きれいな海岸に原発あり 13 sept 2005
うわ~、これメチャクチャきれいじゃん!・・・と思う海岸に限って原子力発電所が近くにある。
若狭湾の入り江の先なんか、水がとてもきれいでつい泳ぎたくなる。が、しかしこの地区はどこもかしこもきれいだな、と思うと半島の突端に原発があるので泳ぐのはちょっと躊躇してしまう。長居するのもちょっと不気味である。
島根半島しかり。他にもなぜかきれいだなと思った海岸には、そういったところにかぎって大抵原発がある。
・・・以前はこの原発が大嫌いであった。火力でも水力でも風力でも地熱でも他に代替があるだろうと。しかし、いつの頃からかこれはエネルギー不足の日本には不本意ながらも必要なものである、と考えるようになった。
トータルバランスで考えれば、火力や水力はより大きな環境破壊につながるし、最近増えている風力は自然任せで頼りないし、この原子力発電の効率性は今のところなくてはならないなと。これは、もしかして中国でプラントエンジニアをしている後輩の伊藤君が日本で原発を作っている頃、ポツっと私に話したことがずっとアタマに引っ掛かっていたのかもしれない。
とはいえ、その安全性については非常に気がかりで常に重大なる関心を寄せているのだが、原子力発電所で事故が起きて被爆者が出る度にその後の報道を注視していても、被爆者がどうなったかについては不思議とまったくと言っていいほどフォロー報道されない。
これはどういうことなのだろう。・・・もしかして国家の圧力ですか??それとも電力会社の?
皇室に対する画一的な報道といい、マスコミって面白いですね。私は一市民として真実が知りたいのです。
それはさておき、その昔零戦等の兵器開発で優秀だった企業で今、原子力開発をしている弟に久しぶりに会った時、「お願いだからおまえの力で秘密裏に○○を○発作っておいてくれ」と言ったら「それは無理」と軽く一蹴されてしまった。
残念である。