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Julio 2007 アーカイブ

Julio 1, 2007

バラデロビーチ(Varadero Beach) 1 julio 2007

 快晴。
 7月。
 ついに夏は始まる。
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 バラデロはわずか数百メートルの幅を保ちながらどこまでも海に突き出た地形だから、半ば大海原に浮かぶ船で過ごすような気候だ。
 今までの滞在地の中では最も涼しく、しかし、湿度が高いのだろうか、洗濯物が乾きにくい。
 このリゾートまで来て洗濯なんてしたくはないが、貧乏旅では致し方ない。

 ホテルの室内は快適だ。
 きれいだし、エアコンがよく効く。
 タオル類も豪華だ。
 シャワーはキューバや中南米でよくある電熱式ではなく、給湯式だ。
 レバーのひねり方次第で水からお湯まで自由に加減できる。
 テレビでは久々にCNNを見た。
 朝食付き。

 朝食は始め焼いたパンにフルーツの盛り合わせ、それにパイナップルジュースにコーヒー、あとから主菜?が出てくる。
 これはメニューの中から選ぶ。
 朝だからサンドウィッチみたいのだとか、玉子料理だとか、そんなものの中から。
 ホテルはさすがに外国人観光客で埋まっていて、何だか変な話だが、少しホッとする。
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 ・・・以前選ぶ事の出来た主菜(と、言えるかどうか?)はどうやら有料化されたようだ。
 メニューをもらっておいて「これはタダですか?」と聞くのはさすがにはばかられるから、ここはスマートに目玉焼きを注文してみた。
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 しかし会計の時にこれは朝食に含まれるのか聞こうかと思ったけれど、既にウエイターもウエイトレスも見つけることは出来なかった。
 どこへ行ってしまったのか?

 朝食後、海岸を散歩していると男から声がかかる。
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 キューバと中国のハーフで今はハバナとパナマに家を持っていると言う。
 名前は中国風で覚える事が出来なかった。
 ちなみに娘さんの名前は「あすみ」とか「あずみ」とか言うそうで、日本のドラマのヒロインの名前からとったそうだ。
 嬉しい話だ。

 次いで、キューバ人の男女から声がかかる。
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 ホルヘ、経済を専攻していたが今は調理人の40歳とレディス23歳、保母のカップル。
 しばしビールを飲んで語らい、その後、彼らの娘とお母さんのいるパラソルの下でご飯をご馳走になる。
 コングリ(小豆ご飯)、ポーヨ(鶏)、アグアカテ(アボカド)。
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 娘5歳、ネリス・レディス・ゴンサレス・アレナ・デ・ラ・カリダ・・・長い名前だ。
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 仲良くはしていたものの、徐々にタカラれ始めたので水着に着替えてくると言っておいとまさせて頂く。
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 その後ホテルまで追ってきた。
 さすがにしつこい。
 程々ならおごっても楽しい。
 が、しかし、あまりにタカラレるのはごめんだ。


 以前の、3年前までのバラデロならこういった事はまず起こらなかった。
 そういった意味でもバラデロはすっかり変わってしまったと言わざるを得ない。
 バラデロでタカラレたのは、今回が初めてだ。

 いまや愛すべきキューバ人のリゾート、それがバラデロセントロだ。
 もちろん1泊3万円ほどの(詳しくは知らないけれど)超高級ホテルが密集する半島の先端部は今まで通りのたたずまいだろう。

 なぜタカラれる事をわかっていながらどこの街でも頻繁にこうして彼らと絡むのか・・・それは彼らと一緒に話をしていると、友達同士からでは得られないような情報を手にする事が出来るからだ。
 信頼関係がすでに成立している友達同士では言うのがはばかられるような事を、しばしば彼らは私に伝えてくれる。
 自分を見る鏡として、彼らと一緒にいるのはとても面白い事である。
 その他、既に人間関係の出来上がった友達同士の間柄ではなかなか伝えにくいようなキューバの現実を、彼らは時折垣間見せてくれる。
 親友といるのも楽しいけれど、そんなこんなで見ず知らずの人間と絡むのはとても興味深い事である。
 多少のタカリなら、むしろ心地良い。
 しかし限度はある。

 12時過ぎ。
 彼らから解放されて泳ぎに行く。
 ビーチは今日もキューバ人で埋め尽くされている。
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 外国人は100人に1人もいない感じだ。
 この3年間で、キューバ人の一部が裕福になったのは間違いないところだろう。
 3年前は「インファンタ657/藤田浩司」のジャケット写真のように、殆ど誰もいないビーチを撮影出来たものが、今では望むべくもない。
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 あの静かだったバラデロは、もうここにはない。
 それとも明日からの平日にはビーチのたたずまいもガラっと変わるのだろうか。

 泳いでみると、今日は浮遊物も全くなく快適だ。
 しかも私のように沖合まで泳ぎに来るものは誰一人いないから、半ばこの広い大海原を独り占めしている感じだ。
たまにはプカプカと海面に浮いてみる。
 すると半島の先端に向けてやや海水の流れがある事がわかる。
 見る事の出来る魚はやはりアジの群れ、それからアジよりもずっと体高の低い魚の群れ。
 尾ひれの形からは、やはりアジ科の魚に見えるのだが。

 1時間半ほど泳いでシャワーを浴びる。
 こうしていると、自分の身体にも健康が戻ってくる感じだ。

 再び散歩。
 昨日雨に降られたショッピングコンプレックスに再び行ってみた。
 昨日は気が付かなかったけれど、なんと裏手が一大遊園地となっていた。
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 びっくりだ。
 小さいながらもジェットコースターまである。
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 確か以前から遊具はあったものの、これほどの規模ではなかったはず。
 そして今日も店内はキューバ人で埋め尽くされていて、カフェやラピドでは座る席もない。
 座れない事なんて、絶対になかったのに。

 16時。
 帰り道。
 陽射しはいよいよ肌に厳しい。
 持っていたタオルで腕を覆う。
 サングラスを買った。

 再び泳ぐ。
 一日中よく晴れたせいか、水温は昨日より高い。
 熱水の固まり、というには広すぎる範囲が温泉のように温かい。
 この時間となっても、ビーチには人があふれている。
 午後は二日続けて波が高くなったけれど、これはどこのビーチでも一緒かもしれない。
 午後の方が波は高くなる。

 行列のピザ屋台には、今日も人が並んでいる。
 惜しげもなくチーズを投入しているのが見える。
 生地をこねているのも見える。
 手作りは、やはり良いものだ。

 ラピドでブカネロの生ジョッキを飲もうとしたら、ジョッキが足りない、と断られてしまった。
 バラデロセントロ、日曜のラピドはキューバ人で一杯だ。

 余りに髪が傷むので、普段は使わないコンディショナーを買った。
 うっかりと道沿いのニナ・リッチとかを扱っている高級店でそれを買ったら、同じ品がスーパーの2倍以上の値段でびっくり。

 19:30。
 まだまだ太陽が見える。
 サマータイムも悪いものではないな。

 ホテルに戻って、ふとテレビをつけるとメキシコの楽団が演奏していた。
 Fue Un Placer Conocerte(君と逢えて良かった)というボレロ。
 メキシコ人の楽団は服装がきちんとしている。
 厳しい階級社会の現れだろうか。
 メキシコはボレロの名曲をたくさん生み出しているけれど、賑やかなトランペットも定評高い。
 マンボはキューバ人のペレス・プラードがメキシコの高地で肺を鍛えられた、メキシコ人のトランペッターを使って成功させた音楽だ。


 全然、関係ない話だけれど・・・
 為替について考える。
 今、日本人にとってこの円安の中、海外を旅する事は大変苦しい事だけれど、それを逆手に取って自分も製品を海外に輸出すれば為替がどちらに傾こうが安定した生活を送れるんじゃないか。
 日本での売り上げのみでは為替が円安に傾いた時、それは目減りするけれど、海外でユーロかドルにペッグさせた値段で商品を売ってそのまま売り上げを外貨でストックすれば円安も痛くない。
 むしろ円安によってクライアントは日本発の製品を買い易くなるのだから、円安の時にはオフェルタ(特売)をかけるとか、売り方によっては売り上げは伸びるというメリットさえ生まれるだろう。
 しかし、基本的には為替差益で利益を生み出すのではなく、為替に左右されにくい体質に自分の経済を変えたいのである。
 まあ、こんな事は誰もが承知の話で、特に何も目新しいことではないのだが、今、初めて自分でそれをやってみる気になった。
 円高の時には国内で経済活動をして日本円を稼いだ方がメリットが大きかったので、こんな事は考えもしなかったけれど、海外へと出るようになってから最もレートの悪い今(特に自分がよく使うキューバ兌換ペソCUCに対して)、急にそんな考えが頭の中を駆け巡るようになった。

 先日拙著「ラテンキューバンドラム教本」に海外から初めて注文が入った。
LatinCubanDrumming.png
 つまりこのインターネット時代、それをほしいと思う人に適切にその情報が届けば、個人でも海外を相手に商売出来るのである。
 特に私が扱っているような専門性の高い商品は、インターネットで販売するのにふさわしいと考えられる。
 自分の消費行動を考えても、一般の店に置いていないような専門性の高いものを購入する時にはまずネットで検索をかける。
 そういったものを求める、多くのインテリが同じような行動を取っているのではないか、と想像する。
 すると、インターネットは世界を等しく駆け巡るから、たとえ日本の千葉県茂原市で販売していようと、その商品を求めてベルリンやマドリードやロンドンの人が消費行動を起こす事に何も不思議はない。

 まず英語サイトとスペイン語のオフィシャルサイトを開設して、そこに商品をおく。
 商品のアイデアは既に色々とあるから、あとは製品化するだけだ。
 こういう事を考えていると、ホントにわくわくしてくる。

 また、少し前までは引退したら海外年金暮らしすれば良いと思っていたけれど、こうして円安が進むとそれも不安に思えてくる。
 円建ての年金が海外で威力を発揮すると思っていたのは、つい日本人の傲慢で円が永遠に強い、という前提に立った考えだった。
 国民年金は積み増ししていなければ、今の制度のままなら月にわずか6万円ちょいだ。
 今は海外暮らしよりも、老いても出来るような仕事で、しかも円と外貨のダブルインカムを狙うのが一番良いような気がしている。
 あるいは貯蓄や投資を円のみに頼らず、外貨にもまわすとか・・・しかし、それは日本を売ってしまうようで、自分にはためらいがある。
 円安が進んでしまえば、もしゲインが同じなら日本で暮らした方が暮らしやすい環境になる事も充分に考えられる。

 自営の、もしくはフリーのあなたは老後、どう生きていきますか?


 20:45、外にはまだ本格的な暗闇は訪れていない。
 そろそろ一杯飲みに行こうかな。

 近所の飲み屋で一杯頼むとすぐ乞食のおっちゃんにからまれる。
 「ビールを一杯おごってくれないか」と。

 その後、テーブルにいると変なおっちゃんがやって来た。
 バラデロで柔道を教えているというサンチェス氏。
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 今、初めて会う私にビールや食事をおごらせてくれと言う。
 しかもカルネ(身分証明証)や職業のカードまで見せてくれる。
 いよいよ怪しいと思ったが、ここはご相伴にあずかる事にした。
 さてどうなるか。
 聞けば彼はグァンタナモの出身でお父さんは米軍基地勤務だと言う。
 オリンピック女子柔道で金メダルを取った子もグァンタナモ出身だから友達だと言う。
 怪しいから食事は断った。
 何度も「本当にいらないのか?」と言われたけれど、丁重にお断りした。
 彼はジュースにピザを頼んだが、そのピザを私にも分けてくれる。
 色々と話をしたけれど、彼は本当に全てのお金を払ってスッと去って行った。
 なぜかとても感動した。
 キューバ人におごられたのは、記憶に間違いがなければいつもおごってくれるお金持ちのインテリでマブ達のアントニオを除けば、4年前にヘスス・ルバルカバにおごられて以来だ。
 いや、そういえば今回もカマグエイの宿では頻繁におごってもらった。
 忘れているだけで結構おごられているのかもしれないな。
 とにかくこの一件でもキューバの経済が相当に上向いているのを感じるのである。
 さわやかだった。
 おごられて屈辱という感じが全くしない。
 裏を返せば、こういうお国柄だから、タカリも後を絶たないのだろう。
 ちょっと納得の夜。
 カトリック万歳。

 さらに何かハプニングしないかと夜の街を歩いていたら、帰る途中の海沿いのレストランで声がかかった。
 一人は近くにある姉妹ホテルのウエイターだった。
 計4人。
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 楽しく会話は弾み、歌い踊った。
 そうこうしているうちに写真を撮ろうと言ったら、うちの一人、サンチアゴに住んでいて、今は休暇でバラデロに来ているという22歳の女の子にいきなりキスされた。
 腰を押し付けてくるし、若干身の危険を感じたので、みんなでディスコに行こうとか言っていたのを残念ながら辞退させて頂く。
身長150cmほど、金髪の細身で、とても感じの良い子だったし、素直で可愛らしい子ではあったけれど・・・。
 だけど私には、そこはかとなく教養の溢れているような子じゃないとダメみたいだ。
 知性。
 それに一夜限りの恋、みたいなのは苦手でもある。
 そんな夜でした。
 はは。
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DrumStudio LA FIESTA

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Julio 2, 2007

バラデロ(Varadero)・・・水の反映 2 julio 2007

 当然のようにバラデロはよく晴れる。
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 長い砂嘴をカリブ海に向けて突き出したその地形のせいだろうか、雲がここでは発生しない。
 雨を降らすような雲が出る時、それはいつも必ず陸地のある東南東の方角から流れて来る。
 ちなみに雨期のハバナで毎日のように繰り返される天気は大体こんな感じだ。
 ~朝はよく晴れた空、午後になると東の空に黒い雲が見え初めて、夕方にはいつの間にかスコール。しばらく降ると雨はピタリと止んで、夜空に星が出る。~
 当地バラデロビーチも午前中の方が良い天気だ。
 昨日は雨も降らなかったけれど、降るとしたら決まって夕方だ。


 カフェテリアに降りると、朝食のサービスはやはりパンとフルーツのみになったようだ。
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 その後、海を見に行った。
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 今日は人がとても少ない。
 あの喧噪は土、日のためであったのか。
 以前のバラデロのようだ。
 今朝はビーチに外国人も見受けられるが、しかし、それでもキューバ人の方が多い。
 とはいえ数えることの出来る人数。
 見渡した限りでは50人といないだろう。


 部屋に戻ると、ベッドの上にタオルで装飾が施されていた。
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 ここいらの習慣だ。
 昨日はメイドがやって来た時間が思ったより早かったのでチップをあげ忘れたけれど、今日は朝食へと出る時にチップを置いていったから、それなりにサービスがよい。


 しかし以前はちらほらとあちらこちらで見かける事の出来た流しのミュージシャンが、一昨日、昨日と全く見受けられない。
 これは大変に残念な事である。


 泳ぎに出る。
 午前中はまだ朝の陽射しでアスファルトも熱くないから、裸足でビーチへと向かう。
 推定水温28℃、朝の海水はやや冷たい。
 しかし、どこまでもクリアだ。
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 一粒の夾雑物さえ見つける事の出来ない海面。
 ミネラルウォーターを注ぎ込んだかのような透明。
 世界中の名だたるビーチでも、これほどのクリアな海水で泳ぐ体験はそうそう出来ないだろう。
 クロールで泳ぐと、手先から散る水滴が海底に光の輪をいくつも描く。
 それから海底に見える波の反映は大きめだ。
 これは1.5~2mほどの浅い場所だから。
 深さ5~7mになるあたりの水面を泳ぐのが好きだけれど、そこいら辺では海底に映る波の紋様はずっと細かくなる。
 沖合で泳ぐ人は、今日も私を除いて誰一人としていない。
 ま、ここいらへんで万が一にでも体に変調をきたせば、ほぼ確実にこの世とおさらばだ。
 今日は体長30cm超のアジを見かけた。
 料理したら食べごたえがありそうだ。
 海面近くの水中から海面を見上げると、水面にはやはり塵ひとつ見つける事が出来ない。
 完璧な透明。
 何もないから安心して前に進める。
 クラゲがいたり、あるいは何かが水面に浮いていると、それらが気になり落ち着いて海中を覗き見る事も出来ないし、また、思い切りクロールする事も難しい。
 しかし、ここバラデロビーチではそれが出来る。
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 長時間平泳ぎで泳いでいたら、首が痛くなってきたので浜に上がる。
 椰子の葉のパラソルにビーチチェアーがあったのでそれに寝そべっていると、これは有料で30¢かかりますと英語で言われた。
 なんだ、ちぇっ・・・30¢くらい惜しくはないけれど、今は一銭の手持ちもない。
 これって以前、有料だったっけ?
 再び海へ。
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 帰り道のアスファルトはすでに熱かった。
 より白いコンクリートはそうでもない。


