クルアン(kluang)からシンガポール(singapore-singapura)へ 11 oct. 2007
朝からカフェでネットなどをして、本日は超ゆっくり12時のチェックアウト。
午前中に土砂降りのスコールがやってきてドキドキしたけれど、今は良い天気だ。
正確には11:55頃チェックアウトして、12時発ジョホールバル(johor bahru)行きのバスに何とか間に合った。
はじめに寄ったバス会社のチケット売場ではこの時間、チケットがすでに売り切れていたが、いつもの胡姫快車(orchid express)には席に残りがあった。
と、いうか、いざ乗ってみるとガラガラだった。
ジョホールのラーキン・バスターミナルまでRM7.5(255円)。
一度CDをじっくりと聴いてしまったから、あちこちで流れているラマダンソング(ramadan song)がやたらと耳に残る。
ラマダンソングはどれも聴いていてかなり心地が良い。
良くも悪くも欧米文化にどっぷりと浸ってしまった、多くの日本人がクリスマスソング(christmas song)に対して持つような思い入れが、イスラム(islam)の民が住むここではラマダンソングに対して感じられる。
様々にロマンチックなのである。
そして、その旋律には時折アラブの影響が顔を見せる。
自分にとって最もエキゾチックで魅力的なのは、マレーシア(malaysia)音楽のこの部分。
スペイン(espana-spain)やキューバ(cuba)のラテン音楽の旋律にもアラブ(arab)の影響は明白に感じられるから、アラビア文化の伝播は西と東に分かれてお互いが遠い地にあるけれど、ある部分これらは兄弟だ。
アラブ世界に足を運びたくなった。
またキューバのリズム(rhythm)が持つ影響力は強烈だから、やはり遠くマレーシアのポピュラー音楽にだってそれは影響を与えている。
それから日本の音楽との共通点。
ペンタトニック(pentatonic)の使い方において両者には似通った感性が感じられる。
演歌っぽいところとか。
そして例えば沖縄の音楽が持っているようなアジア(asia)の南国に共通する大らかで緩やかな流れが、マレーシアの音楽全体をも広く覆っているのである。
そういった自分にとって縁のある様々な要素が絡まったマレーシアのポピュラー音楽は私にとって魅力的なのだ。
ラーキン(larkin)バスターミナルには13:35に到着した。
シンガポール行きの国際バス、星柔快車(singapore-johore express)に乗り換える。
RM2.5(80円)。
ちなみにシンガポールのブギス(bugis)からこちらに向かう時には2.5シンガポール・ドルだから倍以上の値段になる。
#170のSBS Transitの方が頻繁に便があるけれど、大荷物では乗れないだろう。
出国&入国はスムーズだったが、シンガポールは土砂降りの雷雨。
シンガポールって、あまり天気の良くない印象がある。
とはいえ、降り続いた記憶もないけれど。
この国には長居した事がない。
シンガポール・ドルも4、5年前に1万円を両替したっきり、その残りを来る度に使えば間に合ってしまう。
バス、やはり#170のSBS Transitは頻繁に来るけれど、星柔快車はなかなかにしてやって来ない。
ところで、次回までには絶対に忘れそうだから、マレーシア携帯の使い方をおさらいしてここに記しておく事にする。