パヌーバ(panuba)で初仕事 26 sept. 2007
マレーシアに来て初めての曇った朝。
なんとなく今日も泳ぎは期待出来ない・・・ような気がする。
とはいえ、クラゲは毎日いるものではないから一応入ってみるしかない。
今回のクラゲはティオマンではあまり見かける事のなかった透明なタイプ。
レストランからすぐ脇の浜辺を眺めると、昨日浮いていた葉っぱが今日はきれいになくなっている。
波も昨日よりは穏やかだ。
曇りだけど。
案外クラゲはいなくなっているかも。
とりあえず部屋でファイルを開いてみる。
Music Time Deluxで書いた楽譜は2年くらい前から不調になった。
今回も保存が出来ないのでやる気をなくす。
だからFinaleを買ったわけですが、書いてしまったものを書き直す気にはなれないから、LatinJazzPiano上・下巻とかはなんとか今のプログラムで手直ししたいものだ。
ほんのちょっと手直ししたいだけなんだけどな。
それからVTRと合わせるためのWAV音源をどれが一致するか、探し出してみる。
これも結構面倒だ。
とった時にきちんと詳細なメモを残しておくべきだった。
そんな事をしていたらメイドがやって来たので、桟橋へ散歩しに行く。
10時半を過ぎたら急に晴れ始めた。
着替えて泳ぎに行く。
波が高い。
潜っていると、時折前方の視界を白い泡沫が遮る。
クラゲはいなくなっていた。
一つの個体も見かけないし、チクチクもしない。
桟橋から200mくらい先の、私が勝手にプライベートビーチと呼んでいる浜辺まで泳いでみた。
ここはABCへと抜けるジャングルがある断崖の下だ。
道がなく、泳いで来る以外に到達する手段がないから、滅多に誰もやって来ない。
ちょっとビーチをブラブラして、再び泳いで桟橋へ戻る。
波が高い。
30cm超の大きなアジが、私の泳いでいる下を通り過ぎて行った。
今日も昨日とは別の理由で泳ぐには不適だ。
仕方ないので、またテケッ(tekek)までウォーキングするか。
そういやさっき、弟子からSMS(ショートメール)をもらったようだ。
DIGIから案内のメールがきたものの、どうやってみるかがよくわからない。
ボイスメッセージがあるって案内が来たんだけど、SMSでそんな事できるのかな?
それとも何かのまちがいかな???
121にコールしろっていうから、案内された番号にコールするとヴォイスレコーダーにつながってしまう。
困ったぞ。
再生の案内はない。
現地の人に聞いてみる事にしよう。
しかも国際SMSはもしかしたら2リンギットかかるのかもしれない。
日本ではi-modeの出現以降、SMSはメジャーでないから扱い方がよくわからない。
(後で聞いたら、この時偶然、弟子も同時に電話していて、そちらの方は私の電話のメッセージセンターにつながってしまったようだった。)
泳いだ後にギネスを飲んでみた。
昨日飲んだカールスバーグ・ロイヤルスタウトほどにはアルコールを感じない。
同じ8%なんだけど。
こちらの方がコクがあるって事か。
実を言うと、ここいらへんは贅沢に口に含む程度にして両方を同時にティスティングしたいものだが、貧乏性でどうしてもそれが出来ない。
とはいえ、昼間っから両方いっぺんに飲むと、度数8%では一日が終わってしまいそうだ。
大ざっぱに言ってこれらスタウトにはワインのようなコクがあり、本当の意味での黒ビール、シュバルツにはもっとすっきりとした味わいがあると思うがどうだろうか。
黒系のビールについてはあまり詳しくない。
飲みながらテレビドラマを見ていたら途中で映像が止まった。
テレビ局のせいかと思っていたら、どのチャンネルも映像が止まっている。
おまけに携帯もアンテナが立たなくなった。
どうやら島の回線をつなぐ衛星の不調が原因のようだ。
パヌーバはテレビ付きなのが良い。
サランインダーのシービューシャレーにテレビはない。
ただし、パヌーバのドリアンルームは部屋が2つ、壁一つで隣り合っているから楽器の練習はしづらいが、サランインダーでは同じ建物の部屋2つの間に廊下があって音が遮断されるため楽器の練習はしやすい。
さて、宿を出てジャングルに入ると途中で急に突風が吹き荒れ始めた。
森がざわめく。
ジャングルを抜けた頃、雨がぱらつき始めた。