 ビールを飲みに外へ出る。
 あの行列のピザ屋は閉まっている。
 平日はキューバ人が少ないから閉店するのか、それとも月曜定休なのか。

 昨晩彼女と飲んだオープンテラスに、今日は楽器が置いてあった。
 店内には外国人観光客ばかり。
 今日はチップも多い事だろう。
 あそこは1缶1.5CUC。
 キューバでビール1缶飲むのに日本と同じお金を払うのはちょっと厳しい。
 が、ライブミュージックがあるなら、それもOKだ。
 そう言えば「INFANTA 657/Koji Fujita」のジャケット写真を撮影したのは、このオープンテラス「アマネセール」の前だった。
 イルカの群れを見たのもここだったな。
 思い出深い場所だ。
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 コッペリアに人影が見えたので入ろうとするも、全てのゲートが工事中で閉じられている。


 コッペリアすぐ側の方のラピドでブカネロの中生をたのむ。
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 店内は静かで外国人ばかりだ。
 要するに平日は今まで通りなんだ。
 以前だって休日にはキューバ人が増えた。
 しかし今回の増え方は半端ではなかった。


 帰り道に行列の出来ない方のピザ屋に寄ってみる。
 こちらは本格炭火焼き。
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 これはこれで美味しいのだけれど、しかし何かがあちらとは違う。
 材料は多分同じだ。
 値段も一緒。
 どうも焼き方が違うんだ。
 調理も芸術ですね。
 ここ一帯ペソ払いの屋台ではどこでもマヤベが1缶18ペソ(=0.75CUC)。
 これの風味はブカネロやクリスタルと比べても遜色ない。
 マヤベはオルギンのビール。

写真:ピザとマヤベ
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 これを注文していると「マナカを飲め」と声がかかる。
 こちらはビージャ・クララ州のビールで1瓶10ペソだ。
 やばい味のビールかもしれないけれど、近いうちに味見させてもらう事にしよう。

 今や庶民の街、バラデロ・セントロ。
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 午後、珍しく全天曇り。
 曇りのなかで泳ぐと海中の視界が落ちてイヤなものだが、ここはそんな感じがしない。
 表層を泳ぐサヨリの仲間。
 珍しく中型のアジが群れて泳ぐのを見た。
 午後、と言っても18時頃だけど、この時間には釣り人が多い。
 中には釣り竿を持っている人もいるけれど、大抵はテグスをそのまま手に持つシンプルな釣りだ。
 アジ狙いだろう。
 釣り人のいる沖合を泳ぐ時には注意が必要だ。
 曇ってはいるが、波は全くなく透明度は高く、巨大な塩湖で泳いでいるようだ。
 沖合から岸を眺める。
 海に面したレストラン、アマネセールには人影がちらちら見えるけれど、もう1ブロック先のエル・カスティジートには誰もいない。
 曇りの中で泳ぐのも日焼けをまったく気にしなくてよいから悪いものではない。
 特にここバラデロでは曇りでもイヤな感じがしない。
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 夜、闇の中を泳ぐのは怖いけどね。
 夜になると海中の生物は入れ替わる。
 夜に泳いだ事はないけれど、夜釣りでは釣れる魚が全く変わってくるし、それに防波堤から夜の海を眺めるのは好きだから、夜には海の様相が一変するのは知っている。
 どちらかと言うと、夜の海の方にグロテスクな生物が増える気がする。


 ホテルに戻る途中のオープンテラスからは英語が聞こえてきた。

 中国語のまねのつもりで発音してくる少女達がいたから、日本語で「何言ってるんだ?」と語りかけてやったら、それがやたらウケた。
 街を歩いていると、通りすがりにデタラメ中国語を浴びせてくるキューバ人は意外に多い。
 バカにされているようで、それは案外不愉快だ。
 大体「チーノ(中国人)」と言われるとやたらムカつく。


 部屋に戻ると1時間とちょっと過ぎていた。
 いいペースの運動時間だ。

 20時過ぎ夕方の街。
 うっかりと虫避けを塗り忘れたら、早速3カ所刺された。
 通りを歩く人には外国人が目立つ。
 全く理解できない言葉を喋る人たちがいた。
 英語でもスペイン語でもイタリア語でもポルトガル語でもフランス語でもドイツ語でもない。
 しかし、白人だからヨーロッパの言語だ。
 どこからやって来た人たちだろう?

 散歩は初めてバラデロに来た時、宿を取ったオテル・エラドゥーラ前で引き返す。
 道々で見かけるレストランへの人の入りにはばらつきがある。
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 途中、ネットカフェを見つけたが、料金は全国840円/hが相場のようだ。
 これで回線が遅かったら目も当てられない。

 泊まっているホテルの前を通り過ぎて昨晩サンチェス氏におごってもらったダ・プリッサに寄る。
 今日はボトル瓶が冷えている。
 ここも今夜は外国人ばかりだ。

 今夜は特別に涼しくて、軽井沢にでもいるかのように涼しい。
 快適です。

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Julio 3, 2007

バラデロ(Varadero)の何気ない1日 3 julio 2007

 バラデロでは海に突き出た砂嘴という、その地理的条件のせいであろうか、洗濯物が乾きにくい。
 それともエアコンを常時回していて飽和水蒸気量を下げてしまっている部屋の管理の問題なのか。
 とにかく洗濯物は洗って4日経っても何となくしなしなとしている。
 以前洗い物が全く乾かず、水浴びしてもたちまちにして汗が吹き出てきて、とにかく湯気の中で暮らしているかのように高温で湿った、恐怖世界を体験した事がある。
 コロンビアのカリから太平洋に出たところにある海辺の街、ブエナ・ベントゥーラの雨期。
 2日間いて全く太陽が拝めず、常に高温でジトジト・・・マジ病気になるかと思い、もっと長くいる予定を切り上げてカリへ舞い戻った。
 南米サルサの首都、カリで、ここブエナ・ベントゥーラに来れば太鼓の音楽が聴けるとの情報をキャッチしたのだが、残念ながらこういったものはタイミングが合わなければ耳にする事は出来ない。
 で、バラデロ。
 ここは今まで訪れたキューバの都市、ハバナ、サンチアゴ、カマグエイ、マタンサス、トリニダの中ではダントツで最も快適な気候を持つ都市だ。
 それほど暑くない。
 しかもなぜか洗濯物は乾かないけれど、ここにいてジトジトした皮膚感覚もない。
 むしろ湿度は低めな気がしないでもない。
 年間晴天日数は確か二百数十日だったはず。
 確かにここにいたらこうして多雨期でさえも一日中曇りの日なんて滅多にないし。
 なぜ洗濯物が乾きにくいのかナゾなのである。
 バラデロの気候は快適そのものだ。

 朝8時、9時に見える太陽の傾き加減は夏、同じ季節の関東地方5時、6時の頃と同じであろうか。
 ハバナやここバラデロでは朝の訪れが遅い。
 サンチアゴはずっと東にあるから朝が早い。
 この違いは下関から地元千葉に戻った時感じる時差と同じくらいのものか。
 例えば九州西部、野茂崎や九十九島、雲仙の温泉があるあたりまで行ってしまうと、ハバナ-サンチアゴ間よりももっと日の出、日の入りの時刻には差が出るように感じる。
 九州西部では、夏の時間が実に有意義に流れる。
 夜の訪れが非常に遅いから、日中明るい時に色々な事が出来る。
 サマータイム導入、関東に住む私にとっては賛成すべき事項です。


 海。
 快晴で無風。
 今日は海の男が言うところのベタ凪。
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 ビーチに人はわずか。
 当然のように透明度は高い。
 距離を測ると、海底に映る光の波紋はおおよそ自分のいる位置から25~30mほども見通せている。
 砂底でありながら。
 時折30~35cmほどの体長を持ったアジ科の魚の群れが目の前を通り過ぎる。
 クルメサヨリのような小さいサヨリが表層を泳いでいた。
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 沖合で海面から首を出すと、そこは静寂の世界。
 映画「タイタニック」で船が沈没した後、訪れた沈黙の世界のようだ。
 あるいは静かな森の中にある湖面に浮いているかのような。
 身体から離れて、魂のみが水面に取り残されてしまったかのような非現実的な感触。
 とはいえ、遠くビーチからの歓声もかすかに聞こえてくる。
 少し潜れば透明で、万が一、支笏湖か摩周湖を泳いだらこんな感じなのかもしれないと思った。
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 網を持った漁師がいる。
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 砂浜でちろっと足の裏を切った。
 流木か何かのようだった。
 砂浜はあまり清掃されていない雰囲気だ。
 見るにはきれいだが、躊躇なく走る事は出来ない。
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 それから砂浜の植物にいわゆる日本で言うところの「どろぼう」に似た実を付ける草花があるので要注意だ。
 どろぼうは振り払えばなんとか落ちるが、こちらの物は実だけ落ちてトゲは肌に残る場合がある。
 また完全に取り除いても痛いのは、若干毒性を持っているせいなのかもしれない。
 よくはわからない。

 今日は泳ぎに出たのが早かったせいか、ホテルの部屋に戻るとベッドメイク中だった。
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 部屋の外で待ってメイドさんをせかすのも気が引けるから、水着で上半身裸のまま、財布だけ持ってビールを飲みに行く。
 ついにマナカを飲んだ。
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 瓶は砂浜で危険だから、ここではプラスティックのカップを買うのが規則らしい。
 で、瓶ビールの中身をそれに注いでもらう。
 ビールは10ペソ、カップは3ペソだ。
 隣のおじさんに「なぜマヤベを飲まないんだ?」と笑われる。
 暗にこれは国民の飲む大衆的なビールなんだ、という意識が感じられる。
 ハバナにいたならマナカは絶対に飲んでいるはずだとも。
 ハバナでお祭りの時にディスペンサーダで出るのがもしかしたらこのマナカかもしれないな。
 これはようするに発泡酒の類だ。
 売り子に聞いてみるとフルータボンバ(パパイヤ)を副原料として使っていると言う。


 昼を過ぎたが、今日はいまだに雲一つ湧き出てこない快晴だ。
 季節を違えて冬のバラデロにいるかのようだ。

 帰り道、さすがにアスファルトの持つ熱が裸足にキツい。
 行列のピザ屋が今日は開いていた。
 どうやら月曜が定休日だったらしい。
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 シャワーを浴びてからその例のピザを食べに行った。
 今日はチーズのピザ(Pizza de queso)以外にもソーセージのピザ(Pizza de embutido)があったので、1ペソ高いけれど、そちらを頼む事にした。
 これも美味しい。

 あまりに天気が良くて海がきれいな色をしていたから、写真を撮りにいった。
 ビーチで写真を撮っているとキューバ人にガン見される。
 そりゃ変だものね、確かに。
 ビーチにいながら服を着てカメラをセッティングする中国人。
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 暑いから、あまり時間が経っていないけれど、再び泳ぎに行く。
 午後14時半くらいだろうか。
 少し風が出てきて波立ってきたけれど、大したことはない。
 泳いでいたら、ソンの生演奏がどこかの店から聞こえてきた。
 急いで聞こえた辺りの地点に上陸した時にはすでに音楽は終わっていた。
 残念。
 だけど、今夜はバンドがありそうだ。
 再び泳ぎだし、泳ぎ始めた地点に戻り、ビーチにあがってその後、露店を冷やかしにいく。
 マヤベを飲む。
 忘れていたけれど、マヤベもクリスタルもブカネロも全てオルギンのブカネロ社がつくっているのであった。
 マヤベは安いし、アルコール4%ほどだから、ノドの渇きを癒すにはうってつけのビールだ。
 店をかえて鶏を食べる。
 露天で食べればラピドの6割6分引きだ。
 それはおいておくとして、露天で食べていると店員や集っているお客さんと色々な話が出来るのがよい。
 せっかくキューバにいるのに、キューバ人と接触がなければ寂しいではありませんか。
 話をしていて感じるのは、キューバ人の基礎的教養の高さだ。
 何気に市民が世界情勢について色々な事を知っている。
 日本についても、一般的に関心が深いようで色々な事を知っている。


 夕方、外に出るがやはり街は静かだ。
 珍しくビールは飲まずにアイスクリームを食べてぶらつく。
20070703Paseo.jpg

 初めてバラデロに来た時泊まったエラドゥーラのすぐ側にあるレストラン、ラ・ビカリアはいつ見ても流行っている。
 今、突然思い出したが、エラドゥーラに泊まっていた時にはこのレストランによく来たものだ。

 結局Uターンしてラピドでブカネロの生ジョッキを飲む。
 選択肢がクリスタルかブカネロの場合、キューバ人は見る人見る人、殆どがブカネロを飲んでいるのに、なぜかクリスタルはおしゃれな雰囲気でより派手に宣伝されている気がする。
 なぜだろう?

 今日も雨が降らなかったな。
 風が吹き渡って、いい夜だ。
 しかし生演奏の音楽は聞こえてこない。


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Julio 4, 2007

バラデロ(Varadero)・・・水流に逆らって 4 julio 2007

 永遠のリゾート、バラデロは今朝も快晴。
20070704Playa.jpg

 大体キューバで朝から曇りとか雨にあたった記憶がない。
 記憶の中では朝はどんな季節でもどんな場所にいても、すっきりと晴れ渡っている。
 少なくとも、今回の旅ではまちがいなく朝は全て晴天だったはず。

 朝食を食べに地上階のレストランへと行った。
 レストランにお客さんは1人もいなかった。
 まだ9時過ぎなんだけど。

 朝食後、少し海辺で写真を撮ってから着替えて泳ぎに行く。
 部屋でメイドさんとバッティングしてしまったので、日焼け止めも塗らずにさっと水着に着替えて部屋を出る。

 今日もガンガンに泳ぐ。
 ホテルのあるCalle53から、エラドゥーラのあるCalle35まで泳ぐが、海の底には殆ど全く変化がない。
 地図で見ると区間距離1.8kmくらいのものだろうか。
 往復すると3.6kmほどだ。
 途中、エル・カスティジート前からコッペリア前を過ぎた辺りまで、人の気配がだいぶ薄くなる。
 コッペリアを越えた賑やかな道路前から再び人が増え始め、この人の波はずっと先まで続く。 

 行きは良かった。
 俺はオリンピック選手かと思うような快調さでエラドゥーラまで進む。
 が、しかし・・・
 戻りがキツかった。
 うっかりと海流の下手へと泳いできてしまったのだ。
 普段、出だしはなるべく海流に逆らって泳ぎ始めるように注意しているのだけれど、今回はうっかりした。
 今日は先日と岸辺付近の水流が逆方向であった。
 これは快調に下った谷底から、再び地上へと降り立つ時のキツさと同じだ。
 天気が良いから日焼けのし過ぎも気になり、背泳ぎを混ぜて泳ぐ。
 背泳ぎはいつもと違う筋肉を使うから、案外と気持ちが良い。
 海で背泳ぎ出来るなんて、幸せな事だ。
 日本も含めて大抵の海ではクラゲに気を付けながら注意深く水を掻いていかなければならない。
 背泳ぎは海水中に何の障害物もない場合にのみ、許されるのである。

 その後、例によってビールを飲みに行くが、先日買ったバソ(コップ)を持ってマナカを飲みに行った。
 途中見知らぬ黒人におごられ、3杯1リットル以上も飲んでしまったから、結構酔った。
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 マナカに含まれるアルコールは3.5%だそうだ。
 マヤベは4.0%、ブカネロは5.5%、・・・ブカネロマックスは6.5%だったかな?
 じゃ、クリスタルは5.0%か???
 ブカネロ以外は滅多に飲まないから、そこいらへんはあやふやなのである。
 キューバでは何故かアルコール度数が高いビールほど値段が張る傾向にある。
 私はキューバではビールを水代わりに飲んでいるから、アルコール度数の低いものの方が具合が良い。
 そこで今回のヒットはマヤベやこのマナカだ。
 しかし、マナカはパパイヤを混ぜた発泡酒。
 だから普通に水として飲むならマヤベか。
20070704Mayabe.jpg

 今の今までブカネロ・ネグロの時代からブカネロばかりを飲んでいた。
 とはいえ、夜はマヤベではなくやはりブカネロだな。
 時にモヒート、あるいはダイキリ。

 行列が出来るピザ屋の調理人もここに飲みに来たけれど、あっと言う間にマナカを飲み干して仕事場に帰っていった。
 店員さんや、集うお客さんたちと話をしていると、相変わらずNHKの朝ドラ「おしん」は強烈だったようで、ここでも話題に出る。

 酔っぱらった勢いで、さらにもう一度着替えてもうひと泳ぎ。
 午後は波が立って、透明度もかなり落ちた。
 見通しが効かない。
 また、波立つと背泳ぎはキツい。
 顔に水をかぶるから。
 バラデロで泳ぐなら、日本人的には朝だな。
 水もやや冷たくて爽やかだ。
 逆にキューバ人は午後が良いと言う。
 理由は水が温かくなるから。
 冬はあまり泳がないものね、キューバ人。
 外国人的には冬がハイシーズンだ。

 ホテルに戻ってシャワーを浴び、街へ。
 豚肉を食べてみた。
20070704Cerdo.jpg

 うまい。
 ヘタなレストランより屋台の方が良い肉を出す。
 こうしたペソ払いの店でもディビサ(CUC)を使って代金を払う姿をよく目にする。
 お釣りは1CUC=24pesoに従ってペソで出る。

