職業講話 30 nov. 2016
近隣の中学校でミュージシャンという職業についてお話させて頂きました。
２単位４０分確保させて頂きましたが、ちょっと時間が足りない感じにはなってしまいました(>_<)
ミュージシャンについての話、どう思います？？？
友人をみても、自分のやって来た事を思い返しても実に様々な形があり、何をどう話したら良いのか、迷いますよね。
中学生に人気の、吹奏楽の就職先、それにオケの就職先、劇伴、スタジオ、アンサンブル、ソローアーティストとしてのあり方、サポートミュージシャン、テーマパークのミュージシャン、ジャズミュージシャン的な生き方・・・etc
大半の音楽家はそれらのうちのいくつかを複合的にやっているのではないでしょうか。
また、それぞれ細かなカテゴリーの中でも様々な取り組み、待遇がありますよね。
この仕事のやりがい？？？ 自分の場合には他の多くの職業と等しく「自己実現」がやりがいだとしゃべってみました。
人間が好きで、冒険が好きで・・・特に時間と共に流れる音楽、その演奏家としては演奏の刹那は人生と同じであると感じるわけです。
共演者の出す音に対してどう反応するか、あるいは自分がどういう反応を期待して音を出すか、そのやり取り。
聞いてくれるお客さんとのやり取り。
そういったやり取りの中で、その時のその演奏はあるわけでして。
そのコミュニケーションは非常に楽しいわけです。
プラスの、もしかしたら完璧に表現出来るかもしれない時間？？？
言葉には出来ない様々な物事やその真理、真理だと感じるものを芸術として「直接に」提示出来るのが音楽ですよね。
音楽においては現実にはあり得ない、しかし完璧なものをも提示出来る可能性があるという・・・ 究極の美を表現出来る可能性、それも音楽にはありますね。
いやーわくわくしますね。
学生時代に取り組んだ事？？？
園児でエレクトーン習っていましたが、私は「メリーさんの羊」を一年間弾かされ続け弾ける事なくつまらなくなってやめてしまいました。
その園児時代、私の興味はコードプログレッションにあり、様々なコード進行を開発しては楽しんでいました。 また、小学１年のうちには作曲や編曲をしておりました。
それらはその時点では形にしていませんでしたが、今でもその曲やアレンジを覚えています。
ピアノを独学で始めたのは中１、ただのクラシックピアノファンで、その年はとにかく楽譜やレコードを買い漁り、涙しながらヘ音記号を読んで軍隊ポロネーズやラ・カンパネラ、ベートーベンのソナタの数々など弾いていました。
先生についたのは中２からです。
おっと、そういえば歌謡曲のお気に入りをスコア化していたのも中学生時代の初期でしたね。
アホでした。
ましかし、その経験、役には立ちました。
打楽器はもっと遅く、藝大は打楽器科でしたが先生についたのは高３の秋からです。
ラッキーでした。
たまたま、たまたま指揮者小林研一郎さんの妹さんと御縁があり、その紹介でクラシックの世界と繋がっていったという・・・
受験期も悲惨なものでした。
当時は音大の予備校や模擬試験がありましたが、結果の出だしは最低に近いところでした。
まあ当たり前ですが(^^;)
ま、しかし受ける毎にランクが上がり、浪人の受験直前には最高ランク、でそのまま藝大合格と繋がったわけです。
今にして思えばかなり無謀な事をしたと思います。
現役の時には私大はピアノ科、国立は打楽器科のダブル受験・・・これも今の今までたぶん誰もいないだろうな、と(^^;) まあ夢多い青春時代でした。
バンド系では中１の時はベースやギターでバンド組んでましたもんね。
ドラムなど、むしろやった事なかったという・・・ ドラムは高校に入ってバレーボールで突き指したのがきっかけで始めたんですよね(^^;)
人生何が鍵になるかわからないという・・・
そして今、最大の後悔は・・・あの最高の環境の中においてオケに必死に取り組めば良かったなあという事(>_<)
当時においても自分のクラシックカテゴリーにおいての興味はピアノ音楽にしかなく、またクラシックよりもその他の音楽により興味があったという。。。
関わりの無い今の方がその良さはわかります。
ま、今はオケ、ウエストサイドとかドラムで呼ばれる以外はあり得ないわなー。
小中では才能を買われたのか便利屋であったのかはわかりませんが、トランペットを吹き（一応これがメイン）、しかし難しい曲ではパーカッションパートにいき、定演等ではベースも任されるという。
今となっては思い出せませんが、指揮をしている写真もあるなあ。
でもこの色々な楽器をたしなんだ経験はすごく役に立ってます。
音域も分かるし、その楽器が得意なフレーズもわかる・・・有り難い事です。
