嗚呼・・DIGIモバイルフォンよ・・・ 28 sept. 2007
さよならパヌーバ(panuba)、こんにちはサラン(salang)。
お別れは寂しくもあり、しかし新しい出逢いにはウキウキする。
朝、レストランでラダに会った。
キューバでのフロールのように、会うつもりがなくてもティオマン島(pulau tioman)に来ると必ず会ってしまうラダ。
友達、と言うほどでもないけれど、会えばお互い挨拶をするハードゲイだ。
今年は再びパヌーバ(panuba)で働いているらしい。
昨年より一層化粧が濃くなった。
っていうか、ファンデーションを塗っているのを初めて見た。
少しダイエットに成功したようだ。
女の子らしい、かわいいバッグを腕に下げている。
今はゲイ友達と一緒につるんで楽しく働いているようだ。
うーん、しかしこちらは4泊もしているのに最後の最後、出発の朝に会うなんて、やはり彼とも縁があるのだろう。
キューバ(cuba)のフロールのように。
朝ご飯の炒飯が口に合わず。
パヌーバの宿代に込みの朝ごはんは、ちょっと「???」な事がある。
朝は日替わりでミーゴレン(mee goreng)、ナシゴレン(nasi goreng)、ビーフン(米粉)のどれかにイチゴジャム&バター、ホントにたまに蜂蜜が付くトースト、それにスイカ、粉を溶かしたオレンジジュース、コーヒー、紅茶、おしまい。
パヌーバのインターネットの宣伝を見た。
「Internet with 3G!」とある。
つまり、携帯の電波を使ってインターネットアクセスしているわけだ。
そりゃたいして速くはないな。
サランインダーの衛星回線よりは速いだろうけれど。
1時間15リンギット・マレーシアドル(660円)。
結構な値段だ。
本日、バルコニーから見た海の透明度は高そうに見える。
泳ぐ。
いざ海に入ってみると透明度は高くない。
今日も荒れ気味だから仕方ない。
桟橋からパヌーバ2に向かって泳ぐ。
ウミガメがいた!
ウミガメをどこまでも追いかけてみる。
亀といえども海の生き物だから、同じスピードでずっとくっついて泳ぐと結構疲れる。
観察していると、ウミガメは泳ぐときに前足しか使わない。
この亀が特別なのだろうか・・・?
前後の足を使った方が速そうだが?
ついに追いつけなくなって、ウミガメは海中深くに消えて行った。
パヌーバ2の海域に入ると、チクチクがとても増えた。
触手の切れ端だ。
クラゲの触手は個体と離れても毒を失うことがない。
クラゲなんて、その個体さえも半透明だから見つけるのが大変なのに、その触手の切れ端なんてまず肉眼では判別不可能だ。
今日みたいに荒れ気味の海では尚更だ。
気味悪く不愉快なので、桟橋へは引き返さずに仕方なくパヌーバ2の浜辺に上陸する。
途中、草藪をかき分けながらレストラン前に戻ってくる。
再び桟橋へ。
今度はABC方面、プライベートビーチを目指す。
こちらもやはりチクチクするが、もう今更引き返せないのであちらの浜辺まで泳ぎ切った。
お気に入りの浜辺でブラブラした後、再び桟橋へ向けて泳ぐ。
最後の最後で触手の切れ端が鼻に当たった。
痛くて結構不愉快だ。
痛みはすぐにひくけれど。
宿に戻ると既に11:45。
1時間半ほど泳いでいた事になる。
急いでシャワーを浴びて、12時にチェックアウト。
レセプションで聞くと、先日は13時って言っていたのに、フェリーは14時過ぎに着くと言う。
潮の満ち引きをみての運行だそうだから、これくらいの誤差は仕方ないのかも。
レストランでタイのチャンビール(chang beer)を飲みながらこうしてW-ZERO3をいじる。
久々にちょっとインデペンデンスの練習でもしておこうかな。
色々な楽譜をPCとW-ZERO3に入れておいた。
PDFファイルで。
12:50、フェリーが来たかと思ったら、ポリスだと言われた。
13:25、言われた時間よりも早くにフェリーはやって来た。
サランに向かう途中にその昔よくトレッキングして出かけた懐かしのモンキービーチや、もう一つサラン寄りのモンキーベイが見えた。
モンキーベイは珊瑚礁がとてもよく発達していて、魚影が濃い。
以前、ツアーで出かけた時に水先案内人が潜ってナポレオンフィッシュを岩陰から引っ張りだしてくれたのがここだ。