写真:屋台の内部
20070704%E5%B1%8B%E5%8F%B0.jpg

写真:メニュー表
20070704Menu.jpg

 
 夕方になっても良い天気が続き、今日はこの時間になって日陰にいても汗が止まらない。
 今回のバラデロ5日間では、今日が最も暑い日だ。

 こうして店でトゥコーラ・ディエテティカ(ダイエットコーク)を飲んでいると、物乞いが目の前にまで手を出してくる。
 それを無視したら舌打ちされた。
 その後しばらくして、その物乞いはクリスタル(ビールの銘柄)を手にして去っていった。
 物乞いしてビールを飲むとは一体どういう了見だろう。
 あれを許していたら、彼は一生働かなくなるだろう、と私などは思ってしまう。
 それでもカトリックは与える。
 夕方と言っても、今は19:45。
 雀がチュンチュン鳴いている。

 帰りがけにゴミ箱をあさり、鶏肉のカスや飲み残しのペットボトルなどを集めている乞食を見た。
 このリゾート地、バラデロにこんな人もいるのか・・・。

 スーパーを覗くとレジ打ちのお姉ちゃんが物を食べながら仕事している。

 それぞれがキューバ社会の一面だ。
 
 また、キューバのコンクリート製電柱は資源節約のためか、資材の中心部に穴を開けて軽量化している。
 耐久性について少し不安に思うが、ちゃんと計算されているのであろうか・・・それとも。
20070704%E9%9B%BB%E6%9F%B1.jpg


 話は変わって・・・夜のバラデロでは蚊避け対策が必要だが、今回持ってきた医薬品ムヒの虫よけはよく効く。
 これを塗ると、全く蚊に刺される事がない。
 また、刺されてもそれほどには痒くならないから虫さされの薬の方は必要ないかもしれない。
 ホテルの部屋に蚊が出る事もないので、蚊取り器は必要ない。
 結論として、ハバナ、サンチアゴ、カマグエイの中心部にいる限り、蚊避け対策は必要ないと思う。
 バラデロでは肌に塗布する虫避けが1本欲しい。
 肌に薬品を塗るのが気持ち悪く感じるなら、夜の外出には蚊取り器があった方が良いかもしれない。
 勿論ブラジルのようにダニや南京虫に悩まされる事もない。
 キューバでは案外殺虫剤を撒く光景を目にするけれど、そんな事もあってか亜熱帯でありながら都市に蚊は少ないのかもしれない。
 あっ・・・バラデロの中でも、私は行った事のない高級ホテルの建ち並ぶ半島先端部でリゾートするなら、虫対策は必要ないのでしょう、たぶん。
 ここで言うバラデロは、バラデロのセントロに宿を取った場合の事です。

 寝る前にビールを1本飲みに行く。
 この場合はブカネロだ。


写真:初めてキューバに行った頃のスナップ
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Julio 5, 2007

再びハバナ(La Habana)へ 5 julio 2007

 バラデロの朝は遅い。
 日の出は7時少し前だ。
 本日もよく晴れた空。
 結局、バラデロで雨が降ったのはほんの少しの間だけだったな。
 さすがは世界のリゾートだ。

 
 今日はビアスールバスでハバナへ移動しなければならないため、少し早起きした。
 バスの出発時刻は11:45。
 逆算すると11時頃にホテルを出なければならないから、9時頃泳ぎに行って10時には戻ってきたいと思う。
 だから朝食は8時。
 朝食後には写真の撮り納めもしておきたい。
 バラデロは絵になる風景の宝庫だ。
 キューバ的なものを表したい時、バラデロの風景はかかせない一枚だ。

 
 朝食。
 どうやら早い時間の方にお客さんが多いようだ。
 給仕する人に「レチェ?」ではなく「ミルク?」と聞かれた。
 その時、ふと思った。
 ウエイトレスがサービスのつもりで日本人である私に向けてあやふやな日本語を使ったとする。
 「乳?」
 ・・・もし彼女に「チチいりますか?」と聞かれた場合、私たちはどういう反応をすれば良いだろうか。
 日本語で正しく聞くなら、コーヒーに入れる場合にはやはり「ミルク?」、あるいはせめて「牛乳?」が正解だろう。
 「乳?」はその物質を指す正しい名称ではあるが、この場合にはふさわしくない。
 私も似たような恥ずかしい問いかけをスペイン語でしているに違いないと思う。
 例えば馬車を「コーチェ」と言わずして、「カバーヨ(馬)」と思わず言ってしまうように。
 
 今日は初めてフルーツが最後に出てきた。
 フルーツはサラダ代わりだと思っていたから、私としては始めに食べたかった。
 が、これを甘いデザートと捉えれば、フルーツは最後に出てくるべきものとなる。
 果たしていかに???
 ま、キューバ人のウエイトレスはそこまで考えていないだろう。
 出来てきたものからどんどん出しているんだ、多分きっと。 


 泳ぐ。
 今日は風があるせいか、岸辺では波が砕けている。
 潮騒が聞こえる。
 空には珍しく、秋に出るような線の細い雲が。
 今日は時計をしているから泳ぎのペースがはっきりと掴める。
 ふーん、10分でこんな辺りか、みたいな。
 本日の潮流も昨日と同じく、半島の付け根方向に向かっている。
 よって今日は浜辺に出て右方向、半島先端部に向けて泳ぎ始める。
 波立っているから当然、透明度は今一つ。
 自然は毎日、同じ場所で違った表情を見せる。
 一応ハーフタイムで折り返してみた。
 帰りは行きの2倍近くも速い事がわかった。
 やはり潮流はバカにならない。
 余った時間に気の良いオバチャンのいるペソ払いの露天でマヤベを飲む。
 今回、バラデロ最後の風景を惜しみながら。

 
 11時ちょうどにチェックアウトする。
 セーフティーボックスの鍵を危うく返し忘れるところだった。
 レセプションで確認すると、正式な宿のチェックインタイム
は14時、そしてチェックアウトタイムは12時だ。
 ホテルの入り口にバッゲージクレームがあるから、12時にチェックアウトしてしまい、午後、海で存分に遊んで18時台のバスでハバナへと帰るのも一つの手かもしれない。
 水場もトイレもフロント付近にある。

 タクシーはすぐにつかまった。
 メーターを倒さない場合、バスターミナルまで2CUCで、メーターを使うより安く済んだ。
 運転手の彼には何かメリットがあるのだろうか?

 バスターミナルに到着していざ切符売り場に行ってみると、昨日レセプションで聞いた発車時刻と食い違っている。
 昨日受付の彼女は11:45発だと私に教えてくれたが、実際には11:25発だった。
 危ない。
 こういった時刻は運営会社に直接聞くべきだな。
 間に合ったものの、肝を冷やした。

 バラデロの空港を経由して、マタンサスには12:15分に到着した。

 13:00頃、15分のご飯&トイレ休憩が告げられる。
 15分って言ったから、また30分か。
 ハバナには何時に着くのだろう?
 実はバラデロからバスでハバナに向かうのは初めてだ。
 いつものようにタクシーならばホテルを11時の出発で、すでにこの時間、13時にはハバナへと到着する予定だったのだが。

 ・・・バスはきちんと15分後に出発した!!!

 その後、14時ちょうどにアバナ・ビエハでいったん停車したので、そこでバスを降りる。
 宿へはここからの方が、絶対にバスターミナルからより近い。

 ビエハからはメーターのタクシーを使って2CUCほどで宿には到着しました。
 10分はかかっていないと思う。
 宿からバスターミナルへ向かったときには6CUCだったから、随分と違う。

 宿の入り口には偶然イルダのアパートの通路向かいに住んでいる人がドアを開けて待ってくれていた。
 すぐに換金に向かう。
 アバナ・リブレにあるバンコ・フィナンシエロに行った。
 日本円はここでOK、しかし、ペソに換金するにはやはりコッペリアのところにあるカデカへ行かなければならないらしい。
 両方換金し終えた後、ご飯しに行く。
 3年前まで4年間よく通ったハンバーガーやサンドイッチの店はやはりつぶれてしまったようだ。
 おいしかったのに残念だ。
 その代わり、10年前まではよくビールを飲みに行っていたペソ払いの一杯飲み屋が同じ場所に復活していた。 
 銘柄はハバナのビール、ポラール。
 一瞬、ベネズエラのポラールかと思った。
 マークも北極熊だし。
20070705Polar.jpg

 
 飲んでいたら偶然アリエニイに会った。
 ロベルティコやレオ、コキの従兄弟だ。
 いつの間にか彼の子供達は3歳と7歳に育っていた。 
日本で売り込んでくれって、音源を預かっているから何か心苦しい。
 しかし、私一人の力で彼を日本に紹聘するには、まだちょっと力が足りない。


 バンボレオの元ドラマーで現在日本に住んでいるルドゥイグの話が出た。
 彼に私の連絡先を教えたのはアリエニイだそうだ。
 おかげで楽しい思いをさせてもらっている。

 それからレゲトンはもう古いぜって。
 よく知らないうちに流行が過ぎてしまったか。
 さらにサルサは今、最悪だとも言っていた。
 あの1996~7年あたりがマックスだったよなって。


 宿に帰って電話をかけまくる。
 ミゲリートがいた。
 この間は英国に行っていて留守だったが、つい先日キューバに帰ってきたようだ。
 ブエナビスタのボンゴセロ、マエストロ・ロベルトの甥っ子だ。
 
 色々と選択肢はあったけれど、ロベルト・コンセプシオンに会いに行く。
 マノリートとラサロが競演しているDVDを見せてもらう。
 やはりサルサはいいな。

 そろそろおいとましようと思ったところ、家主のダニアから夕飯の誘い。
 悪いな、と思いつつも頂いてしまいました。
 美味しかった。

 ロベルト・コンセプシオンが席を外している間に、彼の誕生日パーティーへの招待を受けた。
 当日はロベルト・ビスカイーノやルイ・ロペス・ヌッサなど、キューバの著名ドラマーが勢揃いするって言ってました。
 それはとても楽しみだ。
 恩師ロベルト・コンセプシオンも明後日には70歳。
 時が経つのは早い。
 とはいえ、彼はまだ現役の教官だ。
 キューバに定年はないのだろうか。

 その後、しばしダニアの息子、クリスチャン推定5~6歳と相撲、柔道、空手、ボクシングごっこをする。
 子どもは加減を知らないから、こちらは上半身裸になって汗だくだ。
 チビのくせにいつの間にか私の事を「従兄弟」と呼ぶ。
 オレって一体・・・。
20070705Cristian.jpg


 そんなこんなしているうちに3時間も4時間も過ぎて、ロベルト・コンセプシオンとジャズカフェに行った。

 ロベルト・コンセプシオンは相変わらずどこに行っても知り合いが多い。
 ここでも挨拶の嵐だ。
 この顔の広さが、彼の人徳を表している。 

 今日はオスカール・バルデス率いるディアカラが出る。
 名前は知っていたけれど、ライブは初めてだ。

 バタを取り入れたステージはまさしくアフロキューバンジャズそのものであった。
 曲もバタ・フュージョンからポピュラーなソンまで取り入れられたものでバラエティーに富んでいて楽しい。
20070705Diakara.jpg


 ライブは1ステージのみだった。
 しばし色々と話をする。
 そんな中で、ISA(キューバ国立芸術大学)の入学試験についてが話題に上った。

 聞くところによると、ISA打楽器科の合格者数は毎年4~5人だと言う。
 全国から入学希望者が集まってくるけれど、合格する者は首都ハバナ出身者が多いそうだ。
 地方によって情報の差が極端だから、キューバの場合それも仕方のない事だろう。
 実はISAの合格者数はもっと多いのかと思っていた。
 自分の周りにたまたまISA出身者が多いので、入学はそれほど困難ではないだろうと思い込んでいた。
 彼らは特別優秀だったのだ。

 日本の東京芸術大学音楽学部打楽器科の合格者数は毎年3~4人ほどで、少ない時には2人、多いと5人、日本1億2692万(2000)、キューバ1115万(1999)という国人口との兼ね合いで考えれば、確率的には日本の芸大に入学する方がずっと困難に見えるけれど、キューバ人の音楽センスを考えると一概にそうとも言えないだろう。
 どちらに入学するにしても相当な難関だ。
 ちなみに現在、外国人の在籍は全学年でフランス人1名のみだそうだ。
 一般にキューバに打楽器を習いに来る外国人は、打楽器のみを履修したがり、正式に大学へと入学するのは嫌がるとも言っていた。
 気になる実技試験の内容はというと、任意の楽器を用いて自由に演奏するのみとの事。
 これは簡単なようでなかなか大変ですよね。
 捉えどころがない。
 また演奏スタイルは、クラシックでもポピュラーでも良いというあたりがキューバらしい。
 より素晴らしい演奏をした者が合格。
 単純明快である意味分かりやすい。
 確かにその人の演奏を聴けば、そのレベルは直感的にわかる。
 言い表すのは難しいけれど。。
 これでは受験技術なんて小手先の事は気にする必要がないし、また、通用しない。
 受験者の持っている音楽そのもののみで合格を判断しましょうという事だ。
 合格するには相当なタレントが必要だろう。


 ライブから宿に帰ると、もう既に3時をまわっていた。
 ハバナの夜は特別に遅い。


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Julio 6, 2007

ルバルカバ(Rubalcaba)の家でお昼ご飯 6 julio 2007

 朝、ネレイダから電話が来る。
 昨晩ご飯を作って待っていたのにって・・・。

 昨日の電話では「もしかしたら行けるかも」って話したつもりだったのだけれど、ちょっと行き違ってしまったようだ。

 今日のお昼ご飯においでって。
 ありがたい事です。
 今日はエリサベスもいるらしい。

 結局12時頃出掛けた。
 デザート付きフルコース?をごちそうになりました。
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写真:キューバンカフェ
20070706Cafe.jpg


写真:ドゥルセ(デザート)
20070706Dulce.jpg

 
 ミッチェルが出ていたチリのテレビ番組やエリサベスが出ているPVなどを見せてもらった。

写真:Michel Rubalcaba
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 その後、大写真閲覧会となる。
 ヘススとマルティカが結婚する前からの写真に始まって、ミッチェルやエリサベスが小さかった頃のや、エリサベスのキンセアーニョの写真集、さらにはゴンサロ14歳という珍しい写真やら私が写っている各時代の懐かしい写真まで、出てくる出てくる。

写真:以前お世話になっていた家にて
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写真:ミッチェルを抱きかかえるゴンサロ・ルバルカバ14歳
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 エリサベスが私の事を忘れないようにって、写真を一枚くれた。
 ・・・忘れるわけないじゃん。
 今日はスペイン大使館のフィエスタで演奏するそうだ。
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 ボニアティージョとホアキンの奥さんが急に訪ねてきた。
 久々の再会。
 ボニアティージョに日本で見つけた彼が表紙になっている本の話をした。
 記憶にないって。
 こんなポーズの写真だったよとポーズをとったら、ああ、あの時のか、と納得がいった様子だった。

写真:ボニアティージョと
20070706ConBoniato.jpg


 おいとまさせてもらう時に時計を見たら、すでに17時だった。
 いやいや・・・しかし話は尽きないものである。
 
 そういえばミッチェルが参加しているCDや、エリサベスが参加しているDVDをおみやげにもらった。
 後で聴いたり見たりするのが楽しみだ。
 あいにくこちらにはCDプレイヤーもDVDプレイヤーも持ってきていない。

 ふと宿の窓から外を眺めると、23通りとインファンタ通りとマレコン通りの交差するあたり・・・というか、最高の格式を持つオテル・ナシオナル・デ・クーバの前に野外特設ステージがしつらえてあった。
20070706%E7%9C%BC%E4%B8%8B%E3%81%AEStage.jpg

 そういえばエリサベスも言っていたし、昨日ロベルト・コンセプシオンも今日は23通り(La Rampa)でお祭りがあるって言っていたっけ。
 今晩はサルサが聴けるかも。
 期待大。


 ライブが始まったのが見えたから、宿を出る。
20070706%E9%87%8E%E5%A4%96Stage.jpg

 ルンバはあったけれど、サルサはなかった。
 最後に出てきたアコギとカホンのコンビに会場がやたら盛り上がる。
 キューバは変わってしまった。
 今やアコギで盛り上がるキューバ。
 とはいえ、彼らの音楽はソンやルンバをアコギとカホンのアンサンブルにトランスレートしたものだ。
 あとで聞いたところによれば、ブエナ・フェというグループであるとの事だった。
20070706AcoGuit%26Cajon.jpg


 22時半頃全てのコンサートが終わった。
 まだ寝るには早いからジャズカフェに行った。
 23時頃着くと、ライブをよく見る事の出来る席はあと一つしか空いていなかった。
 ミュージシャンの到着は24時少し前。
 ライブは24時半頃始まった。
 フロントはサクソフォンにギター。
 ピアノ、ベースにドラム&コンガ。
 ちょっとロックよりのビートを持ったラテンフュージョンだ。
20070706JazzCafe.jpg


 25時半ライブ終了後すぐにジャズカフェを出る。
 出てすぐの海岸通りマレコンでルンバをやっていたから輪に入ってみた。
 カメラを構えに行くのだが、すぐオバさんに手を取られて踊る羽目になってしまう。
 何度近づいてもその度に踊らされる。
 しばらくルンバを楽しんで、その場を去る。

