キューバという国 10 agosto 2006
キューバっていうと、どうもおっかない国ってイメージを持っている人が多いようです。
実際怖い面もあるにはあるのでしょう。
確かに政治的には共産党の独裁で明らかにヘンですしね。
しかし、この政治体制でさえ、実際にキューバに来てみると「明るい共産主義」って気がしちゃいます。
江戸時代の五人組みたいな監視組織はあるけれど、結構仲間内で和気あいあいとしているし、あまり監視組織っていう厳しさは感じない。
政権に批判的な発言は御法度だから、その点息苦しいけれど、そのかわり警察官が多いからこの国の治安は抜群に良い。
治安の良さは例えば夜中に女の子が一人歩きしても大抵大丈夫だろうってくらいです。
音楽は底抜けに明るいし、ビーチも素晴らしい。
ハバナやサンチアゴ・デ・クーバのような大都市では特に音楽が街中に溢れていて、これほど盛んで、しかもクオリティが高いのはしいていえば米国のニューオーリンズくらいか。
そのニューオーリンズ、バーボンストリートも壊滅してしまったらしいけれど・・・。
ビーチの素晴らしさは世界の名だたるビーチリゾートとキューバの誇るバラデロを比べてみればよいだろう。
これほど静かで水の綺麗なリゾートはそうそうないはずだ。
ただしホテルのレストランでのご馳走には期待しない方が良いかもしれない^^;
キューバで美味しいのはなんといっても家庭料理。
さぁキューバ人の友達をつくり、ナントカして家庭料理を頂こう(^^)
キューバの料理については色々な人が色々な事を言うけれど、個人的には豚肉を使った料理が秀逸だと思う。
キューバの豚は野生に近い状態で飼われているらしいのだけれど、そのせいか、とてもうまい。
物価は二重経済で、国民用のものをうまく手に入れる事が出来ればとても安いけれど、外国人料金は物価高めのその他の国と対して変わらないかな。
とはいえ、この国の制度はしょっちゅうかわるので、常にアンテナを立てておく必要がある。
法律もしかり。
なぜか様々なルールが猫の目のようにかわるので、細心の注意が必要だ。
いずれにしても行って快適、楽しい国です。
ツーリストカードも大抵の場合、経由国の空港カウンターで取得出来ますよ。
などと言っているうちにカストロが引退したとか???
政治体制が変わると、この楽園の島も、もうどうなってしまうのか読めませんね。
今、述べたような事は全て過去の夢物語となってしまうのでしょうか。