13:45、サランの桟橋着。
懐かしい風景。
チェックイン、受付のお姉さんもお変わりなく。
AC25、昨年と同じ部屋。
しかし、エアコンや水周りが改善されている。
ふとDIGIの携帯をチェックすると・・・
なんと・・・圏外・・・
油断した。
秘境パヌーバでも使えたから油断しきっていた。
まさか、この観光客で賑わうサランビーチで使えないとは。
いやー参った・・・。
クルアンのDIGIショップで見せてもらったエリアマップ(Coverage Map)ではサランも圏内だったのに・・・
そう、エリアマップで自分の滞在先が全てカバーされている事を確認してこのDIGIの携帯を選んだのに、まさかエリアマップ上ではガンガン圏内なものが実際には全く圏外であるなんて事、思いもよらなかった。
いい加減なものだ。
やはり国が違うのだから、ここは現地の宿にでも使用可能かどうか、あらかじめ確認しておくべきだったのかもしれない。
だけどまさかなー・・・会社で出しているエリアマップがこれほどの誇大広告だとは・・・
だってマップ上ではティオマン島中部から北部にかけてアナもなく全域に渡ってカバーされているというのに。
どうやらサラン村で使えるのはCelcomだけらしい。
セルコムは日本で言えばDoCoMoのような会社で、DIGIはソフトバンクかツーカーみたいな位置づけではあるのだが・・・。
おっと、今やソフトバンクとツーカーを同列に語っては失礼ですね。
一応一番電波の良さそうな、桟橋まで携帯を持って歩いてみた。
やはり圏外だ。
残念・・・
インダーのミニショップで、またラダに会った。
聞くと、まだインダーのレストランで働いているとの事。
夕方、ひと泳ぎしに行く。
引き潮なのでビーチの一番左端からしかエントリー出来ない。
この沖合に巨大な珊瑚群がある事を知っているので、そこを目指す。
・・・すごい。
やはりサランの海は良い。
ここを見ただけでもパヌーバと比べたら珊瑚の発達度ではどうしてもこちらに軍配が上がる。
パヌーバだって悪くはないけれど、こちらの巨大珊瑚の密度はすごい。
海底の地形がダイナミックだ。
また、魚影も濃い。
それからこちらの方がずっと波が静かでとても泳ぎやすい。
サランインダーリゾート(salang indah resort)とパヌーバインリゾート(panuba inn resort)、どちらに宿を取るかはいつも悩ましい問題だ。
料金はパヌーバが朝食付きでRM110、サランインダーが宿泊のみでRM100とほぼ互角。
パヌーバの部屋はとてもきれいに整っている。
設備では明らかにパヌーバの勝ち。
また、頑張れば島の中心、テケッ(tekek)地区や隣のABC地区まで歩いて行けるのも良い。
テケッなら免税店でビールが買えるし、インターネットも島では一番安い。物資も豊富だ。
ただしジャングルを抜けられなければ、パヌーバは陸の孤島となる。
レストランを選ぶ余地もない。
海に関してはもう一つ、サランは引き潮時、ビーチの左端まで行かなければ海に入るのが難しくなるが、パヌーバはいつでも宿前からドボンだ。
一方のインダー、部屋はイマイチなものの、リゾートがいくつか連なって適度な規模があるので、ちょっと散歩をしたり、レストランを選んだりする楽しみがある。
インダーの部屋では問題なく楽器の練習が出来る。
そして何よりも珊瑚礁が非常に発達している。
これは大きい。
これで携帯がつながればなぁ・・・
仕方なくIDD国際電話を使おうと宿のインターネットカフェに行ってみるが、クローズド。
ここの営業時間は気分次第の非常にいい加減なものなので、いつもとても困っている。
なんとかならぬものか。
頼むから掲げている営業時間中は仕事してくれよ・・・。
とにかく電話に関してはせっかく携帯を買ったのに、予想外の使用不可だ。
12泊、ここが滞在一番長いんだけどな・・・。
外ではラダをはじめとして従業員がバレーボールをして楽しんでいた。
ラダはピンクのスポーツウエアに身を包んでいた。
ふと、応援していると人を見ると顔といい体格といい、伊地知さんにそっくりだった。
そういえば、伊地知さんの顔はマレーにいてもおかしくないな、と一人納得。