写真:道端のルンバ。堤防上のオバちゃんがイケイケだった。
20070706Rumba.jpg


 海岸通りには色々な音楽をやっているグループがある。
 プロとおぼしきトランペッターがいた。
 
 またまた飲んでいるグループに引っかかる。
 デタラメ中国語で話しかけられたから、こちらもデタラメなスペイン語で応戦してみた。
 男:「チンカントンチャンフォ?」
 私:「ティンコマンガークラリーフォセンティーバォ」
 男:「ウォティンハオハオハオアブラベスィー?」
 私:「セテドール、ヨセビーベンカレフォーノ!」
 お互いにまったく訳の分からないまま、最後に「アッ・ミーゴ、アッ・ミーゴ(注・アタマにアクセント)」と言い合い、固く握手して別れた。


 最後に宿直前、オテル・ナシオナル・デ・クーバの前辺りで、ボンゴにギターのデュオを囲むグループに捕まる。
 結局明け方まで一緒にいて、そのままアバナ・デル・エステにあるという彼らの家に行った。

 グループの中心にベネズエラで医者をやっているという男がいた。
 名前は忘れてしまった。

 グループの中に18歳になるという黒人の血が濃いムラータの娘、サレマがいた。
 男がこっそりと私にサレマを買わないかと言う。
 もちろん断ったが、彼らはどうみても友人同士なのに、友人の売春を斡旋するのか・・・。
 しかもよりによって医者の友人なのに。

 ・・・結局、翌日のお昼まで飲み明かして、帰ったら12時過ぎ。
 突然思い付いてルバルカバの家の前で降ろしてもらい、マルティカに来週タクシーでサンタ・マリア海岸へみんなで一緒に泳ぎに行かないかと誘ってみた。
 一応月曜10時に、乗ってきたタクシーを予約しておいた。


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Julio 7, 2007

恩師ロベルト・コンセプシオン(Roberto Concepcion)の誕生日 7 julio 2007

 そういうわけで、お昼過ぎに宿へと帰ってきた。
 そして目覚ましをかける前に寝入ってしまった。
 
 ハッと目が覚めるとすでに17時だった。
 約束の時間は17時。
 これはうっかりした。
 急いでシャワーを浴び、タクシーでロベルト・コンセプシオンの家に向かう。

 到着は17:50頃になってしまったけれど、パーティーはまだまだ始まる感じではなかった。

 19時頃になってようやく飲み物がまわり始め、本日の主役もこの場に登場となった。
 誕生日の歌がルンバの太鼓に乗って歌われる。
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 ゾロ目誕生日の人とは、なぜか縁が深い。
 彼、ロベルト・コンセプシオンもその一人だ。
 師にはいまだにお世話になりっぱなしである。

 誕生日を祝う時のケーキがとても大きい。
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 以前ルバルカバの家で誕生日を祝ってもらった時のケーキを思い出した。


 庭先でルンバが延々と続く。
 打楽器奏者がずらりと集まっているからね。
 ロス・バンバンのサムエル・フォルメルがいる。
 それからチャンギートやタタ・グィネスのライブでよく見かける有名なチェケレ奏者パンチョ・テリーetc・・・。
20070707Terry.jpg


 ・・・昨日、というか、今日の昼まで酒を飲んでいたから、ロンが匂うだけで、胸が気持ち悪くなる。
 今は一滴たりともアルコールを体内に入れたくない感じだ。
 こうして自分でコーラをついでも、ロベルトが気を利かせてロンを入れてくれる。
 ・・・入れてくれてしまう。
 今は飲みたくない、と言っても冗談だと受け取られてしまうし。
 いや、参った。
 実際身体が参っていたので、20時半頃においとまさせて頂く事にした。
 帰り道もタクシーを使ったけれど、今日も歩行者天国のために宿までは車で入ることが出来ない。
 ステージのセットを見ると、どうやら今日はサルサがありそうだ。

 宿に帰ってしばらくこうして日記を書いていたら、外で「バンボレオ!」というアナウンスが流れた。
 続いてバンボレオのテーマ曲が聞こえてくる。
 窓からライブ会場を見下ろすと、すでに黒山の人だかり。
 うわっ、マジかとばかりに急いで宿を飛び出した。
 
 バンボレオを見るのは久しぶりだ。
 やはりサルサはキューバ音楽の華だな。
 そして今日は昨日以上に人が多い。
 万はいるだろう。

 ビデオカメラを回していると、前のおじさんが肩車をしてくれて、その気持ちは嬉しいながらもちょっと困った。
 確かに良い絵が撮れたけれど、なんだか恐縮してしまう。

 パイラの兄ちゃんが格好良い。
 見ててほれぼれとするグルーヴだ。
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 それからボーカルのタニアはものすごくパワフルだ。
 デビューしたての頃にはとてもかわいい感じだったのだけれど、いまや勇ましくもある。
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 今晩はこれで大満足。

 恩師、いつまでも元気でいて下さいね。
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Julio 8, 2007

ハメルのルンバ(Rumba de Hamel) 8 julio 2007

 日曜日と言えば、ハバナではハメルのルンバだ。
 ハバナに住んでいた頃、家族は私にその存在を全く教えてくれなかった。
 なぜかいまだに、しかも平等が徹底しているはずのキューバで、黒人でない人たちは黒人との接触を嫌がるのだ。
 当然のように、私が黒人のコミュニティーへと顔を出す事を彼らは嫌がったのである。
 ルンバの会場近くに市場があるので、そこへはしばしば出掛けたけれど、行く度に「この付近はちょっと危ないから」と言われたものである。
 ハメルでルンバがある事に気付いたのは2001年、4年振りにキューバを訪れた時の事である。

 毎週日曜日12時から始まるルンバに、今日も出掛けてみた。
 到着してみると、今日も前回来た父の日のように女性陣が中心となって演奏していた。
20070708Hamel.jpg

 ルンバの後に、音楽はオリシャへの捧げものへと変わる。
 それらが一通り終わった後、メンバーが入れ替わって今度は男性陣のルンバが始まった。
20070708Hamel%E5%85%A8%E4%BD%93.jpg

 トゥンバドーラ(コンガ)に加え、座っているカホンをアクセントに混ぜるスタイル。
 キント奏者もトゥンバドーラを2本使っている。
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 ある奏者は割竹を叩いて細かなビートを刻む。
 スティックにはサトウキビか何かの棒を使っている。
 普通のスティックではおそらく出音が固すぎるのだろう。
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 クラーベやカンパーナ(カウベル)はかなりテキトーな楽器だ。
 クラベスの片方は四角いただの角材にも見える。
 また、カンパーナの裏は完全に破れている。


 適当な時間を見計らってカンパのカゴがまわってくる。
 それはよいのだが、しつこくしつこく何人もの人にコピー品のCDやDVDを売り込まれるのは閉口する。
 一度断っても同じ人から再び声がかかる。

 また、夏場だといつ来てもハメルは大変に暑い。
 いつもTシャツを絞れるほどに汗をかく。
 なぜ?風通しが悪いから???

 まだまだルンバは続いていたけれど、余りに暑いので14時過ぎに引き上げた。
20070708HamelHombre.jpg

 今晩はアントニオと、出来たら最近出来たという彼女も連れて来てもらって一緒にジャズカフェに行こうと誘ってある。
 彼女が来られるかどうか確認してから席の予約を入れようと思い、アントニオに電話をしたところ、衝撃の事実が・・・。
 もうすぐパパになるって。
 彼女のお腹は今9ヶ月目だそうだ。
 いやいや、この間会った時に教えてくれればよいものを・・・
 びっくりしました。
 お祝いを用意しようにも、今日は日曜日だ。
 参ったな、これは。
 とりあえずホテル等で換金出来ないかと街に出る。

 ついでだからCDショップにも行ってみた。
 そろそろキューバを出る日も近いから、資料収集しなければならない。
 実はCUCが現在、不当に高いので以前の様にこちらでCDを買う事はないだろうと考えていた。
 買うべきものを見つけたら、今や日本で買った方が安いのではないかと考えていた。
 しかし、そこは敵もさるもの。
 CUCをつり上げた分、CUC表示での値段は下がっているように感じる。
 つまり、ドルに照らすと多分今も等価、以前と同じような買い得感を感じたのである。
 特に少し古いけれどまだ手に入れていないものなどは、かなり割り引きされていてお買い得だ。
 ロベルト・コンセプシオンの家で見せてもらったラサロとマノリートのDVDなどを手に入れた。
 CD10枚にDVD5本で2万円ちょっと。
 クレジットカードで直接買うと11パーセント高くなるから換金して現金で買った方が得だと店員に言われたけれど、どうせクレジットカードからお金を作っても11パーセントのコミッションを取られるから、もしかしたらカードで直接買っても損はしないのではないだろうか。
 ここの店員はそういったシステムに関してあまり知識がないように感じた。
 店員にクレジットカードからの換金は目の前、コッペリア入り口にあるカデカ(両替所)で出来ると言われ、列を作って並んだが、いざ自分の番になって換金しようとするとクレジットカードはここでは扱っていない、ナショナルホテルへ行ってくれと指示された。
 仕方なく今度はここから少し遠いオテル・ナシオナル・デ・クーバへ歩く。
 こちらでは問題なく換金出来た。
 ただし、なぜか楽天VISAはNGで、オリコUPtyMasterはOKだった。
 コミッション11%。
 計算してみると、日本円の現金からの換金と比べてそんなに悪いレートでもなさそうだ。
 本日のレートを知らないから、今はアバウトにしかわからない。
 セキュリティの事も含めて考えると、クレジットカードから現地通貨を作るのが最も良い方法なのかもしれない。
 ただしカードは何枚も持っていった方が良さそうだ。
 理由がよくわからないけれど、使えるはずのカードが使えない事が頻繁にある。
 所持カード1、2枚では、自分としては大変な恐怖を感じる。
 以前にも米系ではなしに使えないカードがあった。
 イオンカードだったような。
 今回は8枚持ってきている。
 うち普段メインのシティカードは、もちろんここキューバでは使う事が出来ないけれど。
 

 どうにかこうにか換金出来たので助かった。
 アントニオにお祝いを渡す事が出来る。

 帰り道にマヤベを一本飲んだ。


 おっと、そういえばさっきネレイダから電話をもらったんだった。
 ご飯を食べさせてくれるって、わざわざ。
 またまた出掛けなくちゃ。
 ありがたい事です。

 行ってみると今日はランゴスタ(伊勢エビ)だった。
20070708Langosta.jpg

 伊勢エビはキューバだって高級食材だ。
 恐縮。
 おまけにブカネロまで付けてくれた。
 ランゴスタには白ワインかビールだって。
 確かに。
20070708Cena.jpg

 色々と海に行く相談をする。
 もしかしたらレンタカーを運転する事になるかも。
 日は火曜日に決定。

写真:本日のデザートを手に
20070708Dulce.jpg


 宿に帰ると外からはロックっぽい野外ライブの音が聞こえる。
 キューバは変わってしまった。
 バラエティに富んできたといえば、それは豊かになった事でもあるのか。

 ジャズカフェ。
 アントニオを待っている間に、男が警察に逮捕される瞬間を見た。
 見た目では誰が逮捕されるような事をするのかわからないものだ。
 

 今晩は女性コーラスグループの登場だ。
 心地よいサウンドだし、フロントの娘達のパーカッション、これがまたツボにはまっていい感じだ。
20070708JazzCafe2.jpg

20070708JazzCafeBonita.jpg


 色々な事についてアントニオと話をした。
 女性の話から政治の話まで、とめどもなく色々と。

 途中、偶然にミゲリートが私たちのテーブルにやって来た。
 久々の再会を喜び合う。
 ミゲリートはブエナビスタのボンゴセロ、マエストロ・ロベルトの孫だ。
 このジャズカフェでもしばしば演奏すると聞いている。

 その後アントニオとは場所を変えて、宿近所のライブハウス、ラス・ベガスで飲み明かす。
 帰る前に再び会う約束をしてサヨナラしたけれど、既に朝の4時半をまわっていた。

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Julio 9, 2007

超スコール! 9 julio 2007

 今日も朝からよく晴れる。
 再び訪れた首都ラバーナではなぜか全く雨が降らない。
 7月になると雨が少なくなる、季節が変わったという事なのだろう。
 全国各地で様々なフェスティバルが開催され、それが本格的な夏の訪れを感じさせる。
20070709HaceBuenTiempo.jpg


 昨日、レンタカーについてアントニオと話しそびれてしまった。
 私としてはもっぱら肝心なところであったにもかかわらず。
 お互い、それ以上に重要な人生の問題を抱えていたという事だな。

 お昼前、日本大使館に電話してみた。
 レンタカーを運転するのにはやはり免許証が必要らしい。
 当たり前か。
 今回はタクシーだな。
 うーん、結構かかりそうだ。

 ホテルナショナルの玄関前にたむろしているタクシーに運賃を聞いてみた。
 ハイエースみたいな1ボックスワゴンでサンタマリア海岸まで行き帰りで80CUCだそうだ。
 メルセデスはもっと高いと言う。
 通りがかりのパナタクシーにも値段を聞いてみた。
 こちらは一台30CUCで2台だと60CUCだと言う。
 本当は片道20CUCなんだとも言っていた。
 確かにそれくらいはかかりそうな距離だ。
 片道30km弱。

 宿に帰るとエリサベスから電話があった。
 バンが運転手付き、40CUCで借りられたという。
 これはラッキー。
 申し訳ないけれど、パナタクシーはキャンセルさせてもらおう。
 しかし、電話すれども回線が思わしくない。

 ボンゴセロ、マエストロ・ロベルトに電話する。
 在宅であった。
 ミゲリートもいる。


 出掛ける事を約束して宿を出るも、到着目前にして突然の大スコール。
20070709LLuvia.jpg

 道路が河となって、色々なものが流れて行く。
 雨もすごいけれど、間近を横に這って行く雷の方が怖い。
 マジ、当たりそうな距離だ。
 落ちると辺りが360度明るくなる。
 道路を流れる水は、さらに波となってこちらに押し寄せて来る。
 運良くガソリンスタンド併設のコンビニで雨宿りさせてもらえたが、これではもう帰る事も出来ない。
 目の前の緩い坂道を、早瀬のように水がかけ落ちてゆく。
 雨は15分ほど激しく降って小降りになった。
 が、道路は相変わらず早瀬状態だ。
 まだ、靴の中を濡らすことなく道路を横切る事は出来そうにない。
 さらにずっと時間が経ち、急激に道路の水かさが減った。
 ぱらつく雨の中、マエストロの家を探す。
 この近くのはずなのに、見つからない。
 キューバの住所はどこそこの道路に面した家で、何通りと何通りの間にある、という風に表示するから、あまり間違えようがない。
 全ての道に名前がある。
 しかし、どうも記憶の中の景色とは辺りの雰囲気が違う。
 もしやと思い、W-ZERO3に格納されているエクセルを開いてみると、いつも確認に使っている携帯の住所の方は、写し間違えられている事に気付いた。
 うっかり「L」と「I」を間違えた。
 この二つはゴシック体で筆記した場合、時に判別するのが難しくありませんか?
 紙の原本から書き写す時に誤ったようだ。

 言い訳はともかくとして、比較的短時間で彼らの住む家に着いた。
 ネルサと、マエストロとミゲリートと、その弟にお母さん。
 久々の再会だ。
 マエストロやミゲリートと色々な話をする。
 彼らは海外経験も豊富だ。
 東京の物価の話や、秋葉原の話、ロンドンの交通機関についてや、風情、リオの話やフィンランドの話、それにもちろんスペインの話。
 その他諸々。
 アフリカへはまだ誰も行った事がない。

 ミゲリートはルーウィーと一緒に仕事してた事があるって言ってたな。
 東京には今、「サトシ」って素晴らしいコンガ奏者がいるとか。
 もし、これを目にすることがあったら連絡下さい?みたいな。

 ISAの入学試験についても聞いてみた。
 試験はすべてクラシカルな課題曲によって行われる。
 シロフォン、スネア、ティンパニの課題曲がある。
 シロフォンの課題曲は「ガーデン」、スネアはロシアの「オサチュ」、それにAll Americanの中からウィルコクソンの名前が冠されている曲、それからSteacy Duganの1番。
 ティンパニについてはよくわからなかった。
 が、とある1冊のティンパニのための練習曲集をすべてマスターしなければならず、試験にはその中から数曲が与えられるとの事。
 それからキューバ人学生がISAに入るには、その前の1年間、軍に在籍しなければならないという。 
 意見は先日のロベルト・コンセプシオン氏のものと随分違う。
 きちんと確かめるには結局資料請求しなければならないだろう。
 
 「インファンタ657/藤田浩司」を持っていったけれど、さっきの雷による停電が続いていて、聴く事が出来ない。
 ミゲリートのバンドのPVも見ることが出来ない。
 2時間ほども話し込んで、帰途に着く。
 水曜日、朝10時に彼のバンドのリハーサルを見学させてもらう事を約束する。


 宿に帰ってみると、なんとこちらの地区も停電中。
 苦しいところだけれど、エレベーターが止まっているので仕方なく10階まで自力で登る。
 宿に着いた途端、電気が息を吹き返した。
 これは喜んでよいものやらどうやら。
 すぐにエアコンが使えたのはとてもありがたかったけれど、あと5分早く復旧していれば、階段を登る事もなかっただろう。
 着替えて、まずタクシーの運転手に電話したら今回はつながった。
 その後、アントニオに電話したら彼は今、眠っているとの事だった。
 無理もない。

