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プルゼニュスキー・プラズドロイ醸造所 11 junio 2013

朝、宿を出てまずは散策。
ホテルのすぐ近くにチェコで一番大きいシナゴーグがあるというので行ってみた。

ちなみにヨーロッパで2番、世界で3番目に大きいそうである。
1888~1893年の建造。
その後、共和国広場へ。

ヨーロッパで一番広いゴシック様式の広場だそうだ。
その中心に立つ聖バルトロメ教会が良い感じ。

尖塔は102.6メートルの高さだそうだ。

16世紀に建てられたルネッサンス様式の市役所も美しい。
今、見るとどうやら広場周辺にはバーがあったようだ。
少し醸造所に向かって歩くと給水塔が見えてくる。

さていよいよ我らがプルゼニュスキー・プラズドロイ醸造所(Plzeňsky Prazdroj/Pilsner Ulquell)!
きれいで、日本のオシャレな醸造所と似たような構内。
ビール見学ツアーは、写真を撮る場合、しめて250CZK。

ツアーは結局一時間半以上の長いものだった。

ここで初めてチェコ産の大麦やザーツアロマホップを口に含んでみた。
大麦はほんのり甘くて香ばしいし、ホップはピリッとスパイシー、苦くて爽やかだ。

地下にビールの詰まった大樽の貯蔵所があり、常に天然で5℃に保たれているそうだ。
ここの大樽から直にカップへと注がれた無濾過生のウルケルを頂く。


これは!
参りました。
ピルスナーでありながら、無濾過が多いバイツェンと同様のふくよかさが加わる。
そしてこの泡!

これなら何杯でもいけると思った。
光にかざしてみると濁っていて、やはりまるでバイツェンの様だ。

これまで様々なシチュエーションでピルスナー・ウルケルを飲んで来た。
日本で飲んだビン、プラハで飲んだ缶、プラハで飲んだ生、そしてプルゼニュで飲んだ生、そして工場の大樽から直接カップに注いだ無濾過生、それから今飲んでいる工場直営のブルーパブ「ナ・スピーチェ(Na Spice)」で飲む新鮮極まりない生(500ml37CZK)。



同じビールがシチュエーションによってこれほどまでに全く別物となる事を知ってしまった。
今のところ、特にピルスナーは鮮度が命という感を持つ。
全般に時間が経つと、ビールの味はもっさりとしてくるようだ。
発酵が進むのか、甘くなっていく感じ???
いや、濾過後に発酵は進まぬだろうに、なぜ???
これからは銘柄にこだわるのみに留まらず、管理方法にも、より一層細心の注意を払わなくてはならないと感じる。
益々地ビールが作りたくなった。
しかし下面発酵のピルスナーは難しんいんだよな。
日本でも無濾過生のピルスナーを飲んでみたい。
さて次はプルゼニュ市ビール博物館。
ここもツアーがあって、到着した15:40はあいにくとツアーが出てしまった直後、仕方なく次の16:30を待つ。
待っている間、当然ビールを飲む事にするが、ビール博物館内のピヴニツェ「ナ・パルカヌー(Na Parkanu)」では、なんと無濾過のウルケル生があった!!!


40CZKだから、なんとこれが500ml200円とは・・・
おそるべし、プルゼニュ市。
ちなみに300mlは26CZK、濾過生は500mlが37CZK、300mlが24CZK。

これはつとめて感覚的な問題だから難しいが、工場の大樽から直接注がれた無濾過生とこのナ・パルカヌーで飲む無濾過生には、微妙にふくよかさに違いがあると感じる。
非常に贅沢ではあるが、ビールはやはり工場直営のレストランで飲むに限るのだろう。
いや今日の場合、工場直営パブに無濾過生はなぜかなかったけれど。
日本の、いや世界のビールの殆どを占めるピルスナーは鮮度が命だ。
今まで「まずー」と思って二度と飲む事のなかったベルギーのステラ・アルトワやイタリアのモレッティも現地で飲んだなら美味しいのかの知れない。
まあそれでも南方系にはハズレが多いとは思いますが・・・。
ビール博物館のツアーが始まる。
しかし、これはビールの何たるかではなくプルゼニュ市の歴史を巡る地下道1時間の旅であった。
試飲に出てきたのは「マスター(Master)」というビール。
これも良く出来たピルスナーだと思います。