特に中学校ではシャレでトロンボーン、チューバ、クラリネット、フルートと色々な楽器をやらせてもらいましたが、この経験は自分の人生を左右するほどに貴重でした。
サックスを触らなかったのは痛恨の極みですが(>_<)
高校でも一応吹奏楽部にも入りましたが（部活は４つ掛け持ちでした）、入部して間もなくのローマの祭りではピアノをやらせてもらったのも良かった。
バンドもTOTOやRainbow、ホワイトスネイクやジャーニー、ディープパープル、アイアンメイデン・・・自分の趣味とは別に色々なものをやらせてもらえてラッキーだった。
パキスタン文化の権威、村山先生よりジャズの薫陶を受けたのも高校時代ですね。
高校時代は何歳までにショパンコンクールで優勝しなければならないとか、そんな事でアタマがいっぱいでしたが(>_<)
大学卒業後は仕事もしながら千葉大の大学院に通いました。
この頃は日本の景気も良く、月百万とか普通に収入あったかもしれません。
大学院では作曲家の水野修孝氏の研究室にて様々に教えを頂きました。
主にジャズの知識、民族音楽や民俗音楽の知識、それらの礎はこの時代であったかと。
その後キューバ滞在期に入り、これで生活が一変しました。
この時、ブルーノート級のミュージシャン達と共にアルバムを作り、その後創作活動期に入ります。
色んな仕事にも見切りを付け、制作の拠点となるスタジオを立ち上げました。
ベネズエラでも太鼓修行したり・・・なんでしょうね、世界中の面白いものを見に行き、並行して日本中の面白いものを見てまわりました。
旅暮らし、おそらく１０年以上の期間に渡って年間１００日程度旅していたと思います。
すべては自らのアイデンティティを確かめるため、あるいは見つけるため。
この間、研究分野では結構認められる事も多く、出版したラテンキューバンドラムの教本が頼んでもいないのにその道の第一人者、具体的にはオラシオ・エルナンデスですが・・より最高の教本であるとの推薦の言葉を頂いたり、文教大学の教授からは一万人の中から君を見つけたんだと言われ大学でも教えるようになり、これらも有り難い事です。
大学の講義ではその旅暮らし期間の見聞が非常に役立ってます。
実際に見聞しているわけでして、これは強い。
自衛隊の音楽隊にも講習に行かせて頂きました。
有り難い事です。
講習と言えば教える分野、こちらでも教え子が何人も第一線で活躍しています。
自分自身はそういうわけでクラシックのパーカッションは殆どやっておりませんが、何人もの弟子がその分野においても活躍しているという。
有り難い事です。
私自身、今は主にピアノを、インプロビゼーションの世界で一緒懸命やらせて頂いております。
職業としての最初はドラムばかりでしたが・・・人生、本当にわかりませんね。
ジルジャンアーティストも素晴らしき先達のお導きでございますm(_ _)m
今はピアニストとしてお話を頂く事が多くなりました。
才能についての話もさせて頂きましたが、才能の見極めは難しいですよね。
いつ開花するのは誰にも予測出来ませんし、職業音楽家としてはむしろ努力の方が大切の様な気もいたします。
１００人中９９人は才能よりも努力で音楽家になってるんじゃないかなあ・・・
才能に関しては１とか１００とかって話ではなく・・・
まあすべてを語り尽くす事は出来ませんでした。
実際のところ４０分で人生を語り尽くす事は不可能でしょう。
普段の講演の様に２時間あればだいぶいいんですけどね・・・(^^;)
話を聞きたいという酔狂な方、いらっしゃいましたら是非、飲み会の席で(^_-)
これがまた、恵まれた環境なんですよね。
近隣の中学校はおしなべて恵まれた環境であるのに、なぜ茂原市内の中学校は貧弱なんでしょうね。
我が身を振り返り、そこは残念でもあります。
そういえば、この間のライブで、今はあまり付き合いのない間柄でしたのに、藤田さん茂原市長選出ないのって言われました。
びっくりや・・・
そんな風に見えるんですかね？？？
政治にはもちろん並々ならぬ興味はありますが・・・
・・・ましかし、自分は自分の道を全うしようかな。
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＊藤田浩司ライブスケジュール＊
２０１６年１２月１日（木）ラテンジャズ ライブ＆セッション with 藤田浩司
STUDIO CLOVE http://www.studioclove.jp/
千葉県茂原市本納1765-3
TEL: 0475-34-2794
Charge 1,000 yen + 1 ドリンクオーダー
◆今回の課題曲：CARAVAN(Fm)
◆デスカルガ(ラテンジャズセッション) ♪打楽器置いてあります♪
ホスト： 藤田浩司（Pf, Dr, Per）http://www.kojifujita.com/