 その後、何度か彼に電話をするものの、うまくつながらない。
 

 

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Julio 10, 2007

サンタ・マリア海岸(Playa Santa Maria) 10 julio 2007

 随分前から彼らとは海に行こう行こうって約束していたものの、なかなか実現する事のなかった海水浴。
 それが今日、ついに実現した。
 って、そんなに大した事でもありませんが、サンタ・マリア海岸は私たちの住むセントロ・アバナから東へ30km弱離れたアバナ・デル・エステという地区にある、とても美しい海岸です。
 個人的には、もう何年間も行っていない海岸だけれど、その昔にはよく出掛けた場所です。
 カミオン(トラック)に乗って1ペソで。

 エルネストの仕事が終わる時間の都合もあって、少し遅めの11時にルバルカバ家に集合する事になっている。
 エリサベスがバンタクシーを見つけてくれてあるはず。
 そりゃ出来れば2台に分乗するよりも、1台でワイワイと出掛けた方が楽しいに決まっている。
 運転手付きだから、気兼ねなく飲めるな。
 あとは天気。
 昨日みたいなスコールにならなければよいのだけれど。

 シャワーを浴びて、いざドライヤーしようかと思ったら急に停電。
 まず220Vのエアコンが止まって動作がおかしくなった。
 電気は流れているようだが、動作がおかしい。
 その後すぐに110Vの方が停電。
 220Vも停電したようで、エアコンが全く動かなくなった。
 今回は殆ど停電がなかったのに、昨日の落雷のせいか、2日続けて停電だ。 
 以前は毎日のように停電していたものが、年を追うに従って電力供給は安定してきているように思う。
 停電で一番怖いのはエレベーターへの閉じ込みだろう。
 一度、現場に出くわした事がある。
 真っ暗で暑苦しい中に、しかも10階の高さから宙づりの状態で何時間も閉じこめられる事を想像もしたくない。
 電気がないのは結構大変な事だ。
 暗いところは暗いままで見通しが利かないし、エレベーターなしで10階まで登るのは一苦労だ。
 それにいざ部屋に着いたところでエアコンなしの中、全く涼しさはない。
 冷蔵が必要なものは鮮度が落ちるし、アイスクリームの買い置きなんて、もしあったら大変残念な事になる。
 私にとってより重要なのは充電が出来ないということだ。
 これは本当に困る。
 いまや電気なしでは何の資料も作成できない。

 早くも10時前にネレイダから電話。
 11時半がエリサベスたちには都合良いけれど、早めに食べにおいでとの事。

 ありがたい。
 言われなくても早めに出たかったところ。
 エアコンなしの中、室内温度は急上昇中だ。


 ルバルカバの家に着くと、すでに停電から復旧していた。
 今朝の停電はほんのわずかな時間だった。
 デサユノ(朝食)を頂く。
 マンゴーの生ジュースが美味しい。


 タクシーは約束の時間の少し前に到着した。
 個人営業の闇タクシーかと思っていたら、ちゃんとしたパナタクシーでベンツ製の1ボックスワゴンだ。
 これにはびっくり。
 ナショナルホテル前で同車種の値段を問い合わせた時には80CUCと言われ、その値段はアントニオも言っていたのでボラレ値段でもない。
 エリサベスはなぜかそれを半額で借りる事が出来た。
 これからタクシーをチャーターする時にはエリサベスに頼む事にしよう。
20070710BenzWagon.jpg


 30分ほどで目的地、サンタマリア海岸に到着した。
 ここを訪れるのは実に10年振りであるが、その変わりように驚いた。
 以前はとてもひなびた、だけど水のきれいな海岸だったものが、今はビーチにパラソルが乱立する、とても賑やかな海岸へと変貌を遂げていた。
20070710Lleno.jpg

 少し豪華めにタープ付きの寝そべりイスを3席キープしたら、あまりの高額にびっくりした。
 18CUCだ。
 バラデロでは椅子1個パラソル1個確保するのに数十セントしかかからなかったから、あまりの違いに愕然とする。
 今日の予算にそれほどとは思っていなかったから、この後、今日は充分な飲み物が振る舞えるか、心配になった。
20070710PlayaSantaMaria.jpg

 さて水の中へ遊びに行くと、このサンタマリア海岸は魚がたくさんいる。
 足に当たってくる。
 中には結構大きいものも。
 ベラにアジ、それに一番多いのはウミタナゴとおぼしき魚。
 潜って手で捕まえようとするも、それは中々かなわない。
 足で蹴る事は出来るのだが。

 一緒に遊んでいると、どうもキューバ人は人を持ち上げて海に投げる遊びが好きなようだ。
 投げ方には色々なパターンがある。
 組んだ手に腰掛けさせて投げる、あるいは立たせて投げる。
 2人、あるいは3人で手を組み合わせて、その上に人を乗せて投げるパターンなどなど。
 数人での組み手にもいくつかパターンがあった。
 それから人の股を潜水してくぐりっこする遊び。
 列を作ってくぐらせる場合、時に足で挟み込んでイジワルをする事もある。

 ゴーグルを使って魚を捕まえようと潜水するのだけど、その時に他の人が足を潜っている人の背中に乗せて浮いて来ないようにするのにはちょっとドキドキした。

 海岸にはイキの良いミュージシャンのグループがいた。
 ビーチで寝ころんでいる人を囲んでは演奏している。
 ここでもビロンゴを聞いた。
20070710Musico.jpg


 ビーチには人がたくさんいる。
 休日にはもっともっとすごいらしいけれど。
 イスに寝そべっていると、目の前を水着の美女達がたくさん通り過ぎて行く。
 中にはカバレの衣装みたいな水着を付けた娘もいる。
 真っ黒な肌にわずかな白いストライプがのっている。
 目の前の光景は、なるほど芸術の素材となって当然の美しいものだ。
 若い女性が彼女ら特有の美しさを持っている事については疑いようがない。
 完全なる曲線。

 帰り際に海から上がる時、エリサベスが「コージはおしっこしないの?」と聞いてくる。
 「私はもう済ませたわよ」って。
 海水浴に来ると、キューバ人はみんな海の中でおしっこをするそうだ。
 その話は懐かしかった。
 なぜならば学習時代にお世話になった家の娘も同じ様な事を言っていたから。
 そちらは10年も前の話。
 話はさらに続き、人によっては海で脱糞するという。
 海から上がってくる人の海パンに糞が付いているのを見たとか見ないとか。

 結局6時間半遊び倒して夕方ようやくにして帰途に着いた。
20070710SantaMaria.jpg


 私たちの乗ったベンツの1ボックスワゴンタクシーがルバルカバの家に到着する直前、一人の女性から声が掛かった。
 フロールだ。
 やはりアイツとは必ず街で会う。
 これは宿命かも。
 もちろん友達として彼女の事は嫌いではないけれど、彼女といるとこちらのペースが作りづらいのも事実。
 今回はあと2日を残すのみだし、もう絶対に会う事はないと思っていた。
 ジンクス破れたり、と。
 しかし、彼女とはやはり今回も街中でばったりと会った。
 ハバナにいる間、何の連絡も取らなかったので、その事は少し恥ずかしく感じた。
 いい子なんです、実際。


 帰ってすぐにシャワーを浴びて再びルバルカバ家へ。
 エリサベスが作ったスパゲッティをご馳走になった。
20070710Espaguetis.jpg

 エリサベスの料理は初めて頂いたけれど、美味しかったです。
 ああ、この子も料理出来るようになったんだと、ちょっと安心。
20070710CasaRubalcaba.jpg

 その後おいとましたのは既に22時半。
 既にアントニオとの約束の時間だ。


 今夜は彼がLa Zorraに招待してくれた。
 バンボレオのリーダー、ラサロ・バルデスのジャズユニットだ。
20070710LazaroValdes.jpg

 ラサロは久々に間近で見たら老け過ぎて同一人物とは思えなかったけれど、自分も同じだけ歳を取ったという事だな。
 La ZorraもJazzCafeと同じシステムで、5CUC払うけれど、その分丸々何か飲む事が出来る。
20070710Mezclador.jpg


 ライブ終了後、場所をかえて更に話し込む。
 主に日本行きのチケットの事、日本の教育問題、信仰、歴史、現政権、前政権の問題点、それからキューバ政府の今後などについて話し合った。

 そして今夜も朝帰り・・・。

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Julio 11, 2007

アントニオの家へ 11 julio 2007

 今朝もハバナは快晴だ。
 雲のかけら一つも見あたらない。
 ここでは朝方から天気の悪い日など、ほぼ一日もない。
20070711HaceBuenTiempo.jpg


 今日は朝10時にミゲリートのバンドがリハーサルをするという会場に出掛けた。
 8 y Calzadaにあるカサ・デ・ラ・クルトゥーラへ。

 多分リハーサルの開始時間は遅れるだろうと踏んで、11時の到着を目標にバスに乗った。
 乗ったバスが交差点で乗用車とケンカになった。
 乗用車のボンネットを開けると、なぜかそこには棍棒が用意されていて、それを手に取った男数人がバスの運転手めがけて押し寄せる。
 運転手も悪かった。
 ヒドい言葉を彼らに向けてマシンガンのように連射する。
 一時はどうなる事かと思ったけれど、場は一応事なきを得た。

 カサ・デ・ラ・クルトゥーラに到着すると、偶然にも歩いているミゲリートとばったり出くわした。
 しばらく建物の前でダラダラと会話する。

 そうして、エンサーヨ(リハーサル)はやはり11時過ぎに始まった。
 伝統的なソンを演奏するグループだった。
 先月はこのグループで英国に行っていたと言う。
 ベーシストが北原実さんやファンカルロスと知人だった。
 トランペッターはとても力強い音を持っていたが、とある日本人から随分と言葉を教えてもらったらしい。

 12:15にエンサーヨは終わった。
 家がこの場所からあまりに近いので、お別れの挨拶をしようとロベルト・コンセプシオンの家に出掛けてみた。
 あいにくと彼はいなかったが、家の仲良し同居人が今日の15時よりベダドでコンサートがあるという。
 しかも招待してくれるって。
 今日はこの後ミゲリートの家に行く約束があり、その後にルバルカバの家に行く約束もある。
 出来ればフロールやホアキンの家も訪ねたいし、それに夜にはアントニオの家に招待されている。

 結局コンサート会場がマエストロの家にとても近い事がわかったので、ツアーバス?みたいなのにご一緒させてもらう事にした。
 場所はLa Redというクラブだった。
 ここで一度お別れをしてミゲリートの家へと向かう。

 ミゲリートの家には弟のミッチェル、マエストロ・ロベルトにネルサ、それにミゲリートのお母さんレティや彼のガールフレンドがいた。
 ミゲリートの部屋にはパソコンがある。
 どうやらPCでレコーディングする環境を整えつつあるようだ。
 E-muソフト音源のデバイス設定とか、色々と訊かれたけれど、正直私もそんなに強くはない。
 しかしあまりにも基本的なミス、ミディコントローラーのUSBドライバーや動作ソフトはインストールされていたものの、音源のそれはまだインストールされていなかったので、それを伝えてその話は終わった。
 音源ソフトのCD-ROMは今、手元にはなかった。
 メモリー512MB、他ははっきりと思い出せない。
 音楽をやるには最低1GBは欲しいと言っていたけれど、確かにそうだ。
 他のプログラムを使う時には512MBもあれば充分だろうけど。
 時間は迫る。
 お別れする前にネルサがアイスクリームをご馳走してくれた。
 それから今はスペインにいる元同居人たちに宜しくって。
 もちろん私だって彼女たちとそうそう会えはしないけれど、Eメールで連絡を取る事は出来る。
 彼らは以前、私が住んでいたアパートで隣の部屋に住んでいたのだ。


 さて、再びLa Redへ。
 楽団はダンソン、ソン、チャチャチャといった音楽を演奏するという。
 もちろんバイオリン奏者やフルート奏者もいてなかなかに賑やかだ。
20070711Dania.jpg


20070711LaRed.jpg


 コンサートが始まって、少し飛び入りさせてもらったら、前の席に座っていたご婦人にとても気に入られたようで、その後彼女が何かと私に話しかけてくる。
 あとで1stと2ndのあいだに、彼女もステージに立って詩を朗読したので詩人だとわかった。
 コンサートが終わった頃、ロベルト・コンセプシオンがやって来た。
 音楽がうるさくて会話がしづらい。
 次の予定が迫ってきたので、ダニア達にお礼を言っておいとまさせて頂く。
 その時、詩人にも挨拶をしに行くと、なんと彼女は私の唇にキスしてきた。
 品の良い、賢そうな人だったけれど正直ちょっとひいた。
 う~ん、しかしこれがキューバ。

 ロベルト・コンセプシオンと一緒の帰り道、さらにDVDのおみやげを用意してくれたという。
 かなりタイトなスケジュールだが、深夜それを受け取りに行く事を約束する。
 いつもありがとう、ミ・マエストロ!

 さてその後、休む間もなくエリサベスの待つルバルカバの家へと出掛ける。
 どうなるかはわからないけれど、一応プロフィールを預かっておこうという事で。
 バモス・ア・ベール。
 彼女は以外にも器用に、私のW-ZERO3へと文字を打ち込んでゆく。
 ちょっと意外だった。
 結構出来るじゃん。 
20070711W-ZERO3.jpg

 少しばかり話もした。
 私になんとプレゼントがあるという。
 明日の出発前にそれを受け取りに来る事を約束して、今度はアントニオの家へ。


 3年振りのアントニオの家。
 行き過ぎたりして少し迷いながらもなんとか辿り着く。
 懐かしい家だ。
 その昔、まだ学生だった同居人とよくこの家に遊びに来た事を思い出す。
 アントニオのお母さん、妹、それから姪っ子がいた。
 シルビア、イボン、クリスティアーナ。
20070711FamiliaDeAntonio.jpg

 典型的なコミーダ・クリオーヤをご馳走になる。
 少し辛目の味付けをしたそぼろ肉にコングリ、アグアカテ、パーパ・フリータ、それにアロスなどなど。
20070711Comida.jpg

 最後にはエラドのデザート付き。
 今日も無茶苦茶にビールを飲んでいる。
 どうもハバナに来てからというもの、1日平均3リットル以上は飲んでいるようだ。
 会う約束が1日に何度もあるから、これも致し方ない。
 それに、ライブに行って飲み物を頼まないわけにもいかない。
 かといって、私がそういった場でレフレスコを頼む事もポリシーに反する。
 やはりビールだ。
 でなければモヒートかダイキリ。

 アントニオが最近買ったというコンピューターを見せてもらう。
20070711PC.jpg

 CPU3GB、メモリー512MB、ハードディスク80GBとなかなかのスペックだ。
 これで日本のアニメを見たり、カラオケを流して踊って歌いまくる、アントニオの意外な一面を見た。
 今年キンセ・アーニョ(15歳)をむかえる姪っ子とデュエットしている。
 振りつけ付きで。
 オタクだな。

 リビングには日本刀、鎧甲冑、その他諸々が飾ってある。
 おまけに彼の部屋には大きな日の丸。
 正直嬉しいね。

 2004年に彼が日本に来たときのビデオなども見せてもらった。
 彼にとって、また、私にとっても大切な思い出だ。
千葉にあるディズニーランド併設のバルで飲んだシーン、私のライブのシーン、等々。

 話は尽きなかったけれど時計はすでに25時をまわり、これでさようならだ。

 今は大使館の仕事があるから、彼が実際に日本へとやって来れるのは爺さんになった時だなって、寂しい話もあった。

 明日はいよいよ帰国の途に着く。


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Julio 12, 2007

さよならラバーナ(La Habana)、こんにちはトロント(Toronto) 12 julio 2007

 今日も比較的早起きをして荷物をまとめる。
 すべての日程を終えて本日帰国の途に着く。
 おみやげを渡し終え、消耗品は使い尽くし、帰りには荷物が軽くなっている予定だったのに、たくさんの頂きものでかえって重いくらいだ。

 11時頃、ルバルカバの家にお別れの挨拶をしに行った。
20070712CasaRubalcaba.jpg

 エリサベスがきれいな服を着て待っていた。
20070712Elizabeth%26Koji%20Fujita.jpg

 そしておみやげをもらった。
 日本に到着するまでは開けるなと言う。
 また壊れやすいとも。
 それが何であるのか、とても楽しみだ。

 ネレイダがデサユノしていかないの?とありがたい事を訊いてくれるので朝食(デサユノ)を頂く事に。
20070712Nereida%26Koji%20Fujita.jpg

 ハムサンドにマンゴージュースを頂いた。
 これでしばらくマンゴージュースは飲まないだろうな。
20070712Desayuno.jpg

 エリサベスの彼氏エルネストもスタジオの仕事を終え、挨拶をしにルバルカバの家へとやって来てくれた。
 一緒に写真を撮る。
20070712Ernesto%26Koji%20Fujita.jpg

 偶然か意識的にか、マリアナウに住むティンバレスの巨匠ボニアティージョもやって来た。
 先日頂いたCDのお礼を言う。
20070712Boniatillo%26KojiFujita.jpg

 そうこうしているうちに慌ただしくもお別れしなければならない時間がやって来た。
 電話をかけ、タクシーを呼んでおく。

 扉のところで最後の挨拶をする。
 アスタ・ラ・プロキシマ!(また次回!)


