戦争のつくりかた 22 enero 2011
子ども向けのヤバそうな本を見かけたので、手に取ってみた。
「戦争のつくりかた」 りぼん・ぷろじぇくと
これはまた参りました。
「戦争とは能動的に行われるものである」という片一方の視点のみから論じる反戦論はあまりにもあやうい。
絶対に子供には読ませたくない本のうちの一冊だ。
1.北朝鮮が戦争を起こすリスク
2.中国が戦争を起こすリスク
3.ロシアが戦争を起こすリスク
4.台湾が戦争を起こすリスク
5.米国が戦争を起こすリスク
6.日本が戦争を起こすリスク
作者は、以上のうちから最も戦争を起こしそうなリスクを抱えているのは国はどの国であるのか、世の人に、あるいは世界中の人に聞いてみた方が良いのではないだろうか???
「戦争とは受動的に起こり得る」という視点を完全に置き去りにした平和論、それこそが戦争のタネを撒いていると私は思う。
平和を守りたいのならば、ニュートラルな位置に立った思考で、あらゆる事態に備えなければならないと思う。
「戦争は日本の政府しか起こさないのだ」という、それ以外のの可能性を全てないがしろにするバカバカしい出発点に立った間違い平和論は駆逐しよう!
戦争を引き起こす可能性は「全ての国にある」。
作者が善意の願いからこの本を作った事は明白で、その気持ちは尊いと思う。
しかし、善意でこのような論を世にまかれてしまうのだから、やはり世の人全てを信頼するわけにはいかないな。
だいたい、後世ぼろぼろと出て来ている日本国憲法成立のいきさつ、あるいは成立にたずさわった人たちの証言、これらを聞いてもまだ「日本国憲法」は私国民が自主的に作ったのだと思い込んでいるところがある意味すごいと思う。
また安易な平和論者、仙石くんとかが日頃口にする「地球市民」諸君は「何が何でも生きる」事を重視する。
それは人類にとって願うべきところである事、疑うべくもないが、それは同時に人間究極のエゴであるとも思う。
地球市民の思想を推し進めたならば辿り着く先は「人間、動物、植物、生きとし生けるもの全てが幸せでありますように」と、思想上はここに至る事になると思う。
しかしそうはいかない。
私たちは地球を掘ってエネルギーを頂き、植物から、動物から命を頂いて生きている。
人間が過度に繁栄する事は、その他の「地球市民?(全ての物質、生命体)」にとっては迷惑千万なものだろう。
「命が最も大切」かといえば、それはエゴで考えれば確かにそうだ。
しかし、自分の考えは違う。
「人類は地球のガンである」かもしれない。
「自分一人の命はそんなに大切なものなのか?」
現代においては「命が最も大切」という価値観が優勢だろう。
しかし昔は違った。
価値観は時代を経て反転さえする。
「命に代えてでも守りたいものがある」
これも悪くない価値観だ。
いつ優勢になってもおかしくはない。
そのどちらが良いとかといえば、どちらも良いし、またどちらも悪い。
世の中は全て絶妙なバランスの上に成り立っている。
どちらかへ偏る事はまずいのではないだろうか。
真っさらな目を以てものごとを見れば、今こういったいわゆる左翼の論よりも、いわゆる右翼の論の方がバランスが取れているのではないだろうか。
「右翼」は現在、「保守思想」の言い換えでもある。
右翼が宣伝カーで騒音をまき散らす人だと思い込んではいないだろうか。
「右翼」が「保守」だとするならば、それは「歴史に学び、古き良き伝統を大切にしながら社会の発展を願う」人たちの事を指す。
全然偏っていないじゃないか。
よくよーく見て、それぞれの視点に立った論壇の人たちが何を言っているのか判断してほしい。
ちなみに自分は「保守」でも「革新」でもないし、「右翼」でも「左翼」でもありません。
あっ、いや、日本に古くから根付いている仏教の視点に立てば「保守」といえると思います(汗)
「色即是空」「諸行無常」の考えであります。
しかし仏陀の教えの要点は「すべてにこだわりをもたない事」、「こだわりをもたないという事さえも考えない事」、ここに尽きますからね。
宇宙から見れば私たち一人一人など塵に等しい。
これも一面真理であるのは当然だ。
宇宙は広い。