参ったな。
40分程かけてアイルバタン(kampung air batang)の集落を抜け、次の峠を越え、マリンパーク(taman laut)に出たところで雨宿り。
すぐに本降りとなった。
が、山の上の青空が徐々にこちらへと広がってくるので、もうしばらく待てばまたこちらも晴れてきそうだ。
15分も待っていたら、雨は止んだ。
雲の流れが速い。
遠く、ブルジャヤには陽が当たり始めたのが見える。
ブルジャヤ(berjaya)・・・この有名なリゾート企業は、日本のガイドではどれにも「ベルジャヤ」と載っているけれど、それではマレーシア人が気分を悪くするのでここでは「ブルジャヤ」と呼ぶ事にする。
歩いているうちに良い天気になった。
雨が上がったら、道行く人たちにも活気が戻ったように感じられる。
交通量が多くなった。
ティオマンの空港に飛行機が着陸した。
よくぞあんなに狭い滑走路に。
おもちゃみたいな空港だ。
空港の免税店では2年前にはビールがたくさん売られていたのに、今日はわずかな銘柄があるのみ。
ババリアの大きい缶とか銘柄は忘れたけれどナントカやら・・・キューバのようだ。
セントロの免税店でタイガーを1本飲んだ。
テケッではバイク、しかも50ccのものが多いが、3人、4人乗りが当たり前だ。
あれに4人はすごいと思う。
大人2人に子供2人の組み合わせが多い。
観光案内所にインターネットアクセスがあったのでやってみる事に。
30分5リンギット。
いざ払う段になってみると、ここでは時間を計っている様子はなかった。
ヤフーメールを1通確認。
早くても10月6日頃と言っていたN家の国際電話開通が本日になったとの事。
やれやれ、ちょっと安心する。
こちらから電話しようと思っていたら、その弟子から歩いている途中に電話がかかってきた。
色々と相談。
しかし、イエデンは聞き取り易い!
こんなにも違うのか。
民家の軒先で小さい鹿のような、名前を知らない野生動物を見た。
時間を見計らって今日実技試験のあったYちゃんに電話する。
こちらの思惑もズバリ的中し、しかもベストが出せたようでちょっと安心。
しかし結構いい時間のはずなのに、ABCのレストランはどこもクローズしている。
毎度来る度にいつも行くレストランも、今回はずっと閉まっているところしか見たことがない。
パヌーバに抜けるジャングルの一番手前にあるレストランのみがオープンしていた。
レストランの家族がみんなでご飯している。
聞けば、ラマダンだからこれが朝ご飯なのだと言う。
島のレストランに活気がないのは、どうもラマダンが関係しているような気がしてきた。
ラマダンがいつだかなんて、全然気にかけていなかったけれど、こうしてレストランに活気がないのをみると、いや、この時期ははずすべきだったかな、とも思う。
超贅沢に魚の焼き物などを食べても、ここのレストランでは600円くらいだ。
とはいえ、島ならやはり魚を食べておきたいところ。
100%の生ジュースは136円。
これでも本土の倍の値段。
帰り道、LEDライトが突然消えた。
どうも手持ちのものは不調だ。
マレーシアで買った携帯の灯りでしのぐが、足下が見えづらい。
月が低いとジャングルの中は相当に見えづらい。
なんとか宿にたどり着く。
今日はベルジャヤに続く坂の方まで行ったし、あちこち往きつ戻りつしたから、20km近く歩いたんじゃないかな。
今夜は風も大したことないのに、なぜか海が荒れ狂っている。
明日は大丈夫だろうか。
結局、こんなところまで来て、まだまともに泳いでいない・・・。
かといって、悪条件の中をわざわざ泳ぎたくはない。
泳ぐなら、一緒にたくさんの魚がいなけりゃダメなんだ。
テレビでまたラマダンの歌を集めたコンピレーションアルバムの宣伝をしていた。
そうか!
西欧社会のクリスマスソングと同じかと思えば納得が行く。
ラマダン、特にラマダン明けはイスラム社会で最も華やかな祝日と聞く。
写真-パヌーバインリゾートのドリアンルーム
写真-パヌーバインリゾートのレストラン
写真-パヌーバの桟橋
写真-ティオマンの猫
写真-散歩途中に見た動物
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