 宿に戻ると今度はイルダと挨拶だ。
 記念に写真を一枚撮らせてもらった。
 とても居心地の良い宿なんだ。
20070712Hilda.jpg

 エレベーターで階下へ降りると、すでにピカピカのパナタクシーが到着していた。
 エアコンが快適だ。
 車窓に過ぎ往く風景を惜しむ。
 そう言えば革命広場とか、こちら方面の名所は何もまわらなかったな。
 ラバーナは人口230万人ほどの都市というわりには、少し走るとすぐに田舎の景色だ。
20070712CampoDeLaHabana.jpg

 空港に着いた。
 やはりパナタクシーを呼ぶに限る。
 空港まで12CUCしかかからない。
 ありがたかったからチップをはずんだ。
 行きのタクシーは偉そうな車ではあるが、無条件に25CUCを要求してくる。
 次回は行きにもパナタクシーを呼ぶ事にしよう。
 電話番号は855-5555。
20070712PanaTaxi.jpg


 ホセ・マルティ空港の国際線ターミナルは3だ。
 小さいながらも近代的なターミナル3。
 メキシコのカンクンにある空港と似た雰囲気かな。
 初めて来た頃、飛行機にかけられたタラップをマッカーサーのように降りてパスポートコントロールのある建物へと向かったのも、いまや昔話だ。

 チェックインカウンターにはかなりな人の列。
 しかしまあまあの所要時間でチェックインをし終える。
 チェックインの後、キューバでは出国税を払いにそのカウンターへ行き25CUCでチケットに収入印紙のようなものを貼ってもらわなければならない。
20070712Impuesto.jpg

 ちょっと面倒で、また忘れやすい事項だ。
 大抵の国へはチケットを買った時に合わせて空港諸税を支払えるのだが、この国だけはそういかない。


 チェックイン手続き終了後、まずは昨晩行けなかった事をロベルト・コンセプシオンに謝りたくて、あちこちと電話を探す。
 私の持っている国内通話専用のカードを受け付けてくれる電話機が見つからない。
 コインを入れる電話も見つからない。
 疲れるから空港中を探し回ったわけではないけれど。
20070712Aeropuerto.jpg


 空港内のカフェテリアで今回最後のブカネロを飲む。
 ここでは1.5CUC。
20070712Bucanero.jpg

 出国審査を終えた後となると、値段は2.5CUCに跳ね上がる。
 その出国審査も非常にスムーズだった。
 エアラインもクバーナではないから何も混乱がない。
 キューバ行きには絶対にエア・カナダを使うべきだろう。
 クバーナは以前にも機内で煙を噴いたり、機体の整備に時間がかかり出発時刻が遅れに遅れ、しかも翌日発になるかもしれないなんてアナウンスが流れ、それでも大した補償もない。
 実際クバーナはよく落ちる。
 以前調べた事があるが、アフリカ系のいくつかの航空会社よりはマシなものの、はっきりとは数字を覚えていないけれど例えば日本の千歳空港の発着数で換算すると年に4機くらいは事故を起こしているとか、マジでかなりヤバいし当てにならない。
 メヒカーナも結構色々とやってくれる会社だ。
 とはいえクバーナとは雲泥の差がある。
 しかし、普通にストレスを感じないのはこのエア・カナダだ。
 安いし、お薦めです。

 さよならキューバ、さよならラバーナ。
 愛する人たち。
 そして私は機上の人に。
 エアカナダ、トロント行き965便にて。


 機内食の軽食、ハンバーガーやサンドウィッチは有料だ。
 6ドル。
 結局食べなかったからスチュワーデスの言ったドルがカナダドルなのか、米ドルなのかはわからない。
 常識的にはCADだろう。
 久々にノーマルなコーヒーを飲んだ。
 もちろんこれはこれで結構。
 キューバではキューバのカフェが美味しいし、日本に帰れば挽き豆してペーパードリップで飲むコーヒーが美味しい。
 機内では英語が普通になりつつある。
 残念だが仕方なかろう。

 青い目をした前席の少女が何度も後ろをのぞきこんでくる。

 今のうちに色々な人に手紙を書いておこうと思う。
 日本に帰ったら多分暇がない。

 今回自分には直接関係ないが、カナダ国内に免税で持ち込めるアルコールの量はリキュールだったら1.14リットル、ワインでは1.5リットル、缶ビールは24本までだそうだ。

 ジェットは着陸態勢に入る。
 高層ビルが林立し、鋭く高いタワーもそびえるモダンなトロント市街の向こうに、水平線しか見えないからそれはまるで海であるかのような青いオンタリオ湖が広がる。
 オンタリオ湖は五大湖のうち最も小さいが、それでも世界の淡水湖中、14番目に大きい。
20070712Toronto.jpg


 トロントのピアソン国際空港へは予定より10分早い18:10に到着した。
20070712AirCanada.jpg

 出国審査と税関を抜けて、まずはインフォメーションで市内への行き方を聞き、それからツーリストエイドで市内マップをもらい、19時頃から市内へ抜けるバスを探し始める。
 始めはGoBusというのに乗ろうかと思っていたのだけど、#192の市バスが先に到着したところでその運転手に訊いたところ、地下鉄まで行くと言うからそちらに乗ってみた。
 どちらもターミナル1の出国ゲートを出た1階下にあるバス乗り場から乗る事が出来る。
20070712GoTransit.jpg

 地下鉄一番はじっこの駅、キップリング駅まで15分ほどで到着した。
 そこから市内までは地下鉄で30分ほどだ。
20070712Metro.jpg

 だからうまくつながれば、空港のバス乗り場から2.75カナダドル、50分くらいで市内中心部まで到達出来る。
20070712%E8%B7%AF%E7%B7%9A%E5%9B%B3.jpg


 一度Bloor-Yonge駅で乗り換えてCollege駅で地下鉄を降り、さてどちらの出口から出ようかと改札の少し先で地図を眺めていたところ、「何か困っていますか?」と、大きな体をしたご婦人が私に声をかけてくれた。
 バスに乗っている間に、持っていた地図へと印を付けておいたので、「ここに行きたいんです」とホテルの場所を指さしてみた。
 そうしたら、その場所は夜になると治安の悪い場所なんだと教えてくれて、しかもホテルまで連れて行ってくれるという。
 場所はもうわかっているし、充分ではあったけれど、ここは彼女の親切にあやからせて頂く事にする。
 駅構内のお菓子屋さんで店員に話しかけ、私たちにお菓子の試食を振る舞うように言う。
 ちょっと恥ずかしかったけれど、頂いた。
 店員は中国系の顔立ちをしていた。

 道案内のあいだに運悪く、雨が降ってきた。
 「いや、すみません」と話してみる。
 「イギリスでは夏の間は毎日こんな天気だから大丈夫よ。」と笑顔で話す彼女。
 イギリスから移住してきたそうだ。
 今はチャイナタウンに住む、底抜けに明るくて親切なマリアンヌ。
 私は日本人だけれど、今日はキューバからの帰りだという事を伝えた。
 すると、彼女もキューバへバカンスに出掛けた事があると言う。
 カナダの住民にとってキューバは手頃なリゾート地だそうだ。
 6万円弱で一週間の高級ホテル滞在、しかも滞在中の食事と飲み物はすべてフリーだという。
 オールインクルーシブで一週間6万円弱!
 カナダ人にとってキューバへ行く事は、日本から手軽にグァムやサイパンへと出掛ける感覚と一緒なのだろう。
 トロントのチャイナタウンでは日本食などアジアンフードが900円ほどでお腹いっぱい食べられるらしい。
 また、近くのマーケットではフルーツが非常に安く手にはいるそうだ。
 駅から15分ほども歩いてホテルに着いた。
 ロビーで少し話をしたけれど、ほどなくして爽やかに彼女はその場を去っていった。
 ありがとう、嬉しかったよ、マリアンヌ!
20070712Marianne%26Koji%20Fujita.jpg

 その後、雨はすぐに止んだので夕方の街へと散歩しに行く。
 夕方といってもすでに21時半だ。
 あたりはまだ薄明るい。
 ここは高緯度地域なのだという事を感じる。
 街は地下鉄の走るYonge通りに出ると華やかさを増す。
 ここからオンタリオ湖方面に向けて歩いてみた。
20070712GerrardSt.jpg


 トロントは人口67万4千人、オンタリオ州の州都にしてカナダ最大の街だ。
 ナイアガラの滝に水力発電所を持つおかげで、工鉱業の中心として栄えている。
 街ゆく人は私たちと同じ北東アジア人も非常に多い。 もちろん白人も黒人もいる。
 ラティーノもいれば、南アジア系の顔をした人もいる。
 それから頭巾で髪を広く覆ったムスリムも。
 今まで見たどこの街よりもトロントは多民族都市だ。
 配分が散らばっている。

 街はとても涼しい。
 まるで真夏の夜の札幌でも歩いているかのようだ。
20070712DownTownYonge.jpg

20070712EatonCentre.jpg

 Yonjiからユニオン駅方面に向かってすぐのところに怪しい街があり、そこいらへんに手頃な値段の日本食屋、アラビアンフード、その他諸々がある。
 それから、どこのコンビニを覗いてみてもアルコール類は一切置いていない。
 そこいらへんは米国と随分と様子が違う。
20070712Sushi.jpg


 1時間半ほど散歩した帰り、ハンバーガーショップに寄った。
 コンボの値段は日本より高いが、その量とクオリティを考えるとむしろ日本よりずっと安い。
 ドリンクの量は日本と米国の中間だ。
20070712Burger.jpg

写真:ホテル、客室の中
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Julio 13, 2007

トロント(Toronto)の朝 13 julio 2007

 ホテルの朝食は7時から9時半まで。
 飛行機の離陸時間は遅く、あまり急いでも仕方がないので9時少し前にご飯しに行く。
 キューバから戻って来てみると、食パンもコーンフレークもずっと日本のものに近い。
 コーヒーも日本のファストフードで飲めるような味のものだ。
20070713Breakfast.jpg


 食後、あたりを少し散歩してみた。
20070713EconoLodge-KojiFujita.jpg

 ホテルの向かいには一見古そうな教会がある。
20070713Church-KojiFujita.jpg

 朝の街は涼しくさわやかで、やはり北国の夏を感じさせる。
20070713CercaDeHotel-KojiFujita.jpg


 10:15にホテルを出た。
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 だらだらと写真を撮りながらで10:35頃College駅に到着、10:46には2つ先のBloor駅でKipling方面に乗り換え、11:15には終点Kipling駅に着いた。
 駅を出てバス停に向かうと、運悪く丁度空港行きAirprt Rocket#192は発車するところだった。
 仕方なく次の便を待つ。
 外のベンチに腰掛けているとむしろ寒いくらいだ。
 どうやらバスの運行間隔は30分ほどらしい。
 11:55にやっと#192のバスが来たと思ったらサービス停止の表示に切り替わった。
 出発まですでに約1時間半。
 ああドキドキする。
20070713BusStation.jpg

 11:58に再び#192のバスはやって来た。
 それには乗る事が出来たけれど、一度空港行きのバスを逃すと次便は40分待たなければならない場合もあるという事だ。
 要注意。
 ちなみに空港行きのバス停の場所は、バスの進行方向に向かって一番先にある。

 バスは15分ほどでターミナル3に着き、その後ターミナル1へとまわる。
 所用20数分。
 到着したのは12:20。
 行きはここから歩くのが大変だ。
 バス停のあるグラウンド階Rからみて出発階は2階上、しかも結構な距離がある。
 さらに出発階に到着したところで国際線カウンターLまでは結構な距離。

 12:30。
 チェックインカウンターは幸いな事にガラガラで助かった。
 スムースにチェックイン。
 ここから順調に出国ゲートをくぐって成田行きのエアカナダ001便の出発ゲートへ進む。
 これがまたたいそう遠いのである。
 動く歩道はあるものの、そこを早歩きして12:50にようやく出発ゲートにたどり着いた。
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 既に搭乗は始まっている。
 すぐに列へと並ぶ。

 ゲートが閉じたのは定刻の13:30。
 だからこの時刻までにたどり着けば、まあなんとかなるのだろう。


 13:56に飛行機は離陸した。
 眼下のオンタリオ湖の水はきれいな色で、対岸がうっすらとしか見えないから、これはまるで海のようだ。

 現地時間15時少し前には飲み物が出た。
 もちろんカナダのビールを頂く。
 隣の乗客はカナダのエールを飲んでいた。
 しまった、そちらにすれば良かったと思ったときには既にプルトップを開けてしまっていた。

 ビールと言えば、キューバで飲んだビールの総括。
 実際のところキューバではブカネロばかり飲んでいたから他のビールの味は少しうろ覚えの部分がある。
 まずよく飲むブカネロを例えて言うと、実は私の嫌いなアサヒスーパードライの味に似ている。
 しかしキューバにいるとなぜかブカネロに手が出てしまう。
 ま、他に選択肢がないとも言える。
 2大シェアを誇るであろうもう一方のメジャー、クリスタルを例えて言うなら、これは米国バドワイザーの味と言えよう。
 非常にマイルドである。
 もしかしたら若い女性の口にはこれが一番合うかもしれない。
 今回好きになったマヤベもブカネロに似た辛口めの味付けだ。
 最近発売となったブカネロマックスはアルコール臭が強く、私としては飲めたものではない。
 世界にはアルコール度が高くても素晴らしいビールはたくさんあるが、このビールにはそういった芳醇さがかけらもない。
 サンチアゴでペソ払いのレストランによく置いてあるアトウェイはモルトがねっとりしていて独特だ。
 これは飲んでみる価値がある。
 ただし世界中の正当なビールのうち、どのスタイルにも当てはまらない不思議な味だ。
 ペソ払いの国民ビール、マナカとティニマはお互いよく似た傾向を持つ発泡酒で、原料にパパイヤが混じっているとみられ独特な味がする。
 まあ、これらは私に言わせるとビールの範疇には入らないアルコール飲料だ。
 のどの渇きを癒すのに、たまには飲んでみてもよいだろう。
 ちなみにマナカはハバナの、ティニマはカマグエイのビールである。
 ブカネロとクリスタルはオルギン、アトウェイはさっき言ったようにサンチアゴ・デ・クーバのビールだ。

 現地時間で13日の15:50、日本時間の14日4:50に食事が出てきた。
20070713Comida.jpg

 今度はエールビールを頼んでみる。
 カナダのスリーマン・クリームエール。
 カップに注いでみると、名前の如く上品で柔らかな泡が立つ。
20070713SleemanCreamAle.jpg

 しかしドライな味付けだ。
 わずかにエールらしい匂いがする。
 そろそろ芳醇なビールが飲んでみたい。
 日本に帰れば手に入りやすいサントリープレミアムモルツや銀河高原のバイツェン、その他諸々のプレミアムビールを比較的簡単に飲む事が出来る。


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Julio 14, 2007

トロント(Toronto)から成田に到着 14 julio 2007

トロント時間7月13日午後4時は成田時間の7月14日午前5時だ。
 ここからは日本時間に合わせてお話します。
 先ほどまでしばらく流氷の浮く海の景色が続いていた。
 流氷を機内から見下ろしたのは初めてだ。
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 過去にもニューヨークに行った時とかにはこの辺りを通過しているのだろうけれど、たまたま一度も目にした事はなかった。
 好んで通路側の席に座ってしまうせいもあるだろう。
 今、上空から眺める海は鏡のように穏やかで、空に浮かぶ雲をきれいに映し出している。
20070714%E6%B5%81%E6%B0%B72.jpg

 日本に帰ると今日は従姉妹、なっちゃんの結婚披露二次会パーティー、明日からはハードにも1日に12時間超のレッスンが控えている。
 ピアノもバンバン弾きたいところだけれど、DVD編集や英語版、西語版ホームページの作成、今回キューバで撮った写真の整理、1ヶ月分たまりにたまった日記のアップ、それから関係各所氏へのメール等々、雑用が目白押しだ。


 エアカナダはすごいサービスで、5:34に早くも3回目のドリンクサービスが。
 今回ももちろんビール。
 パシフィック・ドライというビールを頼んだ。
20070714Beer.jpg

 ジャパン・インポート・クオリティと銘打ってある。
 うーん、どこかで飲んだ味だ。
 同じドライでもブカネロのような辛口ではない。
 うすいけれど、どこか若干甘みが残る。
 とはいえ、バドワイザーのような甘さまでもいかない。
 これで飲酒1リットル超。
 しかしこれでキューバ1日消費量のまだ1/3なんだな。

 5:45。
 眼下には薄い氷と共にものすごく平たい土地が見える。
 どこだろう?
 凍る湖と溶けた水の両方が見える。


 8:45。
 とにかくずっと不毛の凍り付いた湿地帯が続く。
20070714%E6%B9%BF%E5%9C%B0%E5%B8%AF.jpg

 どこまでも土地は平たいし、地面と、そこに点々と点在する池のバランスは半々だ。
 時折、川をなしている場所もあるから、池の氷の表面は凍っていても、その底の方では暖かな水となって流れているはずだ。
 とにかくずっと凍てついた湿地帯が続く。
 ここはどこなのだろう。
 米国の北東部に向かう場合には同じ凍てついた世界とはいえ、氷河をなす峻険な山々が続いていたように思う。
 エアカナダの液晶ではなぜか地図サービスが停止されているから場所の特定が難しい。
 みんな寝ているのであまり度々に窓を開ける事は出来ない。