人命ばかりをあまりにも尊重するのは人間のエゴであり、それは現代流行の一つの思想に感化されている・・・に過ぎないのだと思う。
人命は大切であり、また大切でもない。
私がいわんとしている事は「人命軽視」という事ではない。
人の命は様々な人間同士の関わりの中でもちろんとても大切なものだ。
しかし、万物それだけではないだろう。
どこにも限りや到達点はない。
時間も空間もあるといえばあるし、ないといえばない。
何一つとして留まるものがないという物理的な真実からものごとを見たならば、考えはその時に応じて常に変わるべきものだし、また物事の根本には動かないように見えるものがあるという現実からは、やはりしっかりと真実の上に立った行動を起こすべきだと思う。
常にニュートラルな状態を保ち、真理に照らしてそれが良い事であるのか、はたまたそうではないのか判断をし、正しい、というか、真実に沿ってアクションを起こす事が今、一人一人に求められているのではないだろうか。
人々がエゴの視点に立ってものごとを考え、行動を取る限り、その善意とはうらはらに戦争は決してなくなりはしないし、また、犯罪も永遠に消えはしない。
そこいらへん、そろそろ歴史が証明しかけているじゃないか。
*藤田浩司ライブスケジュール*
2011年2月9日(水)
ナチュラルハーモニー2000
大網白里町ながた野1丁目7-7
☆tel:0475-72-7966
1st) 20:00, 2nd) 21:15
藤田浩司ラテンキューバンジャズセッション
藤田浩司(Pf) http://www.kojifujita.com/
藤巻良康(Bs) http://blogs.yahoo.co.jp/letsgroove0410
小林勝彦(Ds)
安部泰朗(Conga) http://heihatiroude.gozaru.jp/
炎のラテンキューバンナイト!
2011年2月17日(木)
舞浜のホテル
詳細未定
藤田浩司(Pf) http://www.kojifujita.com/
藤巻良康(Bs) http://blogs.yahoo.co.jp/letsgroove0410
高崎洋平(Ds)
2011年2月19日(土)
六本木
詳細未定
藤田浩司(Pf) http://www.kojifujita.com/
藤巻良康(Bs) http://blogs.yahoo.co.jp/letsgroove0410
安部泰朗(Conga) http://heihatiroude.gozaru.jp/
2011年2月26日(土)
町田 Mi Salsa
東京都町田市森野1-11-9ソーナビルB1
小田急線町田駅西口から徒歩3分
(小田急線町田西口改札出たら右の階段を下りすぐ右に歩く。みずほ銀行を右手に歩くこと3分、「イワキのメガネ」過ぎればすぐそこ。)
営業時間18:00~24:00 (無休)
☆tel:042-732-3217
チャージ\2500/w1d
1st:19:00~
2nd:21:00~
藤田浩司ラテンキューバンジャズセッション
藤田浩司(Pf) http://www.kojifujita.com/
藤巻良康(Bs) http://blogs.yahoo.co.jp/letsgroove0410
小林勝彦(Ds)
安部泰朗(Conga) http://heihatiroude.gozaru.jp/
炎のラテンキューバンナイト!町田に初上陸!
横浜・町田方面の方、小田急沿線の方、是非この機会においで下さいませ!
尚、すでにかなりの予約が入っているそうなので、事前にお問い合わせ下さい。
2011年3月26日(土)
DrumStudio LA FIESTA主催 第12回ドラマーズライブ
東部台文化会館大ホール
千葉県茂原市東部台1丁目7番15
Tel:0475-23-8711
13:30開場 14:00開演
お問い合わせ:ドラムスタジオ ラ・フィエスタ
千葉県茂原市茂原西7-21
Tel:0475-25-8999
☆プロ・アマチュア問わずで総勢20名ほどのドラマーたちが集う、年に一度の名物大ドラムソロ大会!
もちろん私も演奏させて頂きます。
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