夕方18時、今はよく晴れているけれど、札幌の夏の様にうすら寒い。
思わず長袖のシャツを一枚羽織った。
ビール博物館近くに「クルショヴィツェ(Krušovice)」の看板がかかるバーがあったので入ってみた。

プラハ西郊に位置する街のビールだそうだ。
プラハで探したけれど、見つからなかったビールだ。
トゥマーべ(黒)を頼んだ。
黒というとねっとりとした印象を持ちがちではあるが、チェコの黒はすっきりしている。
500mlが27CZK、これはドゥンケルに近い。


しかししかしだ、時代は進んでFree Wi-Fi Spotの酒場も多い。
今ここにタブレットPCがあれば、Skypeでもなんでも自由に出来たのになあ・・・。
まあ、今回はネットなどにアクセスする事なく旅に集中せよとの、神の思し召しなのだろう。
こうして飲んだくれていると、明朝4時半にはミュンヘンにいるはずであるというのが信じがたい気持ちにもなる。
ソーセージ。

パン付きで45CZK、230円くらいか、すごいぜ。
この焼きソーセージ、めちゃくちゃ美味い!
やはりソーセージの本場はここいらへんの地域か。
そうか、上質なソーセージを仕入れて焼くのもいいなあ・・・さて、どこで仕込む???斉藤肉屋か!?(笑)
クルショヴィツェのピルスナー、これはマヂ美味い!
頼んでみて良かった。
これが今までチェコで飲んだビールの中で一番プレモルに似ている。
華やかなビールだ。


このクルショヴィツェは1581年創業だそうだ。
現存する世界最古のブルパブ、ウ・フレクーは1499年、82年後ではあるが、こちらも十分に古い。
クルショヴィツェに行けばブルパブやっているのかもしれない。
16世紀後半といえば安土桃山であるか。
クルショヴィツェ、いやあサントリーの工場でプレモルを飲んだら多分まさにこんな味だ。
開発者がどういう経緯でああいう味にしたのかは知る由もないが、プレモルがお手本としたのはプラハ西郊のクルショヴィツェで間違いなかろう。
しかし、これらチェコのライトビールは「ピルスナー」として括ってしまって良いものなのだろうか。
ウルケル、ブドヴァル、クルショヴィツェと、微妙にキャラクターが異なる。
こうしてみると、日本のビールもどれが本場物に近いか、という尺度で図るのはバカバカしい。
スタイルは様々、美味ければ良いのだ。
マスターに勧められたから、つい注文してしまった。

Pšeničné – Krušovice(読み方がわからない・・・)
http://www.krusovice.cz/psenicne/page:1/
これは紛れもないヴァイツェンスタイル、小麦のビールだ。

まさかチェコ製のヴァイツェンが飲めるなんて思いもしなかった。
これも美味い!!