 9:00、ジェットは大海原へと抜けた。


 9:30、またまた軽食。
 スライスされたリンゴが袋に詰まっていて珍しい。
20070714%E8%BB%BD%E9%A3%9F.jpg

 やはり機内食って量が多すぎると思う。
 しかし、この量が世界標準なんだろうな。
 ・・・と、言っている間にさらに追加でカップヌードルが・・・。
20070714CupNoodles.jpg

 いやいや、エアカナダは特別に量が多い気がする。
 

 9:45、気が付いた時には外は山のある景色に変わっていた。
20070714%E5%B1%B1.jpg

 11:40 、気流の悪いところを通過中。
 眼下には雲が見えるのみ。

 西語の手紙を四通書き終えた。

  13:30、最後の食事が出る。
 さすがに今回はビールの代わりにダイエットコークを頼んだ。
 米系の航空会社と違って、これも丸々一缶。
 外の景色は相変わらず雲ばかり。
 一瞬低い山が見えた。
 ・・・少し疲れて来た。
 今日目覚めてから既に16時間以上が経過している。
 何しろ12時間の空の旅。
 しかしその間食事が3回、はちと多いですよね。
 出発後すぐと到着直前には出ないから、ほぼ4時間毎に1度の食事を摂っている事になるのだろう。
 胃がもたれる事この上ない。

 14:10にアナウンスが入った。
 定刻よりも早く、14:55に成田着との事。
 ちなみに15:20着の予定でした。
 天候は小雨。
 あと少しばかり関東地方は梅雨時です。
 相変わらず外の景色は真っ白。
 高度を下げてきているから、上空の青空も見えない。

 久々にやった。
 油断していたら耳が痛い。
 痛いからそれどころではないのだけれど、なんとか数度あくびをして耳抜きする。
 色々な方法を耳にするけれど、自分としてはこの方法が完璧だ。
 しかし、あくびというのはそうそう自由に出来るものでもないところが問題でもある。
 以前一度だけ着陸の際に耳をやってしまった。
 高度を下げる時には耳の中に決定的な気圧の差が生まれる前にあくびをしてしまう事だ。
 高度の下げには常に敏感でいる必要がある。
 耳がひどく痛み出す頃になると、その痛みのストレスのせいであろうか、なぜかあくびは非常に出にくくなる。
 その時には鼓膜がベコベコと凹み、一週間ほど音が聴き取りづらかった。
 幸いな事に、鼓膜は再生する。

 14:53、急に成田の土地が見えた。

 変更された予定通り無事に着陸し、入国ゲートを通過、バッゲージクレームで荷物を受け取り、16:04電車に乗る。
20070714%E6%88%90%E7%94%B0.jpg


 うーん、やはりこれくらいはかかってしまうのか・・・。
 着陸後1時間10分が過ぎた。

 嫌なニュースも届いた。
 うちの車が壊れて7月1日から動かないと・・・。
 帰国して間もないというのに、身近な日常の問題がすでに山積している。

 しかし、今日の成田はじめじめし過ぎだ。
 なんという気候。
 これならキューバの暑さの方がカラッとしていてずっと良い。
 一説には台風が接近中とか???
 とにかく暑くてじっとり・・・参りますね。
 冷房で車内温度を下げているのは感じるけれど、湿気が抜けない。

 さて、日本での日常が再び始まる・・・。

 思いの外時間を食い、なっちゃんの二次会には間に合いそうにない・・・。
 残念だ。


 検見川の自宅に着いて、エリサベスからもらったおみやげを開いてみたら、それはマグカップとビアジョッキだった。
20070714Cup.jpg

 マグカップには「Tomamos Cafe(コーヒーを飲もうよ)」と書いてある。
 ちょっとアイツは無理したんじゃないか、これは?
 だけど、かなり嬉しい(^^)

藤田浩司-koji fujita-の2007CUBA-音楽の旅- ・ 完
20070714kojifujita.jpg


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Julio 15, 2007

帰国! 15 julio 2007

 なんとか無事にキューバ1ヶ月音楽の旅から帰って参りました。

 今回もキューバ第3の都市カマグエイにて幸運にも偶然にしてカーニバルに巡り会ったりと、素晴らしい体験を重ねる事が出来ました。
 特に首都ハバナ滞在では、自然と眠る時間もないほどに行事が詰まり、大変に充実した時間を過ごしました。
 途中カストロの弟であるラウルの妻、ビルマの死による歌舞音曲の禁止など、やむを得ないアクシデントもありましたが、全体としては興味深い体験を重ねる事が出来ました。
 自分を取り巻く主要な人たちと親交を暖める事が出来たのも自分にとっては大切な事でした。

 道中の細かな話はこれから日記に順次アップしていきたいと思っています。
 どうぞ今後とも宜しくお願い申しあげます。

 2007年7月15日、茂原のスタジオにて。

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Julio 16, 2007

台風 16 julio 2007

なんといっても台風の通過が一日遅くてホッとしました。
前回は関空まで飛ばされたけれど、今回の感じだと当たりようによっては関空どころかどこに飛ばされるかわかったものではありませんでしたね。

土曜日にはなっちゃんの結婚披露パーティーがあったのですが、残念ながら時間までに辿り着く事が出来ませんでした・・・。
痛恨・・・。

7月1日にマイカーが故障して実家の駐車場に駐まりっ放しという話だったのも、怖かった。
JAF呼んでエンジンかけてなんとか修理工場に持って行くか、それともレッカーか、みたいな。
結局、私が何度かスイッチを回したらエンジンがかかってその後は何ともなかったのですけれど。

そういうわけで日常が始まってます。
ぎちぎちに動いているのですが、まだ必要な皆さんに連絡し切れていません。
今しばらくお待ち下さいませ。

藤田浩司-koji fujita-のCUBA2007音楽の旅・1「エア・カナダ 13 junio 2007」


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Julio 17, 2007

近況 17 julio 2007

長時間レッスンの合間に、少しずつ事務作業も進行中。
長年の友人にして現地日本大使館勤務のアントニオとキューバ国立芸術大学教授ロベルト・コンセプシオン、それにブエナビスタソシアルクラブのボンゴセロの孫ミゲリート、さらにはスペイン在住の前同居人にまとめて手紙を書きました。
その他にも仕事のお誘いに対してのお返事や、ライブの日程調整etc...
順番、順番、長期戦。
旅日記も早くアップしてしまいたい。
ホームページの英語サイト、スペイン語サイトも早く立ち上げたい。
こちら、これからはアジアの時代という事で、なんとマレーシア語サイト立ち上げも準備中。
円が非常に弱い事を痛感し、これからは外貨を獲得するものが強いんじゃないかって、キューバに行って心底思いました。
DVD制作やらまだ出版していない教則本など、形にしたいものもたくさんあるし・・・
その他諸々。
やはり男なら個人事業。
やりがいあります。
見返りも大きい。
・・・練習もしなきゃね。

我が郷土茂原市、合併後も自治体名は茂原市となる事が決定したそうな。

藤田浩司-koji fujita-のCUBA2007音楽の旅・1「ハバナへ 14 junio 2007」

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Julio 18, 2007

やっぱモルツはうまい!!! 18 julio 2007

禁酒3日、久々に飲んだビールは我が日本の誇るサントリーモルツ。
これはやはりうまいビールだ。
ふくよかで芳醇である。
標準価格帯でこれほど出来の良いビールは、世界中を探してもそうそうなさそうだ。
キューバでもカナダでも飲む事の出来なかった、完成度の高い味に乾杯!


藤田浩司-koji fujita-のCUBA2007音楽の旅・1「徒労 15 junio 2007」

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Julio 19, 2007

NEC LaVieの故障は・・・ 19 julio 2007

愛用のノートパソコンLaVieの電源が落ちる現象はどうやらマザーボードのメーカー側不良のためだったようだ。
修理に出した後、マザーボード無償修理の案内がうちにもやって来た。
ま、ひとまず一件落着。
腑に落ちないのはおそらくこのマザーボード不良に因る熱のせいで、ハードディスクにエラーが出たりしているだろうに、それについてメーカーは不良が発見された旨を私に伝えるのみで補償については知らんぷりしている事だ。
発熱で底面に5mmほどの穴が開く事があると言っておきながら、それでも安全だがしかし安心して使えるように無償修理をするとの知らせも、その言い訳はちょっと苦しいと思う。
結局、冷却ファンもマザーボードを交換したせいかちゃんと動作しているのに、有償で交換しろとそれを勧めてくるのも腑に落ちない。
残念です。


藤田浩司-koji fujita-のCUBA2007音楽の旅・1「エリサベス・ルバルカバのショー 16 junio 2007

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Julio 20, 2007

お葬式 20 julio 2007

縁者のお葬式に行ってきました。
朝10時からスタジオのある茂原市の隣、長南町にある公営の葬儀場。
母親を連れて行く都合もあって、前日から茂原入り。
曇りがちだけれど、時々陽射しもありいよいよ夏かと感じさせるような一日に。

その人は享年93歳。
晩年にはとてもシャイな人だったと聞く。

お花をあげて棺の中を見ると、顔はまるで眠っているようで、とても安らかだった。

しばらく時間が経って・・・
骨はとても真っ白だった。
頭蓋骨もきちんときれいに残っていた。

藤田浩司-koji fujita-のCUBA2007音楽の旅・1「お墓参り 17 junio 2007」

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Julio 21, 2007

地ビール復活! 21 julio 2007

地ビールが再び売れ出しているとの新聞記事を目にした。
第一次地ビールブームの頃はそれに便乗のみで、とてもマズいビールを生産する業者もいた。
おそらくそんなところから「地ビールはマズい」と思い込む人も出て、それがブームを冷やした最大の原因ではなかっただろうか。
そういえば最近はどこのマイクロブリュワリー製ビールを飲んでもマズいものは少ない。
とはいえ、あのブームが退いていく頃、美味しいビールを作っていた業者のいくつかもつぶれてしまったのはいまだに残念。
地ビールを飲ませるビアパブも首都圏で大幅に増えているらしい。
検見川にもそのうち気軽に地ビールが飲めるパブが出来ますように。
何年も前、千葉市内の銀河高原ビールが撤退した時にはマジ泣きました。


そんな事を言っている今日は、プレミアム・モルツの黒を飲んでいます。
うまいビールだ。
いつもありがとうございます!

「地ビール」復活の兆し 若者層中心にファン拡大


藤田浩司-koji fujita-のCUBA2007音楽の旅・1「アバナ・ビエハ 18 junio 2007」

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Julio 22, 2007

「嫌韓流・山野車輪」普遊舎MOOK 22 julio 2007

テレビや新聞はほぼ絶対に、韓国に対しての否定的な情報は流さないから、たまにはこういう本を読んで国際情勢、文化、歴史についての認識を正す事が必要だろう。

しごく当たり前の事を、なぜか当たり前に言う事が出来ない日本社会に勇気を持って投げ出された貴重な漫画だ。
その事実を曲げようもない多くの第一次資料を基に語られているから説得力がある。

韓国は日本に併合されたのであって、いわゆる欧米型の植民地ではなかった、という言葉にも写真や当時の統計、公的資料などをふんだんに持ち出して説得力がある。
日本だった頃の朝鮮半島では警察官の6割は朝鮮人、知事のポストは4割が郡長・村長はほぼ全てが朝鮮人であった。
また日本併合前には儒教的カーストにより奴隷制があったものを廃止したのも、またハングルを普及させ半島人の識字率を劇的にあげたのも日本の政治だ。
100校に満たなかった小学校の数を終戦までに5000校にまで増やしたのも日本なら、朝鮮語辞典を初めて作ったのも日本の政治だ。
日本は朝鮮から搾取したどころか、統治していた当時、半島の近代化の為に国家予算の20%をも投じている。
朝鮮の改革派、一進会が選んだ日本併合の道は、当時の半島情勢からすれば最も正しい選択だったと考えられる。
日本への併合は、朝鮮の議会自らが選択した道でもあった。

そして戦後、韓国がGHQを通じて日本に要求した補償額は21億ドル。
それに対して日本は軍事用資産を除き53億ドルの資産を半島に残し、尚かつ日韓基本条約締結の際には計8億ドルの経済協力金を支払っている。
日本はそもそも韓国と戦争していないので、賠償を行う必要が全くないのにもかかわらず、である。
なおこの日韓基本条約の締結によってお互いにその後の戦後補償に対する請求権が失われているいるのはもちろん公然の事実である。

韓国がどういう体質の国であるかは2002年日韓共催ワールドカップの試合にも端的に表れている。
とにかく事実は汚い。
詳しくここでは言うまいが、結果、FIFAの公的資料にもW杯の10大誤審に日韓W杯での韓国戦が4件も含まれているという。
サッカーにはほぼ全く興味ないし、当時日本のマスコミはそういった事についてはまったく触れていなかったから、私も全く知らなかった事ではあるが。

韓国を知るには、とにかくこの国の常識を広く覆っている儒教について知らなければならない。
それが日韓問題を考える上では必要不可欠だろう。
残念だがここでは日本的な常識は殆ど通用しない。
儒教は下位と思われるものに対して苛烈である。

この本に書かれている内容は過激でもなんでもなく、事実を事実と言っているに過ぎないのだが、これを過激と世間は評する程に現在の東アジア情勢を巡る認識はマスコミを中心に歪んでいるのである。

そのマスコミ・・・朝日新聞、毎日新聞、NHK、TBS、テレビ朝日その他が一部事実に反する異常に歪んだ報道をしている事についてもこの漫画を読めばよくわかる。

日本人なら、とにかく必ず一度は手にとって読むべき漫画だろう。


マンガ嫌韓流


こういう事を述べると私は「右翼」と思われがちであるが、まったくそうではない。
私の信条は「右翼」でも「左翼」でもない。
実際、元々東アジア情勢が気になりだしたのは小学生の頃読んだ森村誠一の931部隊についての本や、本田勝一の著作だ。
どちらの意見も聞き、とにかく第一次資料に目を通して考え、確固たる証拠に基づいて事実を見つめれば歴史は歴然としてあるしかなく、私はただその歴然とした事実をそのまま述べているに過ぎない。
だから余分に色を付けた部分はまったくない。
長年両方の側の意見に耳を傾けた結果、残念ながらどうもいわゆる「左翼」の側の意見は客観的事実に乏しいのである。
歴史は事実に基づいて描かれなくてはならないと思う。
もしこの漫画に書かれている事が事実ではないと言う人がいるなら、反証を持ってきてそれをせめなければならないだろう。
とにかく真実を洗い出したいと思っています。
資料に基づく歴史を作りましょう。


藤田浩司-koji fujita-のCUBA2007音楽の旅・1「サンチアゴ・デ・クーバ 19 junio 2007」

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Julio 23, 2007

やらなきゃならない 23 julio 2007

レッスンの合間に仕事をバンバンとこなそうと、家を出る前にせっかく色々と用意したのにすべて置き忘れ。
いや、よくある事なのですが・・・(^^;)
ドンマイです。

実は今回キューバに行ってみて、そこで世界を感じて色々とこれから為さねばならない事がたくさんある事に気付かされました。
今日のリンクにあるDVD制作も最優先な仕事の一つだけれど、その他にも。

Drum Studio LA FIESTAは、拠点を千葉県の茂原市という僻地に置きながらも市場は日本全国でした。
一地方のパーソナルビジネスでありながら、1999年以来そこに目を向けたのは自分でも先見性があったと思う。
が、これからは世界に目を向けなければならない事を今回の旅で痛感しました。
日本の国力がこれからどうなるかというと、実はネガティブな材料の方が多い。
販路を海外に開拓しなければ、これからは今のように自由に海外旅行する事が困難になる事だって充分有り得ると思う。
ゲインが円のみである限り、日本での収入が同じだったとしても、為替レートによって対外的にはそれが大きな減収になってしまうのです。
そこを安定させたいと今回、痛感しました。

このインターネット時代、大衆的な物を売るのではなく専門性の高い物を商品として商売するなら、大手に頼る必要は全くない。
要するに質の高い商品を揃え、それを欲しいと思う人の前に確実に提示出来れば、また、それと同時にその販売方法が確立出来れば、どこを発信基地にしようと商売が成立する時代になりました。
自分の行動に置き換えてみれば、専門性の高い品物が欲しい時、私はまずインターネットで検索をかけます。
そしてそこでそれを買ってしまう。
ほぼ当然のようにそういった専門性の高い品物が街中にある事はまず滅多にないし、また、あったとしてもそれを実際に自分の足で探すのには莫大な時間が必要になります。

情勢は刻一刻と変化する。
それが私の人生。
これから一層忙しくなりそうです。
今でもいっぱいいっぱいですけどね。
さあ、頑張るぞ!


