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DrumStudio LA FIESTA主催ドラマーズライブ誕生秘話 19 marzo 2008

ドラマー1人でステージに立つ形式の発表会の原型が生まれたのは、まだ私が学生の頃、某音楽教室でアルバイト講師をしていた時の話だ。
この世にWindowsが登場する遥か以前の大昔。
ドラムでなんとかして発表会が出来ないだろうかとの要望があり、企画してみたのが最初である。
当時はMIDIやDAT、磁気テープのMTRなどを駆使して音源を制作していたものだ。
特に主役はシーケンサーだ(笑)
なんだっけ?名前も忘れてしまったけれど、ローランドのナントカ500とかはプロの標準機だった気がする。
たった1メガのフロッピーディスクがメディアだったアレがプロの標準機だった時代もあったのだ。
ま、古過ぎる話で、今の大学生や大学出たてのプロのタマゴには想像も出来ない環境だろうな。
キーボードだって今のように多機能ではないから、その頃の自宅には3段に重ねられたシンセサイザーをコの字型に組んでいたものだ。
音源やエフェクターだって多機能ではなかったから10段とかラックを組んでいた気がする。
なんとも大時代がかった話だ(笑)
ただし、それだけの独立した音源を駆使した音には現代の便利な音源では再現出来ない深みが確実にある。
だから未だにその頃制作した音源を使うし、やはりそれらは出来も良いと思う。
ドラム録音用にはヤマハのPTXという最も原初な電子ドラムを使っていた。
オイオイこの音とレスポンスで30万以上もするのかよって品だ。
あの時代、業務用として使えるマイクも高価だったので、仕方なくMIDIで録音したものだ。
例えばどこのスタジオにも必ず転がっているShureのSM57や58、当時は1本4万円以上したぜ。
今でこそウチのスタジオでもこれらを20本以上保有しているけれど、当時ドラムの音源分これを揃える事は財源的に無理だったし、また、レコーディングする環境も整っていなかった。
今はいいよな、SM57や58は根性のある音を拾ってくれるけれど、Audixのドラム専用マイクなどはより音の輪郭を捉えながら拾ってくれる事もあるし、スタジオに7本ある各社のコンデンサーマイクはこれまたそれぞれ繊細に音を拾ってくれる。
B.D.用の世界的定番マイクだって今なら気軽に買える。
あの黎明期には生徒一人一人にその子の事を頭に思い浮かべながらオリジナル曲を作っていたっけな。
そんな事も生徒数の多い今では為すべくもない贅沢な話になってしまった。
-DrumStudio LA FIESTA主催第9回ドラマーズライブ-
ドラマー20名のソロ演奏を立て続けに見る事が出来る、おそらく全国的にも珍しい企画です。
みんな同門なのに、それぞれ個性的なのには私でさえびっくりします。
「叩く」という単純な行為を通して、これほど演奏している人間の姿が見えるのには驚かされますよ、きっと。
それから当日配布される写真入りプロフィール付きのプログラムもどうぞお楽しみに☆
第9回DrumStudio LA FIESTA主催(共催:宮崎楽器)ドラマーズライブ
2008年3月22日(土曜日)
開場13:30、開演14:00
於:千葉県茂原市、東部台文化会館
☆入場無料(但し、録音録画等はご遠慮下さい)☆
興味のある方、是非おいで下さいね☆

藤田浩司-koji fujita-

DrumStudio LA FIESTA


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cozy-corner~藤田浩司(ふじたこうじ/koji fujita)のblog

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