19時半頃ご飯しに行く。
インダーのレストランは安くて美味しいと思う。
マレー風焼き鳥「サテー」があるのも良い。
-メニューの例-
ミロ・アイス・・・・・・・・・・・・RM2.00
100%生ジュース・・・・・・・RM3.00
缶ジュース・・・・・・・・・・・・RM2.50
水1.5L・・・・・・・・・・・・・・RM4.00
マレー風炒飯・・・・・・・・・・RM4.50
マレー風焼きそば・・・・・・・RM4.50
マレー風串焼き(satay)・・RM5.00
野菜カレー・・・・・・・・・・・RM5.00
アイスクリーム(2 Scps.)・・RM3.50
その他、軽食からゴージャスまで150種類ほどのメニュー有り。
Open:8:00-, 18:30-
Salang Indah Resorts SDN. BHD.
No. Co.344572 P
Kampomg Salang, Tioman, Pahang
Tel Off. : 609-4195015, 609-4195039
Fax : 609-4195024
Business Hour : 8:30-17:00
E-Mail : info@salangindah.com
Website : www.salangindah.com
Salang Indah Restaurant
Tel : 609-4195054
Branch : H/P: 013-9347336 – Md. Abidin
Sea View AC Shalet(Twin Sharing) RM100
食事の代金を払う時にセルコムのSIMカードはサランで買えないのか、と聞いたら、インダーのマーケットにあるって教えてくれた。
早速CelcomのXpaxというSIMカードを買ってみた。
RM15で通話RM5付き。
インターネットカフェがオープンしていたので使ってみる。
ここの衛星回線の遅さを思い出した。
ヤフーメールを見るためログインするのに、画面が切り替わるのを待つ事20分以上。
とてもやってられない。
なぜかmixiの方が少し速い。
PCの方で画像表示をOFFにして、勘でログインボタンを押したり、メッセージのボタンを押したりする。
画像が出るのを待っていたら1時間かかってもログインに到達しないかも・・・。
実際昨年は自分のドメインメールとか、ソネットメールとか
はログイン中にタイムアウトエラーが発生してついに一度も使えなかったのである。
ヤフーメールは見るのが精一杯だった。
ミクシーも足跡さえ見る事が出来なかった。
必要なメッセージを最小限の文字に留めて書き、2通送っただけで1時間が経っていた。
ブログのアップなんて、とんでもない話だ。
今朝は笑ったけれど、これならパヌーバの3Gインターネットの方が圧倒的に速いはず。
部屋に戻って携帯の裏蓋を開け、DIGIのSIMカードを抜き、セルコムのSIMカードを入れた。
初期設定は簡単だ。
SIMカードを差し込んだら電源を入れるだけ。
セルコムは特にIDDカードのようなものはないらしい。
一応クルアンでセルコムのリーフレットももらっておいて良かった。
どうやら日本の固定電話へは1分RM1.5(51円)らしい。
携帯へだと1分RM5(170円)近い額がかかると思う。
これだったらGSM携帯を持っていない人は日本でレンタルした方が良いかもしれない。
プリペイドも買ったけれど、RM10の少額カードしかないから1枚で6分しかもたない。
しかも島だからRM10(340円)のカードをRM11(374円)で売っている。
そしてカードを継ぎ足す度にPINコードを入れ直さなくてはならないのか・・・かなり面倒だ。
インターネットカフェにIDD電話をかけるサービスがあったけれど、それは日本へ1分RM3(102円)だった。
DIGIの携帯なら6円ちょっとなのに。
残念だ。
だけど、こうしてとりあえず待ち受けは出来るようになった。
ビールを飲み始めたら、早速弟子から電話がかかってきた。
頑張れよな。
潮が満ちてきて、宿の下まで海になっている。
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