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雷雨 3 oct. 2006

朝から雷雨。
今回のティオマンは雨も多い。
一般にここのシーズンは10月上旬まで、と言われているから、少し早めに雨期が訪れてもおかしくはない。
隣りのカップルは、到着した昨日が大停電で今日が大雨では少し気の毒に感じた。
ソニーのMDレコーダー、MZ-B10の充電池はついに寿命を迎えた。丸13日間もった事になる。
試しに切れたと思った電池をLEDの懐中電灯に入れてみたら、まだ結構明るい。
充電池も休ませると若干は復活するようです。
雨は止んだものの、空はどんよりと曇り、海の波はうねる。
これは泳げそうにない。
仕方ないので、腕立て腹筋でもしてしのぐ事にしよう。
レストランでロティチャナイのプレーンとパイナップル、それにオレンジジュースを注文する。
持ち帰りのそれと特に変わるところはない。
今日は一日中天気が悪いものとあきらめていたら、11時を過ぎる頃から急速に天候回復して晴れ出した。
島の天気はどうも一日の変化が大きい。
桟橋から観察すると、クラゲもいないし(一匹も!)、水も澄んでいる。
なので、本日も泳ぎに行く事にする。
ここのところお気に入りになってしまったサランサヤンリゾート前の海岸。
入ったとたんにコバンアジがいた。
クラゲが一匹もいなくて、超快適。
あちこち泳いでまわる。
湾の一番沖までも行ってみたが、左に見える岬の突端を越える事は何か一線を越えてしまうような気がして、それは出来なかった。
珊瑚は岬の突端の方まで続くが、岸に近い方は死珊瑚のガレ場になる。
色々な種類の魅力的な魚が群れ遊んでいて、残念ながらいちいち覚えきれない。
そんな中で、カンムリブダイの群れに遭遇した。
中には一匹が1mを越える大型魚の群れが浅瀬を泳ぎまわる姿は壮観である。
泳いでその群れに付いて行く。
カンムリブダイを見失わないように捕捉しながら一緒に泳ぐにはほぼ全力でないとダメで、そんなに長時間はスタミナが持たない。
今日はクラゲがまったく!!!いないので、得意になってクロールで泳いでも大丈夫。
何回も力尽きるまでカンムリブダイを追いかけまわす。
しかし、今日はこのカンムリブダイを何度も目にした。
場合によっては足が立つほどの浅瀬をも泳ぎまわるので、時には水面を通してその泳ぐ姿を捉えることも出来た。
あれだけ大きい影が水中で動くのは迫力がある。
ウミガメ。
サランサヤンリゾート前の海は浅い場所が続くから、一度ウミガメを見つけると10分も15分も一緒に泳ぎまわることが出来る。
ただしウミガメの泳ぎはゆっくりなので、体力を持て余し気味になる。
とはいえ、なかなか見られるものでもないし、しばらくウミガメを追って泳ぐ。
ウミガメは基本的には低層を泳ぐが、時おり中層まで浮いてくる。
たまに珊瑚の陰で何か食べているようだ。
ずっと見ていたらシュノーケリングしているカップルが寄ってきた。
男性がウミガメを捕まえに潜る。
おいおい・・・。
フィンを付けると人間、ものすごい泳力をみせるものだ。
しかし、ウミガメは捕まらなかった。
あんな風に刺激するものだから、ウミガメは沖に消えてしまった。
ちぇっ。
そんなこんなで約2時間泳ぎっぱなし。
いったい何キロ泳いだのかは定かではないが、相当な距離をかせいだと思う。
なんだか今日は全然疲れない。
部屋に帰ってからもつい、しつこく腕立て腹筋。
いい感じだ。
体力を取り戻すという目標はひとまず達成された感じ。
詞も12作、インストで曲は10作、その他、今回作った歌詞にもいくつか曲を付けた。
ピアニカも相当練習したし、まぁ時間をかけた分有意義な休暇になったと思う。
こういう時間が次のステップのためには必要なのだ。
ティオマン島滞在はあと二日を残すのみ。
ビールを1本空け、少し桟橋の方まで散歩した後、再び泳ぎに出かける。
泳ぎ始めると早速再びカンムリブダイ、別名バッファローフィッシュの群れを見つけた。6匹いるうちの一番大きいのに目を付けてムキになってトコトン追いかけてみる。
