アバナ・ビエハ(Habana Vieja) 18 junio 2007
今日は初めて朝から雲一つない快晴。
写真:宿の部屋からの眺め
宿のあるセントロ・アバナ(新市街)から世界文化遺産の街、アバナ・ビエハ(旧市街)へと海沿いに延びるマレコン通りを歩いて行ってみる。
道行く途中途中に今日も声がかかりまくる。
大体が物売りか、外国人相手に英語の練習をしたい人だ。
物売りはともかくとして、せっかくカナダを抜けたのだから英語は勘弁してほしい。
旧市街までは歩いて30分ほどだ。
すでに何度か来ているからこれは見慣れた色でもある。
とはいえ滅多に来ない旧市街。
今まで商業の中心は23通りの辺りかと思っていたけれど、今日歩いてみた印象では、お店の賑やかさでは旧市街の方が上のような気がする。
あちこちお店を冷やかしてみるが、相変わらず棚に物はない。
ショーウインドーのチープさといったら、訪れた事のある他の国ではまずお目にかかれないものだ。
今日は授業が休みだという大学生のカップルから声がかかった。
法科のミゲールと経済のエリサベス。
彼らとは3度ばったりと街中で会い、その度に会話が弾んだ。
しかし今回彼らには学生だと思われたが、最近ではそう見られない事も多い。
残念な事だが、やはり誰にでも等しく老いはやってくる。
とりあえず天気が良いから世界遺産の街で写真を撮りまくってみた。
今日は一日中、夕方までよく晴れたな。
夜、といってもまだ薄明るい20:30に宿を出て、ビアスールのバスステーションへと向かう。
$6だって言うけれど、荷物重いし、ま、いいかって感じ。
昨日行ったセメンテリオ・コロンの脇を抜けてタクシーは進む。
どうもキューバ人の間できれいな街として人気があるのはシエンフエゴスのようだ。
大抵話題に上る。
今また、タクシーの運転手もシエンフエゴスはトリニダ以上だと推薦していた。
さて、20分もしないうちにタクシーはビアスールのバス停へと着いた。
写真:ターミナルの待合室
預け手荷物の重量制限が課されていてちょっとビビる。
20kgまで。
超過料金を払うのもなんだかバカらしいので、手持ちのリュックの方へ若干の荷物を移す。
街中のCubaturでもらった引き替え証を券売カウンターで提示して、粗末な藁半紙に印刷された紙屑のようなチケットを受け取る。
手荷物はすぐ隣のカウンターで預ける事。
その先、ちょっと階段を上がった待合室からは快適な涼しさだ。
これら中南米の長距離バスの寒さには毎回ノックアウトされているので、今回は着るものや身体を覆うためのタオルなどを多めに用意してきた。
さて、どうなるのだろう。
いやいや、快適だと思っていた待合室の温度も寒く感じ始めてきたぞ。
いつものようにビアスールのバスは定刻通り22時に発車した。
このバスはほぼ時間に正確に動く。
車内では冷気が鼻に痛い。
この感覚は真冬に就寝する時の、室内で暖房を切ってしばらくたった時くらいの温度だろうか。
この日の為に持参した大きめのタオル2枚がとても役に立っている。
膝掛けとマフラー代わりにすれば結構暖かい。
Tシャツ、半袖シャツの上にさらにもう一枚薄手だけど長袖のシャツを着る。
22:30現在、なんとかこの寒さをしのぎきれそうな予感。
そう言えば今回、初めてフロールと会わなかったな。
ちょっと明る過ぎて苦手な女の子。
会いたくないなと思っていても、なぜかキューバへと来る度、必ずハバナの街中でオレを見つけ出すフロール。
もちろんいい娘なんだけど。
小耳に挟んだ。
あのフロールもついに結婚したそうな。
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