House Musician：近藤圭介（Dr）、玉木秀和(Bs)
19:00 OPEN ～個人指導付き練習タイム開始～ 20:00 課題曲セッション 21:00 HOUSE BAND LIVE 21:30 デスカルガ 23:00 持込曲セッション
２０１６年１２月１０日(土) 藤田浩司ピアノトリオ 「クリスマススペシャルライブ」
場所：千葉県茂原市六ツ野八貫野2785 蔦屋書店 茂原店
http://www.topculture.co.jp/store/mobara/index.html
13:00-14:00
No Charge
藤田浩司(Pf) http://www.kojifujita.com
玉木秀和(Bs)
近藤圭介(Dr）
＊お客様の参加体験コーナーがあります。
２０１６年１２月２４日（土）Bellydance Festival
Studio Clove (JR本納駅より徒歩1分)
http://www.studioclove.jp/
千葉県茂原市本納1765-3
TEL: 0475-34-2794
Open 17:00 Start 18:00
¥2,500 adv / ¥3,000 door(別途1ドリンクオーダー)
［出演］
dance: Barbeermako / Kanako / Marwa / Emi
music : Sharqi Arabiya(藤田浩司-Synth.- http://www.kojifujita.com/、安部泰朗-Perc.- http://heihatiroude.gozaru.jp/）
日本を代表するダンサーとミュージシャンの掟を超えたコラボレーション！！必見です！
２０１７年１月１４日(土) 藤田浩司ピアノトリオ インストアライブ
場所：千葉県茂原市六ツ野八貫野2785 蔦屋書店 茂原店
http://www.topculture.co.jp/store/mobara/index.html
1st13:00, 2nd15:00, 3rd17:00
No Charge
藤田浩司(Pf) http://www.kojifujita.com
玉木秀和(Bs)
高崎洋平(Ds) http://yohei-takasaki-drums.jimdo.com
ちびっこゲスト：未定
＊即興演奏への参加体験コーナーがあります。
２０１７年２月１６日(木) 藤田浩司ピアノトリオ
CLOUD9(クラウド９) http://www.jazzbarcloudnine.com/
成田市上町５５６－１ 五番館ビル２階
TEL:0476-22-2532
18:00 OPEN-27:00 CLOSE
1st20:00, 2nd22:00
投げ銭（気分でチップをお願いします）
藤田浩司(Pf) http://www.kojifujita.com
玉木秀和(Bs)
高崎洋平(Ds) http://yohei-takasaki-drums.jimdo.com
２０１７年２月１７日（金） 藤田浩司 ラテンジャズスマイル
Food & Bar CANA
千葉県長生郡一宮町東浪見7520-1
http://cana.nu/
夜18:00～翌朝3:00
1st19:00, 2nd21:00
charge 未定yen
藤田浩司(Pf) http://www.kojifujita.com/
藤巻良康(Bs) http://blogs.yahoo.co.jp/letsgroove0410
安部泰朗(Conga) http://heihatiroude.gozaru.jp/
小高 洋(Ds) http://regnochsjung.blog.fc2.com/
２０１７年３月１８日（土） DrumStudio LA FIESTA主催 第１８回ドラマーズライブ
東部台文化会館大ホール
千葉県茂原市東部台１丁目７番１５
Tel:0475-23-8711
12:35開場 12:45開演
入場無料
お問い合わせ：ドラムスタジオ ラ・フィエスタ
千葉県茂原市茂原西７－２３
Tel:080-2294-9509、050-5899-2274(一部の050ナンバーから無料でおかけ頂く事が出来ます)
☆プロ・アマチュア問わずで総勢２０名ほどのドラマーたちが集う、年に一度の名物大ドラムソロ大会！
もちろん私も演奏させて頂きます。
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DrumsStudio LA FIESTA(ドラムスタジオ・ラ・フィエスタ)音楽教室部門
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