クルアン(kluang)を出てティオマン島(pulau tioman)へ 24 sept. 2007
いよいよ、この愛する街クルアンを去る日がやって来た。
10:30のバスで港町メルシン(mersing)へと向かう。
バスは珍しく5分遅れの10:35に出発した。
アニカホテルは4泊でRM344だった。
税金もその他のチャージも一切かからない。
単純明快、良いホテル、良い国だ。
クレジットカード決済だから、おそらくちょうど1万1500円くらいだろう。
街で2番目に良いホテルが1泊2900円だ。
Hotel Anika
1, 3 & 5, Jalan Dato Rauf,
P. O. Box 65,
86000 Kluang, Johor,
West Malaysia.
Tel : 07-7724977
Fax : 07-7725870
Standard Room RM86
出がけに今夜から泊まろうとしている宿、パヌーバ・インに予約の電話を入れてみた。
人数や日程、希望の部屋は伝えたが、バスの時間を聞かれ、結局のところ詳しくはオフィスに着いてからアレンジしましょう、だって。
電話した意味がないなぁ。
余裕の応対だったから、平日の月曜だし空いているのだろうけれど・・・。、
ティオマンではどのリゾートもそうだけれど、土、日がとても混む。
長逗留していると、その賑わいが時に嬉しくもあるのだが、今は空いている方がいいな、と素直に思う。
これからはメールもインターネットも自分のPCでは多分不可能で、それも大変に速度の遅い衛星回線利用だし、そうそうメールチェックもブログの更新もやってられないな。
12時少し前にバスは港町メルシン(mersing)に到着した。
今回は客引きに乗らずに、さっき電話しておいたパヌーバ・インのオフィスへ。
島で何度か会話した事のある社長がいた。
車はやはりベンツだ。
友人の玉川氏のとたぶん同じ型だと思う。
宿には4泊申し込んだが、1割引になった。
悪い旅行会社で申し込むと2割加算、普通の旅行会社で申し込むとそのままだから、ティオマンでは宿に直接連絡を取るのが一番安上がりになるようだ。
1泊朝食付き(ユニットバス、エアコン、テレビ、冷蔵庫、海側)110リンギット→99リンギット(3366円)。
これでも安いと思うけれど、もっと安くあげたければ水シャワー&トイレ&ファンの部屋が確か1泊600円くらいからあったと思った。
寝る時にエアコンはいらないし、この程度の気温で水シャワーはむしろ快適だから、それも一つの選択かもしれない。
ただし昼間は暑くて部屋にいられないだろうな。
ティオマン島へと渡るスピードボートは残念ながら11時半の次が16時半の便となっていた。
仕方なくメルシンの街で時間をつぶす事にする。
メルシンはクルアン(kluang)に比べると、ずっと小さい街だ。
ティオマン島やその他メルシン沖の島へ行く中継基地として、またシーフードで有名だ。
ティオマンではないだろうと不安になり、電話用のプリペイドカードをDIGIショップで50リンギット分買い足した。
低額10リンギットのものしか売っていないし、ここの店員には英語がまったく通じない。
マレーシアでは珍しい。
こちらはスーパーの店内もいっそう長閑な雰囲気だ。
時間の流れが緩い。
時間潰しにインターネットカフェに入る。
1時間2リンギット(68円)。
あとで奥地に1時間1.5リンギット(51円)の店を見つける。
今度来た時にはあちらに入る事にしよう。
甘味処で、島に行ったらなかなか食べる事が出来なくなるであろう、アイスカチャン(ais kacang)を頂く。
フェリーとバスの複合ターミナルで、昨年の、あまり印象のよくない客引きの一味、ミスター・ポーを見かけた。
右手にはほぼいつも必ず携帯、ポーが言うにサランインダーでダイバーのインストラクターをやっているそうである。
そうこうしているうちに約束した時間となった。
