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マラカトゥ・ブラジル(Maracatu Brasil) 15 mayo 2006

朝、現地で購入したガイドに載っていたマラカトゥ・ブラジルというお店に行ってみる。
場所は宿のあるカテーチ(Catete)駅の南隣にあるラルゴ・ド・マチャド(Largo do Machado)駅より歩5分くらい山に向かって歩き左に折れるイピランガ通り沿いにあります。
10時開店のはずなのに、時間になっても門の鍵を閉めたままボール遊びをしていたが、外から声をかけると快くお店を開けてくれた(当たり前か・・・)。
色々と話を聞かせて頂いたり楽器について聞きながら、お店の推薦するマラカトゥのCDを2枚購入。
マラカトゥのリズムはイントネーションがキューバのモザンビーケに似ていて、中々アグレッシブだ。
さらに本日午後に行われるドラムクリニックに無料ご招待。
クリニシャンはニューヨーク在住のアメリカ人、タッド・イスレール(Todd Isler)というドラマーです。
南インドでグル(師)についてあちらの太鼓をマスターしてきたそうである。
インドも大変興味ある土地なので、リオでこういったクリニックに顔を出すのも悪くはない。
その後、続いて地下鉄カリオカ駅から延びるカリオカ通り沿いにある楽器店街へ。
メトロのカリオカ駅を出てすぐのカリオカ通り沿いに楽器店が並んでいる。
6軒ほどあるうちの一番駅に近いところは楽器が充実、また二番目に駅から遠いところは楽譜が充実している。
試奏を重ね、迷った挙げ句コンテンポラネア社製のパンデイロを購入。
やはりプラスティックヘッドのものより繊細で好みであったので本皮ヘッドのものを購入。
252ヘアル。
さて、日本で買うといくらくらいするものであるか。
パンデイロを買ったお店にはショーロの楽譜がなかったので、こちらのお店で推薦してくれた別の店でショーロの楽譜を4冊購入。
買ったのは、そう、2番目に駅から遠い店です。
帰国後石井幸枝さんに見てもらったら良い楽譜だったらしい。
しかも続き物4冊のうち第1巻は、日本で中々手に入らないとも。
一度カテーチの宿に帰った後、再びクリニックの会場、マラカトゥ・ブラジルのスタジオへと足を運ぶ。
定刻10分前に会場に着いたら中にはミュージシャンと関係者しかいませんでした。
タッドと雑談を交わす。
いい人だ。
彼の、南インドのリズムをドラムセットに応用するという教則本も面白そう。
クリニックはケンジーラというジングルを一枚のみ付けた、小さなフレームドラムのソロに始まり、続いてガヴァオという大きなフレームドラムのパフォーマンスに移る。
親指を使って真ん中を弾き低音を出し、また縁を人差し指で弾き高音を出す。
その後、ブラシを使って7/8拍子のドラムソロを披露。
クリニックでは南インドのリズムを「タ・ディ・キ・ナ・ドゥム」と発音して五拍子、「タ・カ・ディ・ミ・タ・ディ・キ・ナ・ドゥム」と発音して9拍子、また、「タ・キ・タ」と歌って3拍子を刻んでいました。
終盤にはかなり長い時間サックスやギターのゲストを絡めて模範演奏。
リアルなジャズコンボの演奏は久々に聴いた。
サックスよかったなあ。
曲はビリーズバウンスやオールザシングスユーアー等のジャズスタンダードやサンバ。
クリニック終了後、コパカバーナのモダンサウンドへと今日も出勤。
店に入るとCD売り場の方にまで椅子席が出来ている。
CDのケースが塞がれて即席のテーブルに。
まだ18時前なのに、もうショップの方は閉店状態。
こんな事もあるのですね。
かなりな大物が出るのであろう。
ワインなど頼みつつ、20時スタートのステージを待つ間、W-ZERO3で日記を付ける。
久々に座席へと座った。
リオのライブでは初めてだ。
ステージが始まる頃、気が付けばお店の中は大ライブハウスと化していました。
ステージは三人の女性ボーカルを中心としたもので、小野リサのCDを聴いているかのようなアレンジでした。
こういったソフィスティケートされた音楽に、私はブラジルらしさを感じる。
ちなみに私の好きなノルデスチ(ブラジル北東部)の音楽は、私の感覚ではこれ、もはやラテンです。
ドラムのBDはほぼ2,4拍のみを刻み、その適度な抜け方が心地よい。
終演後、名店Bip Bipに行ってみたが、今夜ライブはないとの事。
一部には火曜だけでなく月曜にもショーロがあるとの噂もあって一応お店に来てみたのですが、お店の人が言うにはショーロは火曜20:30~、水曜は21:00からボサノバ、そして日曜は20時からサンバのライブがそれぞれあるそうです。

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