参った。
あとで「ナ・パルカヌー」へはしごしようと思っていたが、今晩はここで沈没する事としよう。
さらばウルケル。

「ポテト・ヌードル」という、ポテトのイングリッシュベーコン巻き6連の皿を頼んでみたが、これがまた超リッチ。

豊富なサラダも付いてこれが230円で出せるとは・・・どのような経営なのだろうか・・・。
しかし、ウルケルのお膝元、プルゼニュにて別のビールにハマるとは・・・これまた人生わからないものだ。
バーで「カヌー・スプリント」という番組が放映されているが、漕ぎが速過ぎて参った。
人間の漕力はあれほどあるものなのか。。。
カッターもすごい!
歯車のような動きは美しく芸術的!
しかもエンジンが付いているかのように速い!
うぉっ!?女子も速い!
オールを大車輪のように回すスタイルも華やかで素敵だが、片櫓で漕ぐ野蛮なスタイルは特に素敵!
両櫓はゴールしても沈まないが、片櫓はゴールすると力尽きて沈む。
片櫓では何しろバランスが悪いから、カヌーがグラグラする。
漕ぐ姿も、勿論両櫓で漕ぐ時の身体の軸線はピタッと止まるのに対して、片櫓では必然として体の軸線がブレる動きとなる。
合理的でない分、消耗は凄まじいだろうが、しかし私はそこにダイナミクスさを感じる。
さて、クルショヴィツェは本当に感じの良い飲み屋であった。
本格派のビールを2L飲んで料理も程々に食べたのに、千円弱とは!?
どうなっているのかはわからないが、素晴らし過ぎる。
カメラへの充電も気前良くさせてくれたし、色々と気を遣ってもらい、とても嬉しい飲み屋だった。
会計を済ませて、いざバスターミナルへ。
これが怖しいというか、ターミナルの建物はクローズで、バス停がずらーっと並ぶ屋外の平地でバスの到着を待たねばならぬらしい。
何のインフォメーションもないから、これは不安だ。
事前にプリントアウトしておいたチケットには「プラットフォーム1番」と書いてあるものの、バスターミナルには殆ど人影もなく、かなり不安。
出発までまだ1時間以上。
さて、どうなるのだろうか。
というか、こんなところで女性一人ではとてもではないが待っていられないだろう。
あたり真っ暗・・・ですよ。
とても国際バスターミナルとは思えない。
手持ちの現金がやたら少ないため、手持ちのチェココロナを全てユーロに替えておきたかったのだが、それも夢となってしまった。
他国のドイツでも同じような両替率なのだろうか。
チェコの両替は訪問者に優しい感じ。
今回はじぶんにとって非常に珍しい、先進国殿様豪遊旅行のはずであったが、一転、史上最も辛いサバイバルな旅となってしまったのである。
たまたま警備の警察官が通りかかったので、聞いてみたら「Německo」がドイツの事らしい。
なのでこの表示がある一番停留所にミュンヘン行きはやって来るそうだ。
「Německo」がドイツとは・・・辞書もガイドも持たない今の私には見当も付かない事であった。
中南米と変わらないノリだな。
先進国とか、発展途上国とか、実際自分にはそのカテゴリー付けがよくわからない。
マレーシア、台湾、タイ(バンコク)とか、こうして見ると先進国と呼ばれる国々とそうそう変わりない様に感じる。
まあ、チェコが先進国のカテゴリーに入るのかどうかはよくわからない。
日本、韓国、台湾、ベトナム、マレーシア、タイ、インド、モロッコ、イギリス、ポルトガル、スペイン、ベルギー、ドイツ、チェコ、米国、カナダ、バハマ、メキシコ、キューバ、コロンビア、エクアドル、ベネズエラ、ブラジル・・・実際庶民の生活程度はそんなに違わない気が。
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*藤田浩司ライブスケジュール*
2013年9月7日(土) 石田玄紀(はるき)カルテット
茂原Live☆Space PIANISTA ライブスペース・ピアニスタ
http://www.pianista.info/
千葉県茂原市茂原西7-24
080-2294-9549
1st19:30, 2nd21:00 Open18:45 – Close24:00(LO23:30)
charge 大人\2000yen、高校生\1400yen、中学生以下\1000yen
石田玄紀(はるき)カルテット
石田玄紀(Alto Sax.)
中澤健(Pf)
高橋陸(Bs)
藤田浩司(Ds)
2013年10月4日(金)  藤田浩司 ラテンジャズスマイル
茂原Live☆Space PIANISTA ライブスペース・ピアニスタ
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千葉県茂原市茂原西7-24
080-2294-9549
1st19:30, 2nd21:00 Open18:45 – Close24:00 LO23:30
charge 大人\2000yen、高校生\1400yen、中学生以下\1000yen
藤田浩司 ラテンジャズスマイル
藤田浩司(Pf) http://www.kojifujita.com/
藤巻良康(Bs) http://blogs.yahoo.co.jp/letsgroove0410
安部泰朗(Conga) http://heihatiroude.gozaru.jp/
小高 洋(Ds) http://regnochsjung.blog.fc2.com/

2013年11月29日(金) 藤田浩司&藤巻良康 DUO「Close Your Eyes」
茂原Live☆Space PIANISTA ライブスペース・ピアニスタ
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