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日本語ですべて通そうという夢は 22 dec. 2007

日本語で全て押し通そうというもくろみは、早くも昨日の買い物で崩れ去っていた。
売り子さんには英語もまったく通じなかったので、下着は筆談で買ったのである。
また、電気街での交渉では英語のやり取りであった。
残念だったが、通じないものは通じない。
超親日国家台湾とはいえ、やはりここは現在外国だから当たり前の事でもある。
それはよしとして、今日はかねてからの憧れの地、北投温泉を訪ねてみる事にした。
北投温泉が気になりだしたのは、ずいぶんと前にどこかの人工温泉で北投石が使われていたのを見てからだ。
北投石については秋田の玉川温泉へ行った時に詳しく知った。
玉川温泉と北投温泉は泉質が似ているらしい。
ちなみに玉川温泉はご存じのように日本最高の酸性度を持つ温泉である。
確かPH1.2であったと記憶している。
これに続くのは同じく秋田の河原毛地獄や上州は草津温泉、それに道東の川湯温泉などがすぐさま思い浮かぶ。
まぁそういうわけで、癌をも治すといわれる北投温泉である。
MRTの北投駅に着くと、山が見えた。
また、辺りはマンションの建ち並ぶベッドタウンだ。
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台北の地下鉄、MRTは大変に便利な交通機関だ。
待たされたためしがない。
新北投駅に到着。
どこか懐かしい温泉街の風景。
駅を出て真っ直ぐ歩くと大きな露天公衆浴場の裏手にうら寂れた共同浴場を発見した。
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建物が歴史的建造物とかになっているから営業しているのかどうか不安になったけれど、確認すると浴場の方から人の声がする。
番台のおじさんが出て来て、日本語で案内してくれる。
瀧乃湯。
大人90元。
入り口に玉川温泉と同じ泉質との張り紙があった。
世界的には日本の玉川も北投と同じくらい有名なのだろうか。
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奥に進むと大きな湯船が敷居で二つに仕切られ、自然な流れにより熱めの湯とそうでないものに分けられている。
浴槽の前に脱衣場があるだけの簡素な造りを。
これは別府辺りの共同浴場と似ている。
他には野沢温泉熊の手洗湯もこのような造りであったか。
このような簡素な造りは、その他九州や東北に多いかもしれない。
マナーはとても良い。
湯船にかけ湯せずに入ったり、タオルを湯に漬けたり、また、浴槽の縁に寝そべる人などがまったくいない。
嬉しい事だ。
素っ裸で入る温泉は日本を除けば世界中に稀であるが、ここはそのうちの一つだ。
隣で「こんにちは」とか言って日本語を練習しているおじさんがいる。
泉温は43.5℃と42℃くらいのものだろうか。
しかし、この温泉・・・日本そのものだぜ。
泉源の方が公園になっていたので、散歩してみる。
草津は西の河原公園に来たときのような匂いが立ちこめている。
地熱により蒸し暑いせいもあるのだろうが、観光の人はまばらだ。
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駅に戻る。
台北の奥座敷、北投温泉はなかなか賑やかだ。
和風マンションや和風旅館もある。
これだけマンションが建ち並ぶ温泉地としては、日本でいえば熱海か別府だろう。
ホテルも多く、市街にもまあまあ近いから、台北ではこの北投温泉に宿をとるのも一興だろう。
値段は市内中心部にあるビジネスホテルと同程度からのようだ。
華人の街といえばすぐさま大量の自転車が頭に思い浮かぶが、台北の街は自転車ならぬ原付で溢れている。
昨晩の帰宅ラッシュ時など自動車のみならずバイクが何十メートルも列を作り信号待ちしていた。
街中の違法駐輪も自転車ではなくすべてバイクだ。
自転車に乗る人は殆どいない。
台北の冬は過ごしやすい。
天気予報はほぼいつだって曇りか雨だが、湿度こそ高いものの実際には毎日快晴だ。
これはたまたまなのだろうか???
いちどホテルに戻った後、受験の神様文昌帝=天神を祀っている北宮昌帝文台へ行ってみた。
その手のうちではここが台湾で一番の人気だそうだ。
さしずめ湯島天神といったところだろう。
