トロント(Toronto)から成田に到着 14 julio 2007
トロント時間7月13日午後4時は成田時間の7月14日午前5時だ。
ここからは日本時間に合わせてお話します。
先ほどまでしばらく流氷の浮く海の景色が続いていた。
流氷を機内から見下ろしたのは初めてだ。
過去にもニューヨークに行った時とかにはこの辺りを通過しているのだろうけれど、たまたま一度も目にした事はなかった。
好んで通路側の席に座ってしまうせいもあるだろう。
今、上空から眺める海は鏡のように穏やかで、空に浮かぶ雲をきれいに映し出している。
日本に帰ると今日は従姉妹、なっちゃんの結婚披露二次会パーティー、明日からはハードにも1日に12時間超のレッスンが控えている。
ピアノもバンバン弾きたいところだけれど、DVD編集や英語版、西語版ホームページの作成、今回キューバで撮った写真の整理、1ヶ月分たまりにたまった日記のアップ、それから関係各所氏へのメール等々、雑用が目白押しだ。
エアカナダはすごいサービスで、5:34に早くも3回目のドリンクサービスが。
今回ももちろんビール。
パシフィック・ドライというビールを頼んだ。
ジャパン・インポート・クオリティと銘打ってある。
うーん、どこかで飲んだ味だ。
同じドライでもブカネロのような辛口ではない。
うすいけれど、どこか若干甘みが残る。
とはいえ、バドワイザーのような甘さまでもいかない。
これで飲酒1リットル超。
しかしこれでキューバ1日消費量のまだ1/3なんだな。
5:45。
眼下には薄い氷と共にものすごく平たい土地が見える。
どこだろう?
凍る湖と溶けた水の両方が見える。
8:45。
とにかくずっと不毛の凍り付いた湿地帯が続く。
どこまでも土地は平たいし、地面と、そこに点々と点在する池のバランスは半々だ。
時折、川をなしている場所もあるから、池の氷の表面は凍っていても、その底の方では暖かな水となって流れているはずだ。
とにかくずっと凍てついた湿地帯が続く。
ここはどこなのだろう。
米国の北東部に向かう場合には同じ凍てついた世界とはいえ、氷河をなす峻険な山々が続いていたように思う。
エアカナダの液晶ではなぜか地図サービスが停止されているから場所の特定が難しい。
みんな寝ているのであまり度々に窓を開ける事は出来ない。
9:00、ジェットは大海原へと抜けた。
9:30、またまた軽食。
スライスされたリンゴが袋に詰まっていて珍しい。
やはり機内食って量が多すぎると思う。
しかし、この量が世界標準なんだろうな。
・・・と、言っている間にさらに追加でカップヌードルが・・・。
いやいや、エアカナダは特別に量が多い気がする。
9:45、気が付いた時には外は山のある景色に変わっていた。
11:40 、気流の悪いところを通過中。
眼下には雲が見えるのみ。
西語の手紙を四通書き終えた。
13:30、最後の食事が出る。
さすがに今回はビールの代わりにダイエットコークを頼んだ。
米系の航空会社と違って、これも丸々一缶。
外の景色は相変わらず雲ばかり。
一瞬低い山が見えた。
・・・少し疲れて来た。
今日目覚めてから既に16時間以上が経過している。
何しろ12時間の空の旅。
しかしその間食事が3回、はちと多いですよね。
出発後すぐと到着直前には出ないから、ほぼ4時間毎に1度の食事を摂っている事になるのだろう。
胃がもたれる事この上ない。
14:10にアナウンスが入った。
定刻よりも早く、14:55に成田着との事。
ちなみに15:20着の予定でした。
天候は小雨。
あと少しばかり関東地方は梅雨時です。
相変わらず外の景色は真っ白。
高度を下げてきているから、上空の青空も見えない。
久々にやった。
油断していたら耳が痛い。
痛いからそれどころではないのだけれど、なんとか数度あくびをして耳抜きする。
色々な方法を耳にするけれど、自分としてはこの方法が完璧だ。
しかし、あくびというのはそうそう自由に出来るものでもないところが問題でもある。
以前一度だけ着陸の際に耳をやってしまった。
高度を下げる時には耳の中に決定的な気圧の差が生まれる前にあくびをしてしまう事だ。
高度の下げには常に敏感でいる必要がある。
耳がひどく痛み出す頃になると、その痛みのストレスのせいであろうか、なぜかあくびは非常に出にくくなる。
その時には鼓膜がベコベコと凹み、一週間ほど音が聴き取りづらかった。
幸いな事に、鼓膜は再生する。
14:53、急に成田の土地が見えた。
変更された予定通り無事に着陸し、入国ゲートを通過、バッゲージクレームで荷物を受け取り、16:04電車に乗る。
うーん、やはりこれくらいはかかってしまうのか・・・。
着陸後1時間10分が過ぎた。
嫌なニュースも届いた。
うちの車が壊れて7月1日から動かないと・・・。
帰国して間もないというのに、身近な日常の問題がすでに山積している。
しかし、今日の成田はじめじめし過ぎだ。
なんという気候。
これならキューバの暑さの方がカラッとしていてずっと良い。
一説には台風が接近中とか???
とにかく暑くてじっとり・・・参りますね。
冷房で車内温度を下げているのは感じるけれど、湿気が抜けない。
さて、日本での日常が再び始まる・・・。
思いの外時間を食い、なっちゃんの二次会には間に合いそうにない・・・。
残念だ。
検見川の自宅に着いて、エリサベスからもらったおみやげを開いてみたら、それはマグカップとビアジョッキだった。
マグカップには「Tomamos Cafe(コーヒーを飲もうよ)」と書いてある。
ちょっとアイツは無理したんじゃないか、これは?
だけど、かなり嬉しい(^^)
藤田浩司-koji fujita-の2007CUBA-音楽の旅- ・ 完
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