バヌーバのオフィスの人に、ジェッティと呼ばれるスピードボート発着所へと案内してもらう。
船は結局17時5分に出発した。
隣と後ろがスペイン人でびっくりした。
スペイン語が飛び交うなか、メキシコのリゾートに来たかのような錯覚におちいる。
やはりスペイン語はいい。
海の上で電波状況を確認したらアンテナが立つ。
DIGI、価格はともかくエリアについては評判悪かったけれど、いざこうして使ってみると結構頑張っていると思う。
先日、バスが壊れて停まった田舎道でもつながったしね。
17:42、船はまず別の島に停まった。
きれいなシャレーの立つリゾート。
18:39、ようやくティオマン(tioman)島のグンティン(genting)村に着く。
携帯の電波は入らない。
次のパヤ(paya)村でも電波は入らない。
が、有名なブルジャヤ・リゾート(berjaya resort)が見え始めると、海上で電波が入り始めた。
どうやら大体DIGIのエリアマップ通りのようだ。
18:57、夕陽が水平線付近の雲に隠れた。
残念だが、やはり今日は泳げないな。
19:14、パヌーバ(panuba)の桟橋に到着。
桟橋がとてもきれいに整えられていてびっくり。
以前は板を渡しただけのような素朴な作りだったのだが。
パヌーバの女主人はまだ私の事を覚えていた。
2年振りなのにね。
部屋に入ると、今年もリノベートされて一段ときれいになっていた。
パヌーバのリゾートをよくしようとする意気込みには頭が下がる。
洗面台の鏡がピカピカで大きいのが気持ちよい。
毎年どんどんと整備されてゆく。
シャワーを浴びて一息付き、ABCへご飯しに行く。
久々に真っ暗なジャングルを歩く。
懐中電灯がなければとても行き着けないだろう。
時にロープをつたい、道なき道を15分ほど進めばパヌーバの隣、アイルバタン村(通称「ABC」)へと抜ける。
Johan’s Resortのレストランに入った。
ベジタブルカレースープを頼む。
島に来た時には昨年来の定番。
野菜でお腹一杯。
カレーのコクで満足感も高い。
島ではまとめてウエイトを落とす事も目的の一つだから、即席ベジタリアンになる。
来る日も来る日も大体これを食べ続けるだろう、たぶん。
ふと外に目をやると、パヌーバの桟橋が海に浮かんで見える。
パヌーバからABCへの海岸線はやや湾曲しているのでこのように見える。
帰りに海辺のバーでタイガーを1本買った。
宿に帰ったら飲むつもり。
道中、実技試験を間近に控えたYちゃんに電話。
ジャングルで、懐中電灯が電池切れ。
月明かりのみを頼りにジャングルの道を行く。
月に照らされている場所は良いけれど、うっそうとした茂みにはいると視界は利かない。
ジャングルの道・・・本当にケモノ道程度の道である。
木の根っこを階段代わりに登り下りしたり、倒木の下をくぐったり、また、道のすぐ脇は断崖でガードレールなどもちろんないから要注意だ。
やはり復路も15分かかって宿に着いた。
タイガーが渇いたノドにうまい!
明日、島の中心地に行ってまとめ買いしてこよう。
島のバーや、本土のスーパーで買うとRM5(170円)はするタイガービールが、空港もある島の中心地テケッ(tekek)にある免税店で買うとRM2(68円)なのである。
ティオマンは数年前に国のフリーポートの指定を受け、免税店でビールを買うなら中南米並みに安くなった。
初めてティオマンに来た当時には缶ビール1本を7RM(238円)で血眼になって探し出し、買っていたものだ。
なぜならあの頃、売っているところを探し出す事さえ大変だったのである。
アルコールはイスラムの国で大っぴらには売られにくいものなのだ。
テレビで混成合唱をしている団体をよく見かけるが、一所懸命なのは伝わってくるけれど、ソプラノが上がり切らなくて何度聞いても苦しい。
うーん。
→コメント、トラックバックはこちらからお願いします(^o^)
cozy-corner~藤田浩司(ふじたこうじ/koji fujita)のblog