なんとか無事に日本へと帰国! 20 mayo 2006
本日成田は雨、23℃との事。
1ヶ月ぶりに乗る超大型飛行機。
カナダ上空に入った辺り、非常に気流が悪く、頼んだダイエットコークをコップにつぐ事が出来ない。
ブラジル滞在中に見聞した音楽を振り返ってみれば、フォホー(バイオン、ショッチ)、コーコ、アシェ、アフォーシェと呼ばれるアフロパーカッションを中心とした音楽、カンドンブレ、ビリンバウを使ったカポエイラの音楽、トリオエレトリコ、マルシャ、素朴なものからソフィスティケートされたものまでのサンバ、パゴージ、ボサノバ、ショーロ(ショリーニョ)、フレーボ、カボクリーニョ、カリンボ、それになぜかレゲエにロック。さらには南インドのパーカッション、ガヴァオやケンジーラの演奏、それにジャズまで。
興味のあったレシフェのマラカトゥこそ見る事が出来なかったが、これだけのものをいちどきに見る事が出来て、大変満足している。
この1ヶ月の間にブラジルで見聞した事は、これから先に続く創作活動の大きなエネルギーとなるに違いない。
今回色々と情報やアドバイスを頂いた青木カナさんにはこの場でも厚く御礼申し上げたい。
フォホーの音楽は特に気に入った。
それkらショーロ。
サンバももちろん素晴らしいけれど。
こうして日記を不眠で書き続けて、フライト最後の食事時間を迎えた。
以降の鈍くなったアタマで何も考えずに出てきた言葉は「Cafe, por favor(コーヒー下さい)」、スチュワーデスに日本語で「お砂糖、クリームはお付け致しましょうか?」と聞かれているのに「De Negro(ブラックで)」。
その時は自然だったのですが、すぐ後でやっちまったと思いました。
スペイン語は私にとって完全な第二言語だ。
もちろん不足や間違いは多いけれど、自然に口をついて出てくる言葉は、やはりこの日本語かスペイン語。
もうしばらくはボケるかもしれません。
(あとでキューバ人から電話もらった時には「ベルダージ」とか、ボケてました。)
あと一時間半で成田到着です。
18日夕方リオを出て、こうして20日午後に成田に到着。
足かけ3日もかかるブラジルはやはり遠い国だ。
強盗に遭った事でこうしてチョー余分な仕事が増え、仕方なくそれでも一心不乱に少しでも記憶の新鮮なうちにと日記を書き続け、そんな中にも良い事はあった。
隣の座席に座っていたカワイらしい韓国の女子大生、リー・ミンオクちゃんから「ライターさんですか?」と声をかけられ、仲良しになった事!
今度は釜山にでも行ってみるか。
なんて、まずはしばらく日本で頑張らなければ、と気持ちを切り替えるのであった。
-藤田浩司のブラジル音楽旅行記- 2006年4月19日~5月20日