青木カナさんと飲む 1 sept. 2005
青木カナさんと飲む 1 sept. 2005 [徒然なるままに]
Do Japao ao Ceara/Kana Aoki
Imitacao/Kana Aoki
つい先頃日本ツアーを終えたばかりの在ブラジル日本人歌手、青木カナさんとサシで飲む機会に恵まれました。
2月のPernanbuco州Recife(ヘスィフェ)はOlindaのカーニバル、その町の教会の前で夜中に行われるMaracatuの事や、6月にマラニョン州サンルイスで行われる聖人のお祭りの事など、ブラジルの興味深いお話をたくさんお聞きする事が出来ました。
ちなみにボサノバのCDを聴くとよく耳にするポルトガル語の発音はリオのもので、それはどちらかというと古く、旧本国ポルトガルとも共通する発音のようです。お話を聞くに、サンパウロの発音はもっとすっきりしていてなんだかスペイン語よりかも。カナさんの歌はサンパウロの発音ですね。
今、彼女の出した二枚のCDを聞いておりますが、なんとも暖かみのある声を持っています。
サウンドも多岐に渡っています。ブラジルも音楽大国、リズム王国ですからね。ボサノヴァを中心に、現代ブラジル的なものからお祭りっぽいもの、なぜかレゲエっぽいものまで(これはブラジルにもこういったジャマイカのようなサウンドがあるのでしょうか)、それに、もちろんサンバもと、色々です。優雅な三拍子のものも数曲聴く事が出来ます。隣国ベネズエラには独特なワルツの伝統がありますが、どこかでつながっているのでしょうか。
ときおり日本語が入っているのも好感が持てます。発音やらアレンジやら、カナ流のブラジル音楽を創り出している事がこちらにもよく伝わって来ました。こういうこだわりはとても意味があると思います。
また、近々仕事でキューバを訪れるそうです。レコーディングの予定もアリとの事です。楽しみです!
私もブラジル行きたいなあ。憧れの国の一つです。