ヤツの珊瑚を食べる振動が私の体にも響く。
何しろダイナミックな口をしている。
いくら肉食じゃなくてもちょっと怖いくらい。
正面から横から後ろから、存分に観察する。
泳ぎで引き離され、捕食の時に追いつく感じだけど、多分今回は10分以上捕捉出来ていたと思う。
クラゲがいないと思う存分泳げ、快適だ。
さすがに疲れたが、その後沖の方へ行ってみる。
もうウミガメはいない。
カマス、別名バラクーダを初めて見た。
マスにも似てスマートだ。
とはいえ、サヨリよりはずっと体高がある。
1時間半くらい泳ぎっ放しの後、部屋に戻る。
今日の泳ぎはこれでおしまい。
もう17時だ。
帰り際とか、素肌をさらして浜を歩いていると、何か得体の知れない虫に喰われる。
はじめブヨかと思っていたが、どうも違うようだ。
多分もっと小さい虫。
9~10月にサランに来たのは初めてだけど、この時期のこの場所だけにいるのだろうか。
それとも今年が特別なのか。
6~7月のサランにはこんな虫いなかったし、また今と同時期、9~10月のパヌーバにもこんな虫はいなかった。
なんだろう。
喰われるとブヨのような症状を示し、数日間とても強いかゆみが続き、またコブのように腫れる。
本日、日中は全然ではないけれど、大した練習もせずに大半をビーチで過ごしてしまった。
こんな条件の良い日は今までの経験からいって毎回2週間に2度程しか訪れない。
ほぼ一日よく晴れて、風がなく波穏やかで、海水に濁りがなく、しかも一匹のクラゲさえもいない日。
乾燥地域のメキシコ、カンクンビーチやキューバのバラデロ海岸ならもっと条件が安定しているけれど、ここティオマンはもう少しウェットな気候だ。
まあカンクンやバラデロでは、ツアーにでも出なければ珊瑚礁は見られないだろうけれど。
今、興味があるのはメキシコのコスメル島。
いつか寄ってみたい。
ビールをもう1本開ける。
ピアニカを練習するが、やみくもに吹くだけではなく、思いついた曲のコード進行に沿って分散和音を滑らかにつなげる練習をしてみた。
今はなぜかオングリーンドルフィンストリート。
桟橋脇にある、ちょっと洋風なレストランは他の飲食店が閑散としている中でも、なぜかいつも流行っている。
秘密は砂浜のテーブルにほのかな灯りがともり、雰囲気が良いせいかと思っていたが、どうもサラン村で唯一、お酒を飲みながらご飯を食べられるレストランだからではないかという気がしてきた。
前言撤回。
今夜初めてインダーのレストランでビールを飲んでいる人を見かけた。
メニューには載っていないものの、どうやら頼めばどこからか出てくるらしい。
出てくるのはみんな決まってシンガポールのタイガービールだ。
しかし今回の宿、サランインダーリゾートのレストランは今夜も活気がない。
お客さんは海に面した一番外側の席のみ。
そういえば大体いつも夜は20時頃ご飯にすることが多いが、この時間にはいつも決まってTVで長めのニュース番組がある。
ニュースは20時から30分間流れるようだ。
今夜も風が非常に涼しい。
サテーを頼んでみたが、今日は準備がなく、出せないらしい。
週明けには、何かとサービス停止が多く不便を感じる事が多い。
ベジタブルカレースープの味はいつも通りに戻った。
いつものように桟橋を散歩。
子供達がイカをなぶっている。
イカの足を指に絡めて引っ張り、ちぎっている。
彼等が釣ったイカのようだ。
年長の子が手に糸と針のみの仕掛けを持っている。
今晩は係留されている船がなく、桟橋の灯りが遮られずに海面に届くから、そこにすごい数のイワシが群れている。
が、これを狙う釣り人はいない。
部屋への帰り道、ゴツっと音がして椰子の実がすぐ隣に落ちた。
これに万が一直撃されたらタダでは済まないだろうな。
しかし、それは十分に起こり得る事でもある。
月は半円からかなり膨らみ始めた。

藤田浩司-koji fujita-

DrumStudio LA FIESTA


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