ティオマン島、サランにて 24 sept. 2006
朝、ご飯を食べようとしたが、どこのレストランにもマレーメニューが全く見あたらないのでつい、食べそびれてしまった。
何もここまで来て朝からトースト食べなくても・・・ねぇ。
散歩したあと、午前中密かにノルマになっていた作曲を2題片付ける。
これで相当気が楽になった。
ノルマの作曲するよりか楽器を吹いている方が遙かに楽しいので、ついピアニカを練習してしまう。
ヤマハ、茶色のフルスケール、案外良いかも。
軽いし、音柔らかめでそれに何よりもブロウに対しての反応がよい。
そこいらへんはスズキのPro V2より優れているかも。
Pro V2は音色が管楽器にも似てきらびやか、そこが魅力なのだが、どうも弱音から強音までの吹きに対する反応ではヤマハに軍配が上がるようだ。
Pro V2でレコーディングした時にはここぞというフォルテに限ってリードの振動が止まってしまい、NG出してがっかりする事がよくあったが、ヤマハでは今のところそんな事がない。
またPro V2で感じたような低音を吹いたときのリード発音の遅れなんかもヤマハの方が軽そうだ。
とはいえ、今2台を吹き比べているわけではないので帰国後にもう一度吹き比べてみよう。
お昼を食べに来た。
久々のカンポンライス(ナシゴレンカンポン)。
デザートを一緒に頼んだら先に出てきてしまった。
サランインダーのカンポンライスは唐辛子が丸ごと入っていたりしてサランで一番ピリ辛い。
辛いと言えば、パヌーバの野菜カレースープは美味しいんだよなぁ。
今年は我慢だ。
サランインダーのレストラン
ティオマン島は涼しい風が吹き渡り、いつ来ても快適だ。
昨日も今日もよく晴れている。
ティオマン島は今日も晴れ渡る!
それに小さな島だから犯罪もない。
刺激も少ないし、こうして書き仕事を進めるには最高の環境で、これまでに3度仕事を持ち込んできている。
一度めは「ラテンキューバンドラム教本上・下巻」をパヌーバで書き上げ、さらに「ベネズエラのリズム」を殆ど書き上げた。
二度めはピアノの教則本合わせて3冊だ。
まだ印刷まで手が回らないのが残念。
原稿は全て揃っているのにね。
食事を済ませて宿に戻るとすぐ部屋の変更が可能との知らせが。
喜んで早速シーサイドビューの部屋に移ってみるが・・・なんと海側に窓がない。
クレームを付けて別の部屋に換えてもらう。
やっと落ち着くも、この部屋はクーラーの水が室内に垂れる。
やれやれ。
桟橋よりサランインダーの部屋を望む
今まで過去にここで嫌な思いをしなかったのは奇跡だったのだろうか。
27番長屋の部屋は論外、窓がなく上から配管の水が垂れてくる&水シャワー。6番シーサイドビューは窓がなく閉塞している。24番は何とか及第点だが、シャワーの水圧が足りない感じ。それにクーラーの水。6と24は冷蔵庫付き。TVはナシ。
ちなみにこの島では部屋の番号がちょくちょく変わるので注意した方がよいです。
同じ建物、同じ部屋の番号のみがなぜか変更になる。
宿は秘境パヌーバの方が断然いいな。
ここより安いけれど、設備も手入れも行き届いている。TVも付いている。あちらははずれた事ないもの。
次回はまた秘境パヌーバに宿を取ろうかな。
どっちもどっちというか、あちらは一軒宿なので自由さは犠牲になるかな。レストランを選んだりは出来ない。
レストランは宿にしかないから。
まぁジャングルの夜道を15分懐中電灯持って、しかも時にはロープを伝って山道を上り下りすれば隣の集落ABC(アイルバタン村)に出る事も出来るけどね。
午後、曇って来ちゃったけれど泳いでみる。
曇ると日焼けしないで済むのはありがたいが、やはり日が射していた方が海中の視界が良くて気持ち良い。
今日はクラゲをぱらぱら見かける。
これを注意深く避けながら泳ぐ。
集落の最奥、中華系の宿がある場所の沖合に巨大な珊瑚が密集している。
引き潮の時には手前の海岸が浅くなり過ぎ、珊瑚でお腹をこすりそうになるからダイレクトに最短距離ではそこへ到達する事が出来ない。
桟橋近くの海岸からかなりの距離を泳がなければここにはたどり着けない。
魚は今回小魚ばかり。表層を泳ぐサヨリを除けば大きくてもせいぜい50cmくらいまで。
まだ今回は巨大なナポレオンやウミガメ君たちには会えていない。
ピアニカは指換えのコツを覚えた。
ピアノを弾く時のように滑らかに音を繋げようとすると親指をくぐる時に肘が痛くなってくるが、それを犠牲にして丁度速いアルペジオのパッセージを弾くときの要領で手の甲を移動させると案外音がはずれずにうまくつながる事を発見。
まだまだこの楽器に関しては残念ながら素人くさい感じ。
部屋のベランダでピアニカ
夕方、2曲作った。
「Por Camino,Contigo(君と一緒に)」「Tulipan(チューリップ)」。タイトルに意味はあんまりないけど。
前者はゆったりとした明るめのバラード、後者は爽やかなフュージョンだ。
夜、ご飯を食べに行くが、私が贔屓にしているマレー人の溜まり場、サランコンプレックスはこの時間(20時過ぎ)では既に閉店。
仕方なく引き返し、サランインダーのレストランで、お昼に思いを馳せた野菜カレースープを注文してみる。5RM。
スープだけじゃどうかと思い、半チャーハンをも食べてみたが、かつてないほどお腹一杯になり、マジ歩くのに支障が出る。
こんな程度でと、改めて自分は胃が小さいんだと実感。
今後は野菜カレースープだけにしよう。
むせるくらい辛くて、それがイィ感じ。