ティオマン島(pulau tioman) は暮らしやすくなったのかも 29 sept. 2007
夜明けの頃、と言っても7時頃だけど、外はやっと明るくなり始め、ベランダに出てみた。
潮が満ちるとベランダの真下まで海になる。
エアコンを付けた室内よりも、外気の方がずっと涼しい。
やはりファン(扇風機付き)の部屋でも良いのかも。
水シャワーの苦手な人でも、暑くなる日中なら水シャワー浴びたくなるんじゃないか。
そういえばティオマン島(pulau tioman)は全域蚊に刺されなくなった。
今回蚊取り器を3つも用意してきたけれど、バカみたいだ。
島の滞在は今日で5泊6日目だけど、まだ一度もそれらを使っていない。
リアル蚊取り線香とか、運ぶのに結構重かったんだけどな。
以前はもっと普通に蚊がいたから、徹底的に駆除しているのだろう。
それから水。
ずっと前、初めて来た2000年のパヌーバ(panuba)では水道の水が濁っていてビビったものだ。
あの頃は山の表流水をそのまま水道として引いていたようだった。
今はまったく濁りがないので、おそらく井戸を掘ってあるのではないか。
未確認だけど。
もしかしたら表流水を沈殿・濾過させる装置を作ったのかもしれないし。
いずれにせよ口に含んでも全く苦みとかないから、そのまま飲むのは怖いとしても、沸かしてお茶やコーヒーをいれるなら、あるいは根性があって湯冷ましの水を作るならこれで確実に売っているものより美味しいものが出来るだろう。
ボトル詰めにして売っている水は好きではない。
採水地がどんなに良くても、どうしたって水に付く容器の臭いが気になる。
水は湧き出している場所に行き、ガラスのタンブラーですくって飲んでみて、はじめてその湧水の価値がわかる。
美味しい水は日本に多い。
磐梯山麓西に湧く水とか、鳥取大山の伏流水とか、羊蹄の吹き出し水、富士のすそ野の柿田川、阿蘇の水源地etc…甘い水、さわやかな水、その冷たさがうまい水等々タイプは違うけれど、どれも美味しい。
一番好きなのは磐梯山麓のような甘いタイプの水だ。
俗に言う甘露とは、この水の事ではないだろうか。
ちなみに島で売っているボトル詰めの水は「ドリンキング・ウォーター」だ。
これは水槽の水を消毒して詰めてあるものだ。
水道の質にもよるだろうけれど、たいていはうまいわけがない。
桟橋へ散歩。
サラン(salang)の海は今日も穏やかだ。
帰りしなインダーのマーケットに寄り道「サテーマン(satayman)」というコーヒーの粉を買った。
あんなに探し求めていたコーヒーの粉が、こんなところにあったなんて。
いや、今までは置いてなかったから今年になって初お目見えしたものだ。
リゾートには外国人が多いから置くようにしたのかな。
レストランでロティ・チャナイ(roti canai)を頼む。
わずかRM1(34円)だけど、カレーソースをまぶして食べるロティは美味しい朝の定番だ。
若干仕事をすすめた後、泳ぎに行く。
サランサヤンリゾート(salang sayan resort)前の一番左端からサランハット(salang hutt)前まで泳ぐ事にする。
つまりサラン村のビーチを横断して往復するわけですが。
一回大体2km程になると思う。
泳いでみると、やはり私が勝手に中国宿と呼んでいるサランビーチリゾート前付近に大きな珊瑚礁がある。
しかし若干深い場所にあるため、ここには干潮時に来た方がよい。
ただし、干潮時に来ると浅瀬の珊瑚が邪魔になりビーチの左端まで泳いで戻って来ないと途中で陸には上がれないから、最低でも1.5kmは泳ぐ覚悟を決めて下さい。
ビーチの右端はやたら浅い場所が続く。
それはそれで光線がよく通り、きれいだけど。
シマアジ?大きめのアジの群れが目の前を通り過ぎて行った。
相変わらず透明度は低い。
帰りには風が強く吹き始め、穏やかだったサランの海も波立ってきた。
Uターンして浜辺に上がり、ビーチチェアで一休み。
すると・・・吸血昆虫に肌をやられた。
それは体長1mmほどの羽虫である。
昨年浜辺に寝そべっていてさんざんやられたから、警戒してわざわざチェアーを使ったのに・・・。
この虫はすぐ隣のパヌーバ(panuba)にはなぜか全くいない。
痒い、残念だ。
シャワーを浴びると痒みは収まった。
夕方にブラッと散歩に出ると、昨年何かと世話になったミスター・ポーがいた。
彼は今年も絶好調だ。
若い娘と手を絡ませてインダーの小径を歩いていたかと思うと、たくさんのお客さんと外のテーブルを囲んで話の中心となる。
ポーはインダーのダイバーだ。
ところでダイバーはなぜ群れるんだ?
ダイバーハウス?の前を通ると、いつもダイバーは群れている。
オレには無理だな。
あの何かと道具が必要なのも面倒くさそうだ。
海は素潜りに限る。
夕食。
サテー(satay)&ナシ・ゴレン・カンポン(nasi goren kampung)、それにミロ・アイス(milo ais)。
マレー風炒飯ナシゴレンのカンポン風には青唐辛子がダイナミックにもそのままの形で数本入っている。
お腹一杯で気持ちが悪い。
夜になると、ポーはやはりちゃっかりと団体さんの席へ行き、ご相伴に預かっている。
首にはツアコンのネームを下げ、右手には携帯を握りしめ、団体さんに取り入り・・・一体、彼の本業は何なのだろう???
彼を観察していると、どうも裏家業のニオイがする。
その後桟橋を散歩すると、子供たちが戯れていた。
桟橋の欄干にサインペンで立て続けに同じ文字を落書きしている。
それをその子たちのお父さんだろうか、大人が注意していた。
ビデオの編集を続けるが、まだ慣れない。
新しく物事を始める場合、その出だしには大きなエネルギーが必要だ。
列車が動き始める時のようなものか。
ビデオの編集なんて今までやった事がないから、その方法を覚えるのにストレスを感じる。
とはいえ、少しずつやり方が見えてきた。
「BasicLatinCubanPercussion&Rhythms-JuanOscarTejera」は必要な部分といらない部分のタイムを書き出した。
クリップ分けしてつないで字幕を入れて・・・日本語訳のアフレコは、設備がないから日本に戻ってから。
25時過ぎ・・・どこかのバカが、リゾート内で打ち上げ花火を始めた。
弟子に電話したら⇔かかってきた。
レッスン3連チャンの初日を終え、緊張と疲れで熱を出したらしい。
とりあえずあと2日、頑張れ。
1日々々が大切なんだ。
受験本番に向けて、こんな時の体調コントロール術を覚える事も必要だろう。
とても辛いところだけれど、その反面、またとない機会でもある。
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