テケッ(tekek)へ、ビールを買いに行く 25 sept. 2007
島の朝。
久々に見る美しい景色。
潮が満ちている。
パヌーバビーチ(panuba beach)にはパヌーバ・イン(panuba inn)一軒しかないから、ここはいつ来てもプライベートビーチ状態でとても静かだ。
まぁサランビーチ(salang beach)にも喧噪はありませんが・・・
朝食後に早速泳いでみた。
今日はやや風があり、波が高い。
・・・クラゲがいる!!!
しかも、いつものとは違うヤツが。
7月にキューバ(Cuba)で見たような種類のが。
あの時、エリサベスは「このクラゲは刺さないよ」と言ったけど・・・やはりチクチクする。
5cmくらい、透明で見えづらいところが、より不快感を増大させる。
そらには直径1cmくらいの赤ちゃんのクラゲが集団となって前方に浮かぶ。
とりあえず場所替え。
今度は桟橋からエントリーする。
・・・やはりいる。
こちらもチクチクする。
大したことないっちゃあなぃけれど、やはり不愉快だ。
早々に海から引き上げる事に。
うーん、残念だ。
気を取り直して本日のメインイベントを実行する。
そう、テケッ(tekek)へとビールを買いに行く。
たぶん往復16kmくらいなんだけど、アップダウンがあるので、距離のわりにはきつく感じる。
まずは例のジャングルを抜けなければならない。
ジャングルを抜けるとアイルバタン村(通称ABC)に出る。
どこのリゾートも静かだ。
あちこちのシャレーがきれいになり、少しずつ大型化している。
パヌーバの陸上交通手段は歩く以外ないけれど、ABCでは自転車、バイクが走る。
写真を撮りながらのろのろと歩いていたら、出発後1時間ほどでABCのはじまで行き着いた。
ここからテケッへはもう一つ峠を越える。
ABCとテケッを分ける峠は舗装されていてガードレールもあり、また勾配もそれほどではない。
テケッの入り口にはきれいなマリンパークがある。
さらにしばらく歩くと、道はやがて車の通行が可能な広さとなる。
街の中心へと近づくに従って、交通の手段が大型化する。
とはいえ、島にバスはない。
信号もない。
島の中心地、テケッでの主な交通手段はバイクだ。
まだ年端の行かない小学生くらいの少年、少女も3人乗りでスイスイ走ってる。
免許はいらないのかな?
2年前から始まっていた護岸工事が急ピッチで進んでいる。
あの頃まではテケッの海岸でも遊んでいる子供たちがいたのに、もう二度と見られない風景となってしまった。
かなり埋め立てているが、何を作るのだろう。
ティオマン島は地形が急峻だから、いずれにしても開発するには埋め立てしかあり得ない。
テケッの桟橋まで約1時間45分かかった。
今日は特に写真を撮り過ぎた感じだ。
充分に写真を撮りながらでも、大体いつも1時間半でこの桟橋に到着する。
さらにブルジャヤ・リゾート寄りの免税店を目指す。
途中税関にある新しくできた展望台に寄った。
免税店は2003年に登場して、当時空港とダウンタウンの2店だったものが、今年来てみると個人経営の免税店がちらほらと増えていた。
店によってビールの値だんが違う。
タイのチャンビール(beer chang)というのを試飲がてら飲んでみた。
1998年にオーストラリアのインターナショナル・ビア・コンペティションで金賞を受賞しているビールだ。
アルコール度数が6.4%と高めだ。
これが中華系の免税店で6本10リンギットで売られていたから、これを1箱買った。
すっきり計
さらにデンマークのカールスバーグ、ロイヤルスタウトを試飲。
こちらアルコール度数が8%で、泳ぎながら飲むにはちょっときつそうだ。
結局定番のタイガー(RM2)をまとめ買いの他、ギネス(RM3.3)と先ほどのロイヤルスタウトを少しずつ買う。
試飲しながら次の宿、サラン・インダー・リゾートに電話で予約を入れた。
そういやお持ち帰りは日本で「テイクアウト」、米で「To Go」、マレーシアでは「Take Away」なのだが、何か持ち逃げしたくなるネーミングだ。
ちなみに「Take Out」は米でもOKだそうだ。
まーちゃんが言ってた。
帰途。
45本のビールを背負って帰る。
持っている荷物と合わせると20kg程だろうか。
これで結構重く感じる。
重力が私に牙をむく。
登るときには心臓に、そして下るときには足の関節に負担がグッと増大する。
途中でお茶しようと思ったけれど、ABCのレストランはこの時間、全て閉まっていた。
最後のジャングル。
急登が心臓にくる。
夏のアルプスで見かける、山小屋に物資を運ぶ人はすごいと思う。
あの荷物はきっと50kg以上あるんじゃないか。
あれを担いで登山道をスイスイだ。
すごすぎる。
帰りの道すがら、明日が採用試験本番のYちゃんに電話でアドバイスした。
インターネットカフェの料金を見ていたら、ABCでは1時間10リンギット(340円)もする。
昨日対岸の半島メルシンでは1時間RM1.5(51円)だったのを見た直後だけに、その値段が極端に高く感じる。
とはいえ、キューバでインターネットしようと思ったら、1時間800円だ。
同じサービスの値段がこれほどに違うとは・・・。
結局どこにも寄り道せずに1時間半で宿に着いた。
宿に着いたらザーッと、雨が降ってきた。
テケッの最奥、ブルジャヤ(Berjaya)リゾートに入る直前まで行ったから、片道9km、往復18kmは歩いただろうか。
桟橋を寄り道したりもしているからそんなものだろう。
ちなみに地球の歩き方にティオマン島の地図が掲載されているけれど、あの縮尺を信じてはいけません。
ロンリープラネット社のガイドに載っている地図と比べると縮尺が1/4ほどになっている。
それからリゾート名が「Penuba」になっているけれど、「Panuba」です。
「Keluang」は「Kluang」だし。
改訂版を重ねてもなかなか直らないな。
なんでだろ?
夜、テレビを見ていたら音楽番組が始まった。
レゲエのオンパレード。
ボーカリストはとてもマレーシア人とは思えない顔の濃さ。
マレーシアの音楽番組は、オケがすべて生演奏なので楽しい。
豊かだった日本の’70-’80年代辺りの歌番組を見ているようだ。
あの頃の音楽は、アイドルのアルバムさえ全て生演奏で面白かったな。
中学生の頃とか、よく大譜表を作って耳コピでスコアに落としていたのを思い出す。
アレンジにギター、ドラム、ベース、パーカッション、鍵盤楽器、コーラス、それに弦、笛、金管、サックスと入るのが基本で。
80年のアタマ前後にMIDIという規格が登場して、流行する音楽のアレンジは、そのスタイルを急激に変えていった。
さらにテレビを眺めていると、「ハリ・ラヤ(hari raya)」・・・ラマダンにちなんだ歌を特集したCDの宣伝をしていた。
そんなコンピレーションものが作られ、売れるほどラマダンとはすごいものなのですね。
クルアン(kluang)に戻ったら絶対に買おう。
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