上げ、今度はお膝元、メイレレス海岸で泳いでみる。
メイレレス海岸
メイレレス海岸.jpg
こちらメイレレス海岸の方が波は穏やかだが、砂粒はより細かく、やはり視界は殆どゼロに近い。
適当に何百メートルか泳いで早々に切り上げる。
メイレレス海岸に立つ近代的なコンドミニアム
メイレレス海岸に立つ近代的なコンドミニアム.jpg
着岸の際、ちょっとした岩場があり、右手薬指を切った。
血が止まらない。
しばらく血が流れるにままに任せて消毒代わりにした後、強く押さえ込んで止血。
岩場混じりの海岸では思わぬ大ケガをする事があるので十分な注意が必要である。
今回は大したことなかったけれど。
波の力は意外なほど強く、その勢いで尖った岩に身体ごと打ち付けられたりしようものなら、まるで刃物で切ったかのようにパックリと深い傷を負う。
以前、マレーシアのリゾートでスポーツサンダルを履いていたにもかかわらず、覆われていなかった土踏まずをの部分をパックリと切り、まったく血が止まらずにビビッた事がある。
それ以来、岩場が混じる海岸では短い靴下の上にスポーツサンダルを履き、しかも上半身はTシャツを着たまま泳ぐようにしている。
フォルタレーザに来て初めてアンタルクティカという銘柄のビールを見かけたので飲んでみた。
これは特に印象には残らなかった。
あまり好きなタイプではなかったように記憶している。
アンタルクティカ
Antarctica.jpg
夕方、海岸通りに出てみると思いの外、人が多い。
ウォーキングやジョギングする人で賑わっている。
それに夜市も立つようだ。
フォルタレーザは日中陽射しがとても強く、また暑いから、人々は夕方になると街へと繰り出すのだろう。
夜の海岸通り
海岸通りの賑わい.jpg
道すがらカポエイラの演舞を見た。
また、民族衣装のようなものを着て演奏しながら練り歩く賑やかな団体にも出くわした。
民族衣装の団体
民族衣装の団体.jpg
道を練り歩く太鼓.jpg
夜、ホテルのフロントでも、今夜どこかでフォホーのライブはないかと尋ねてみた。
すると、「ピラータ」と、ツーリストインフォメーションで聞いたのと同じ名前が出てきたので安心する。
やはり何かこの月曜の夜にはすごいライブがあるようだ。
何時から?と聞くと22時頃かな?と言うのでそれくらいの時間に合わせてピラータのあるイラセマ地区へと出かけてみる。
ピラータのあるイラセマ地区歓楽街
ピラータのあるイラセマ地区歓楽街.jpg
いざ行ってみると、開演は23時からと言う。
仕方なくそれまで埠頭で時間をつぶす事にする。
こういったお店の中はたばこの煙が充満しているので、出来ればあまり長居したくないのです。
たばこの煙と言えば、ライブハウスで演奏していても喫煙者が多いと翌日喉が痛くて、しかも声がかすれて出づらくなります。
嫌いなだけではなく、実際弱い。
ピラータの向かいにもフォホーをやるお店がありましたが、当初の予定通りピラータに入ってみる。
ここで聴いたフォホーは素晴らしかった。
キックはキューバンサルサと殆ど同じ場所を踏む。
また、時々踏むイレギュラーなアクセントもキューバンサルサとまったく同じ場所にはまってくる。
まず、このシンコペートした感覚が心地よい。
ベースは時折アタマも刻み、この自由なベースラインもよい。
キレの良いサンフォーナ(アコーデオン)の演奏の上で、シンプルなハーモニーのコーラスがよく調和する。
トライアングルはフォホーの場合、どうやら必ず「チキチー、チキチー」とオープンにして刻むようである。
今のところ聴いたものはすべてがそう。
教則で扱われるバイオンのリズムの場合、「チーチキ、チーチキ」と表オープンもアリと記述されている事もあるけれど、どうも実際には「チキチー、チキチー」のみのようである。
ふと、ベネズエラ修業時代にその筋のプレーヤー達とラテン打楽器の第一人者と評されるアレックス・アクーニャのビデオを観たときのことを思い出した。
その時はビデオの中でベネズエラのリズム「クーロ・エ・プーヤ」を扱っていたのですが、「なんだアレ、ちょっと違うぞ」って感じでメンバー一同ざわざわしながら観ていたのをよく覚えています。
・・・とにもかくにも、大変満足して会場をあとにするのであった。
帰り道、フロントで気をつけるように言われていたので、街角に立つ娼婦を注意深く避けながら少し遠回りだけど、海沿いの明るい道を通って帰る。
それでも捕まってしまいましたが・・・。
この街の娼婦は遠くから大声で呼びかけてくるので、まったく風情というものがない。
なんとか無事に宿へと帰り、就寝する。

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