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ついでだから受験生の合格を祈っておいたよ。
その後、カルフールを目指す。
下着はこちらで買えばよかったな。
値段は昨日買った時の1/3程度。
まぁ、三越やそごうで買うのと、カルフールやジャスコで買うのとでは値段が違うのは日本とて同じ事。
また、都心でジャスコを見つけるのも難しい。
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台湾で初めて冷やかしで回転寿司に入ってみた。
クオリティは・・・残念ながらやはりイマイチだな(>_<) それこそかっぱ寿司とトントンか、ちょっと落ちるってところだろうか。 20071221%E5%9B%9E%E8%BB%A2%E5%AF%BF%E5%8F%B8.jpg
寧夏夜市の準備を横目に見ながら民生西路を双連駅へ。
淡水線、板南線、木柵線を乗り継いで台湾ドーム内にある地ビール屋「DELUXE」を目指す。
20071221DeluxeBeer.jpg
事前の情報では11時からオープンのはずだったが、18時オープンに変わっていた。
しかし今晩は地ビールにありつけそうだ。
オープンまで30分ほど、マックで時間をつぶす。
ビッグマックのセットが125元。
20071221BigMac.jpg
中華電信はてっきりマックでもつながると思っていたら、WiFlyとかいう別会社のLANしか検出しなかった。
地下鉄でも泊まっているホテルでもWiFlyにしかつながらないから、今度台湾に来る事があったら迷わずにWiFlyを契約する事にしよう。
さて、時間となったので大きな期待とともに地ビール屋へ行ってみたものの…
なんと今晩は貸し切りだという。
…なんて事だ。
まさか三タテを食らうとは。
地ビールを探し求める事は、日本でも往々にしてそうであるが、かくの如くに難しいのである。
20071221DeluxeBeer2.jpg
しかもよくよく場所を確認してみれば、昨日潰れていた地ビール屋の交差点向かいであった。
昨日もう少しよく調べておけば、こちらのビールは飲めたはずだったのに…残念だ。
今回は縁がなかった。
仕方ないので、IKEAの入っているビルをぶらぶらする。
CD屋は面白かった。
例えば「ソウル」ミュージックが聴きたいなら、「霊魂」と書かれた場所を探す。
「ファンク」なら、なぜか「饒舌」だ。
「ジャズ」は「爵士」。
「カーペンターズ」は「木匠兄妹合唱團」だし、「キヤノンボールアダレイ」は「加農炮艾德利」だ。
「超多毛動物合唱團」って、どんなアーティストなのだろうと思ったら「スーパー・ファーリー・アニマルズ」だそうだ。
映画の「ラストサムライ」は「末代武士」となる。
同じ漢字を使うにしても、日本的な感性で訳すなら「最後の侍」だろう。
大笑いして帰途に着く。
帰りにケーキ屋とセブンに寄ったが、どちらでも私は一言も発しない前にレジで「120円です」とか、「160円です」とか日本語で言われた。
私の場合、どうやら日本人である事が見え見えであるようだ。
ビールをも買うが、やはり日本のプレミアムモルツはうまい!
今のところ台湾のビールはどれもパッとしないのだが、日本よりも日本製のビールがずっと安く手に入る台湾でプレミアムモルツやエビスを飲みだめておくのも手だな。
日本製のビール、こちらで買うと大体日本の3割引だ。
-ライブのお知らせ-
2008年1月18日(金) – 藤田浩司 Viva Esperanza(ビバ・エスペランサ) –
[p&d:藤田浩司、tp:森戸拡義、tb:工藤幸枝、d:高崎洋平、perc.:吉羽一星、s-bass:野口由紀]
Live & Restaurant HEART
住所:広島市中区流川町7-2 石川ビル2F
☆電話番号:082-248-0077
2008年1月26日(土)
-藤田浩司 Los Vecinos( ロス・ベシーノス)-
(藤田浩司P、舟橋まさるB、野崎めぐみConga、高崎洋平D)
ナチュラルハーモニー2000:大網白里町ながた野1丁目7-7
☆tel:0475-72-7966
1st) 20:00, 2nd) 21:15
MC2000円

藤田浩司-koji fujita-

DrumStudio LA FIESTA


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