サンチアゴ・デ・クーバ(Santiago de Cuba)最終日 25 junio 2007
快晴。
空気が乾いて、風がやや涼しい。
しかし、サンチアゴはハバナに比べると、ずっと天気が良い。
朝9時前に宿を出る。
まず歩いて1分ほどの市場脇にあるカデカに行って持ち合わせが少なくなったペソを作る。
その後、トローバで本日ライブの時間を確認。
パティオで15時からって言うから、時間通りに始まるのなら見に行くけれど、スタートは大抵遅れるし、遅れるとムセオと時間がかぶるから、今回はもうトローバでのライブは見られないかも。
ペソ払いのラス・コルンナスで朝ご飯。
パン・コン・ビステクにレフレスコ。
本当は生ジュースが飲みたかったのだが、今朝はなかった。
その後、カラバリへと足を運ぶ。
ジョアングラが欲しがっていたリンテルニータ(LED懐中電灯)を届けに。
しかし、あいにくと留守だった。
カラバリが留守なんて初めてだ。
仕方なく繁華街へと引き返す。
する事もないので、お店を冷やかしてまわる。
売り子さんがポーズをとってくれて面白い。
アディダスの模造品が多いが、それはないだろうってデザインでいっぱしの値段だ。
信じられない。
香水なども知らないブランド目白押しの上、かなり高価だ。
サングラスがほしいのだが、メキシコに遠く及ばずモノがない。
途中、ロス・オヨスのコルネッタ・チーナ(チャルメラ)奏者に声をかけられた。
宿に戻ってしばらくするとジョアングラが息子のファンカルロスと共にやって来た。
リンテルニータを受け取りに。
写真:ファンカルロス17歳
しばらく雑談をしてお別れ。
する事もないので、久々に部屋でビールを1本開ける。
最近発売されたブカネロマックス。
アルコール6.5%。
ビールにしてはやや強い。
再び宿を出て散歩する。
トローバの前を通ったら今晩は私のお気に入り、セプテート・サンチアゲロのライブが入っていた。
もう今回は見る事が出来ない。
残念だ。
ムセオは閉まっていたけれど、16時にオープンだと言われた。
銀行で為替を見たら、どうも市内の目立つ銀行では日本円の両替は扱っていないようだ。
持ち込みはカナダドルが有利なのかな?
きちんと計算したわけではないが、一瞥してそんな気がした。
また、ある銀行ではユーロとドルのみ手数料として10%を頂きますとなっていた。
やはり万が一、外貨を持ち込むならCAD、カナダドルか。
メインストリート、アギレラ通り沿いのカデカはいつも混んでいる。
ペソへの両替は湾に下る途中にある市場前にあるカデカ(両替所)がスムーズだ。
カフェは一杯0.45ペソ。
これにカップ一杯のロン(ラム酒)を混ぜた物は0.60ペソ。
安く酔いたい向きには良いかもしれない。
ソフトクリームは1ペソ。
とても小さいけれどね。
味はまあまあのものもある。
主にバニラ、イチゴ、キャラメル、チョコレートの風味のものが売られている。
が、キューバでアイスクリームを食べるなら、やはりコッペリアだ。
スーパーで売られている製品は相変わらず見栄えがしない。
今時ソニー製ブラウン管の大きなテレビが12万円くらいする。
充電器なども高い。
やはりおみやげは日本で安くてキューバで高い電気製品にかぎるな。
あるいはボールペンをくれないかってよく言われるから、これもおみやげとして良いのかも。
16時近くなったので国立カーニバル博物館へと足を運ぶ。
ファンや、収録で世話になったアンリスがいた。
たくさんの観客。
ファンによれば、月曜日はいつもフランス人で混むそうだ。
今日はまた前回とは出し物が微妙に変わっている。
ルンバ・ワワンコーで始まって、トゥンバ・フランセサのマソン、フレンテと続き、タホーナ、バタなどが続いて、シメはコンガだ。
きっちり1時間のステージ。
写真:トゥンバフランセサ「マソン」の踊り
ステージが終わった後、請われてファンに日本語の単語をいくつか教えた。
その後、ムセオすぐ目の前のカサ・デ・アルテックスへと一緒に飲みに行く。
ダンソンやソンを演奏するバンドが入っていた。
隣の席に韓国人の娘がいたので声を掛けてみる。
ジヌという子で、ラテンアメリカを半年くらいかけてまわるそうだ。
28歳。
色々と韓国の音楽事情を聞いてみる。
やはりキューバ音楽と言えば、韓国でもブエナビスタ・ソシアル・クラブらしい。
カシーノを上手に踊っていた。
宿に帰ると既に掃除中だった。
エアコンを結構使ったからって、今回は電気代を余分に請求される。
また、ここは14時のチェックアウトだった事を今更知る。
仕方なく宿の前の階段に腰掛けて、こうして時の過ぎるのを待つ。
今日は朝から賑やかだな、と思っていたら、家の主人ファンカルロス40歳の誕生日だそうだ。
かなり豪華なフィエスタだったように感じられた。
さて、時間になったのでタクシーを探しにセスペデス公園に来る。
立派なタクシーがバス停まで3CUCだ。
やっぱりな。
行きのタクシーはボッていた。
ほとんど誰もが何かにつけて旅行者から余分に金を巻き上げたがる。
珍しくおなかが空いたので、ターミナルの外に出てジャムとチーズのパンとピザを食べた。
こうして長年の生活で染み着いた貧乏性はいくつになってもなかなか抜けるものではない。
その一方でさっきはファンやアンリスに何杯かおごったんだけどね。
ジヌはなぜかおごられたがらなかった。
私たちより先にお店にいたから、実際お腹一杯だったのかもしれない。
20:40。
ターミナルに戻るとようやくタキージャ(切符売場)に人がいた。
街中のクーバツールで予約したチケットを搭乗券と交換してもらう。
荷物預かり所ではなんと天秤式のはかりが健在だった。
しつこく計っているが、今回は絶対に20kgを超過していない自信がある。
しつこく計った挙げ句に多めの重量を言う。
挙げ句、問題ないからチップをよこせと。
サンチアゴのターミナルのみ、なぜかいつも必ず1CUCほど荷物を預ける時にチップを要求される。
今回は腹に据えかねたのでチップは渡さなかった。
もしかしたら荷物が到着地のカマグエイまで届かなかったりして。
ビアスール社のバスは定刻の2分前に発車した。
早いのは、ちょっとでもどうかと思うけれど。
ぎりぎりに来たら乗り遅れるじゃない。
そして車内は相変わらず寒い。
さて、カマグエイ・・・キューバ第三の都市。
初めて訪れる街。
キューバ最大の区域に歴史的建造物群が広がる街。
また、豊かな産物がある街でもある。
どんな出会いが待ち受けているのだろうか。
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