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音楽の街、ラパ(リオデジャネイロ) 13 mayo 2006

今日はまずサンクリストバンのフェイラへと行ってみる。
このフェイラは毎週催され、リオに住むブラジル北東部出身の人達の手によるものである。
サンクリストバンのフェイラという名前からあまり深く考えずにメトロもサンクリストバン駅を降りて歩いて会場を目指したものの、これはかなりなロングアプローチとなってしまいました。
しかも途中道案内もなく、会場がどこにあるのか少しわかりづらいです。
本当は2つ手前の地下鉄エスタシオ駅からバスを乗り継いでいくのが良いようです。
歩く途中、定食屋があったので寄ってみた。
こちら、ブラジルの定食にはご飯と豆のスープが必ず付いてくる。
今回の定食はそれに鶏肉のフィレとポテト。
さて、会場に着いてみると、まだお昼のせいかライブは弾き語りなどが目立ちました。
CDやDVDが街中で買うよりもかなり安かったので、ここで大量に購入。
おまけにCD2枚と帽子を付けてくれました。
サン・クリストバンのフェイラ前、入り口に立つルイス・ゴンザーガ像
ルイス・ゴンザーガ像.jpg
その後、夕方は本日もモダンサウンドへと出勤する。
サックスなどもまじえたライブは、洗練されたボサノバやサンバのものでした。
このお店のPAはとても上手だと思う。
全体にフラットで滑らかな音作り。
ドラムに目をやると、シンバルやハイハットをRODEのNT3か、AKGのC1000Sで拾っていた。
へぇ、ライブであんな風にコンデンサーマイクで拾えるんだ。
コンデンサーマイクは低域から高域まで広いレンジを収音してくれるし、少しくらいマイクから離れたり逆に近づいたりしても滑らかに収音してくれるので、もしライブで使えるものなら大変有り難いものなのである。
音をよく拾うだけにハウリングをも起こしやすいので、それを嫌ってライブではこれらコンデンサーマイクを使わずにいたのだけれど。
これらのマイクはうちのスタジオにもごろごろ転がっているので、今度機会があれば使ってみようかな。
その他、ちなみにTOM類にはシュアのSM58、スネアにはSM57を使っていました。
一度宿へと戻り、夜は夜の繁華街ラパにあるカリオカ・ダ・ジェマという店に行ってみる。
昨晩行ったサクリレジオの隣にあるお店です。
23時頃まで続いた前座演奏の後、23:30から、より大編成のバンドが登場。
打楽器隊3名、フルート1名、弦楽器3名の編成。
打楽器はスルドーの人にパンデイロの人、それに何でもアリの人がいた。その奏者はジョバンニコンパクトコンガなども使っていました。
演奏はとても良かった。
ところでサンバやショーロにはベースが滅多に入ってこない。
ギターの人がベース音も弾いている事が多い。
今日も立ち見だったが、心得て人混みを避け、階段を少し登ったところでステージを見ていたので、その高さが幸いして演奏している姿もよく見る事が出来た。
全て有名な曲なのだろう、会場で踊っている人達も一緒に歌っている。
しかし女性の踏むサンバのステップはとても素早い。
この特別なステップはどういった起源を持つのか興味は尽きない。
立ちっぱなしには非常に弱いので1ステージ堪能して会場をおいとまする事にする。
しかしラパはすごい。
帰りがけにもあちらこちらのお店から生演奏の音が聞こえてくる。
コパカバーナやイパネマには名店も多いが、ラパ地区のようには密集していない。
ここにはサンバはもちろんの事、サルバドールで聞いたような太鼓音楽の音、それにフォホーの店もある。
フュージョン系サンバのインストルメンタル、ドラム入りのサンバを聞かせる店もあった。
コパカバーナのホテルからは若干行きづらいが、音楽好きには是非ラパ地区に行ってみる事をお薦めしておきたい。

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