藤田浩司-koji fujita-のCUBA2007音楽の旅・1「ラテン打楽器のDVD収録 21 junio 2007」

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Julio 24, 2007

8月4日(土)藤田浩司LosVecinosライブあります 24 julio 2007

帰国第一弾ライブになります今回は、なんと同級生が不動産業の傍らに経営するレストランにて演奏です。
いやー、彼女がこんなにやり手だったとは意外(^^;)

今回はピアノトリオ+コンガの編成です。

帰国後すぐにもう予約で満席!?って言われましたけれど、もしかしたらキャンセルによって、まだ若干入るスペースが出てくるかもしれません。
ちなみに料理もお酒も非常に美味しそうでした。


2007年8月4日(土)藤田浩司LosVecinos-ロス・ベシーノス-
(藤田浩司P、舟橋まさるB、高崎洋平Drums、野崎めぐみConga)
Wine&LOHAS Dining 「くらうど」
住 所:千葉県山武郡大網白里町駒込752(ブラビーカクガワ1F)
電 話:0475-70-2244(FAX兼)
交 通:JR外房線大網駅(東京から特急で45分)から徒歩6分
千葉東金有料道路山田ICより車で10分、大網街道沿(駒込交差点とみずほ台交差点の間)
ホームページ:http://www.crowd.cc/index.htm
■ディナー・税・MC込で¥4000(ドリンク別)
■1st 19:00, 2nd 20:00
藤田浩司オフィシャルサイトhttp://kojifujita.com

藤田浩司-koji fujita-のCUBA2007音楽の旅・1「サン・ペドリートにて 22 junio 2007

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Julio 25, 2007

2007年8月18日長生高校吹奏楽部打楽器パートOB、OG飲み会 25 julio 2007

さて、今年も高師靖幸君を幹事に長生高校吹奏楽部打楽器パートOB、OGで集まる事になりました。

期日・会場は昨年と同じく8月18日(土)の18時、茂原裏駅バッファローです。

前回は確か30名弱くらいお集り頂いたように思います。
今年もそれくらい集まったら嬉しいですね。

BUFFALO バッファロー
住所:茂原市町保6-50
電話:0475-26-3693
営業時間:18:00-26:00

関連記事
http://www.mobarawalker.com/archives/50255508.html
(もと東大セミナー、セブンイレブンのあった交差点を右に曲がって100mほどで右側。 カウンターあり、ライトダウンしたバーチックなお店です。 飲み放題付きで4~4.5千円の一人予算。 )


今のところ私の把握している参加者は高師靖幸、藤田浩司、山口真矢子、石川恵里、伊藤美子、阿部倉桂子、藤橋万記、野崎史彦の各氏です(すべて旧姓)。
参加希望者、いらっしゃいませんか???
連絡はこれからまわってゆくと思いますが、これをご覧になった皆様は是非、こちらに参加希望の旨、コメントを頂ければ嬉しく思います。
また、OB、OGの行方を全て把握しているわけではありませんので、連絡を回し合いましょう。
今年も大きく行きましょう!

都合により参加出来ない皆さんも是非メッセージを!

藤田浩司-koji fujita-のCUBA2007音楽の旅・1「カーニバル博物館 20 junio 2007」

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Julio 26, 2007

ノートパソコン買った! 26 julio 2007

思い立ったら吉日、いてもたってもいられなくなりノートパソコンの現物を見に街へ出た。
各メーカーノートPCの現物を見たりカタログをもらったりしたけれど、結局お昼にネットで目星を付けておいたドスパラ直販のB5ノートを買ってしまいました。
即納出来るはずが夕方遅くに行ったから納期翌日朝になってしまいましたが・・・。
それでも千葉にこういう店があるのはありがたい事です。
直販ウェブサイトでは私のようにスペック変更した場合、納期2週間でした。
これはスペックの割りに安い。
パーツが信頼ブランドの良品だし。
実際に見たらホントにコンパクトで、今やこの価格でこの大きさでこのスペックなのかとちょっと感動さえしました。
色々と見ていると、今の主流は15.4インチ液晶の大きいものだけれど、ティオマンやキューバに持って行くならやはりB5サイズ、12.1インチだ。
今回買ったのはPrime A Note Cressida NB - プライム エー ノート クレシーダ NB -
img_cressida_nb_200.jpg
CPUがAMD Turion 64 X2 TL-50 (デュアルコア / 1.6GHz / L2キャッシュ256KB×2)、メモリは2GB DDR2 SO-DIMM、無線LANも内蔵されていてしかも3年間補償付きのプラン。
ハードディスクの選択肢がなく、80GB (5400rpm / シリアルATA / 2.5インチ)なのがイタいですが、これは容量を必要とする場合7200rpmの外付けで。
ブランド品だと25万から30万のレベルのものが13万円台で買える。
余分なソフトが何も入っていないし、宣伝費もたいしてかけてなさそうだから、多分その分は安くできるのでしょう。
OSはVistaの評判があまりにも悪いので、XPを入れてしまいました。
しかしVistaには、どうも早い時期に消滅するんじゃないかって思ってしまうくらい否定的な意見が多いですね・・。
見栄えよりも速い方が良いのでは。
また、元IBM、現lenovoのPCもスペックの割りに安くて魅力的でしたけれど、こちらは中国製になった途端ウェブサイト上には不満の声ばかりで買う勇気が出ませんでした。
ミクシィで意見を聞かせてもらったところ、MacノートにWindowsを入れてみては、との声も多く、実際見てみました。
確かに格好良いしスペックの割りに安く魅力的でしたけれど、Windowsベースのソフトとの相性がわからないし、それに高いお金を払って冒険をする勇気が今日のところは出ませんでした。
買った後にayachuさんからLuvBookという魅力的なメーカーを教えて頂きました。
こちらも細かくパーツを選ぶ事が出来るし、とても良さそうでした。


-来週のライブ-
2007年8月4日(土)藤田浩司LosVecinos-ロス・ベシーノス-
(藤田浩司P、舟橋まさるB、高崎洋平Drums、野崎めぐみConga)
Wine&LOHAS Dining 「くらうど」
住 所:千葉県山武郡大網白里町駒込752(ブラビーカクガワ1F)
電 話:0475-70-2244(FAX兼)
交 通:JR外房線大網駅(東京から特急で45分)から徒歩6分
千葉東金有料道路山田ICより車で10分、大網街道沿(駒込交差点とみずほ台交差点の間)
ホームページ:http://www.crowd.cc/index.htm
■ディナー・税・MC込で¥4000(ドリンク別)
■1st 19:00, 2nd 20:00
藤田浩司オフィシャルサイトhttp://kojifujita.com


長生高校吹奏楽部打楽器パートOB、OG飲み会あります!
2007年8月18日(土)18:00スタート
BUFFALO バッファロー
住所:茂原市町保6-50
電話:0475-26-3693
営業時間:18:00-26:00

藤田浩司-koji fujita-のCUBA2007音楽の旅・1「カレトン・ブランコ海岸 22 junio 2007」

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Julio 27, 2007

投票やらPCのセットアップやら 27 julio 2007

不在者投票してきました。

色々なしがらみもあって、今回一票を投じたい政党がが4つ程あり、迷いに迷う。
自民は高校の先輩、民主は大学院の研究室が一緒、新風の主張は真っ当だし、国民新党には前回選挙中にうちの選挙区で立候補しないのかとたずねた経緯がある。

国の仕事は究極的には国民の保護だとすると、もちろん今騒がれている年金の問題も切実だし、しかし国防も同じくらい大切だ。
7月29日発行の選挙公報で国防の問題に触れているのは新風だけだ。
ひどい話じゃないか。
9条を守ろうという政党もまだまだ多い。
戦力の不保持が自国の安全につながるという夢物語をいまだ国民に訴えるのはそろそろ止めた方が良いと思う。真剣に。
この世の中の動きのどこをどう見たらそんな戯言が出てくるのか、理解に苦しむ。
自民も国民新党も民主の半分も9条にNOなのは知っているけれど、これらを争点にしないのは政党として真っ当ではないやり方だ。

自民。
選挙公報にはただ「改革実行力」「成長を実感に!」の二言しか主張が載っていない。
・・・国民はそんなにバカなのだと思っているのだろうか・・・。
言いたい事はわからないでもないけれど、ここまで具体性に乏しい主張のみでは意志を汲み取ろうにも訳がわからない。
少し前のマニフェストブームは何だったのだろう???

国民新党は私がキューバに行っている間にアルベルトフジモリ氏を担ぎ出したり、ちょっと違和感を感じる事をする。
もちろん一国の大統領をつとめた程の人物を日本の国政に迎え入れる事は、条件さえきちんとクリアすれば歓迎すべき事だろう。
氏が実行力のある政治家である事はそのように認めるけれど、二重国籍の氏が本当に日本の国益に沿って動けるかはまだ私にはわからない。
さらには日本の国政にたずさわる人間を選ぶ選挙にチベットの僧侶を担ぎ出すのも理解に苦しむ。
それは反中国の姿勢を鮮明に見せるという事なのだろうか???

民主。
私の同門は小沢氏の秘書でもあるし信頼出来ると思う。
が、やはり旧社会党と自民党がくっついたヘンな政党の感は拭いきれない。
今のままでは誰が党首になろうと党の意見がきっちりとまとまるわけないだろう。
そんなところへと国政をまかせる事には不安を感じてならない・・・。

左派。
私は社会主義、共産主義の良さもわかるし、それを採用したキューバの社会システムは限られた条件の中で結構うまくいっていると思うけれど、それと同時にキューバはれっきとした国軍を持ち徴兵制もある立派な国家でもある。
キューバは社会主義国家だけれど、戦力不保持なんて夢物語については誰も語らない。
日本の左派はなぜ一様に戦力の不保持を抱き合わせに主張するのだろう。
彼等は9条の保持が平和を守ると言うけれど、まったく筋の通らない近隣国の主張を耳にしながらなぜそんな事が堂々と言えるのか、一庶民の私には不思議でならない。
むしろ隙を見せたら最後、かの国々に攻め込まれて国は滅び、国民の安全とは全く正反対の結果を呼び込む事になると思うけどな。
少なくともこちらが軍備を持たなければ平和というのは、かなりどうかしているアタマのおかしい考えだ。
攻め込まれない事を前提にした、国民の安全を他力本願に頼る人たちに政治は絶対にまかせてはならないと思う。


話は少し戻るけれど、今のところ自民大敗との声が高い。
政権樹立以来取り立てて失敗もないし、むしろ実績を上げ、また志も高い首相に不運が重なっているけれど、この人を今、この時代に負けさせてしまって良いのだろうか。
冷静に見れば、世間を騒がせている様々な問題の責任はもっと別のところにあるのではないか。
消えた年金だって、これは首相の責任なのだろうか???
どうもマスコミに一杯食わされている気がしてならない。

とまあ色々考えはするけれど、つい先週まで1ヶ月キューバに出掛けていたから今回、実は選挙情報に乏しくて辛いところ。
情報に飢えている時に自民党みたいな選挙公報を出されると非常に腹が立つ。
何に賛同して一票投じればよいのか、全くわからない。
要するに「黙ってオレに付いて来い」と言っているだけだ。
失望する。


さて、夜はPCにソフトウエアを詰め込んでいるけれど、これは結構大変だ。
時間のかかる事よ。
しかし今回のパソコンは中々調子が良い。
キーボードがしっかりしているのが心地良い。
反応も速い。
先代機のCPUをデュアル化してあるわけだし、メモリも倍だし、ソフトもグッと減らしたから当たり前といえば当たり前。


それから今年はただ1人となった音大受験生、愛弟子の野崎めぐみは木曜から音大の講習会に出ている。
ようやくにして受験生としての自覚をもって毎日を過ごせているのが見て取れるし、また、それに呼応して大分調子を上げてきているのも確かだ。
とにかく応援しているから頑張ってほしいと思う。

-来週のライブ-
2007年8月4日(土)藤田浩司LosVecinos-ロス・ベシーノス-
(藤田浩司P、舟橋まさるB、高崎洋平Drums、野崎めぐみConga)
Wine&LOHAS Dining 「くらうど」
住 所:千葉県山武郡大網白里町駒込752(ブラビーカクガワ1F)
電 話:0475-70-2244(FAX兼)
交 通:JR外房線大網駅(東京から特急で45分)から徒歩6分
千葉東金有料道路山田ICより車で10分、大網街道沿(駒込交差点とみずほ台交差点の間)
ホームページ:http://www.crowd.cc/index.htm
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長生高校吹奏楽部打楽器パートOB、OG飲み会あります!
2007年8月18日(土)18:00スタート
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電話:0475-26-3693
営業時間:18:00-26:00

藤田浩司-koji fujita-のCUBA2007音楽の旅・1「サンファンの日、カラバリ・イスアマの収録とコンガのパレード 24 junio 2007」

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Julio 28, 2007

エリサベス・ルバルカバ(Elizabeth Rubalcaba)からの 28 julio 2007

日本に帰るまで開けないでって言われて渡されたおみやげはビアジョッキとマグカップだった。
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なんだか泣けるよな、こういうの。
なぜか。

アイツは昔から一貫してイイ奴だった。

今は歌い手として頑張っている。

おじいちゃんの代からの名門音楽一家に育ったのだけれど、少しもツンツンしたところなどなく彼女はいつだってにこやかだ。


今日、再び近所にコンビニがオープンした。
最も近かった一軒が半年前くらいにつぶれて困っていたから、とても嬉しい。
早速出掛けてみた。
コンビニのオープンなんて初めて見たけれど、かなりな大サービスをするものなのですね。
店内は人で溢れていた。

サントリープレミアムモルツ黒を買った。


家に帰り早速エリサベスからもらったジョッキに注いで飲んでみた。
ありがとう、エリサベス!
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-来週のライブ-
2007年8月4日(土)藤田浩司LosVecinos-ロス・ベシーノス-
(藤田浩司P、舟橋まさるB、高崎洋平Drums、野崎めぐみConga)
Wine&LOHAS Dining 「くらうど」
住 所:千葉県山武郡大網白里町駒込752(ブラビーカクガワ1F)
電 話:0475-70-2244(FAX兼)
交 通:JR外房線大網駅(東京から特急で45分)から徒歩6分
千葉東金有料道路山田ICより車で10分、大網街道沿(駒込交差点とみずほ台交差点の間)
ホームページ:http://www.crowd.cc/index.htm
■ディナー・税・MC込で¥4000(ドリンク別)
■1st 19:00, 2nd 20:00
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長生高校吹奏楽部打楽器パートOB、OG飲み会あります!
2007年8月18日(土)18:00スタート
BUFFALO バッファロー
住所:茂原市町保6-50
電話:0475-26-3693
営業時間:18:00-26:00

藤田浩司-koji fujita-のCUBA2007音楽の旅・1「サンチアゴ・デ・クーバ最終日 25 junio 2007」

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Julio 29, 2007

「Infanta657 / Koji Fujita」を聴いていたら・・・ 29 julio 2007

久々になんとなく聴きたくなって自分のアルバム「インファンタ657/藤田浩司」を聴いてみた。
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なんとなく気分が高揚してきた。
良いとか悪いとかって事ではなく、ネイティブにはこの感じを出せないと思う。
聴いていると、自分も日本人の情緒を持っているんだって事を強く感じます。
これを聴いた時の切なさと、キューバのサルサを聴いた時の切なさはやはりちょっとどこか違う。
もちろんキューバのサルサの持つ情緒性も大好きだけど、日本人的な情緒も大切にしたい。
なぜかなんだか、全ての人たちが幸せでありますように、って気持ちになります。


これを買ってくれた人たちは、これを聴いてどんな事を感じるのかには、いつだってとても興味津々です。
お時間のある人は是非、ご意見お寄せ下さいね(^^)


また、アルバムを創りたくなってきた。
やはり自分は単に演奏するだけではなくて、何か形に残るものを創り出したいと思ってしまいます。


さて、CDを聴きながら何をしているかというと今はスタジオに置いてあった音楽系ソフトを買ったばかりのPCにインストールしています。
インストールにもすごく時間がかかるけれど、再び全てを最新バージョンにするのにも一苦労だ。
インターネットに接続して最新ダウンロードファイルのチェック。
いやいや、早く終わらないかな・・・。

-来週のライブ-
2007年8月4日(土)藤田浩司LosVecinos-ロス・ベシーノス-
(藤田浩司P、舟橋まさるB、高崎洋平Drums、野崎めぐみConga)
Wine&LOHAS Dining 「くらうど」
住 所:千葉県山武郡大網白里町駒込752(ブラビーカクガワ1F)
電 話:0475-70-2244(FAX兼)
交 通:JR外房線大網駅(東京から特急で45分)から徒歩6分
千葉東金有料道路山田ICより車で10分、大網街道沿(駒込交差点とみずほ台交差点の間)
ホームページ:http://www.crowd.cc/index.htm
■ディナー・税・MC込で¥4000(ドリンク別)
■1st 19:00, 2nd 20:00
藤田浩司オフィシャルサイトhttp://kojifujita.com


長生高校吹奏楽部打楽器パートOB、OG飲み会あります!
2007年8月18日(土)18:00スタート
BUFFALO バッファロー
住所:茂原市町保6-50
電話:0475-26-3693
営業時間:18:00-26:00
学生2500円、社会人は5000円程度の予算です。


藤田浩司-koji fujita-のCUBA2007音楽の旅・1「コンガ・カマグェヤーナ(Conga Camagüeyana) 26 junio 2007

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Julio 30, 2007

雷雨 30 julio 2007

夜、雷の振動がスタジオの中にまで伝わってきました。
こんなすごいの、自分がスタジオにいる間では初めてじゃなかったかな。

いよいよ夏がやって来る。
今年の夏もたくさん楽しい出来事があるといいな。

日曜日に東京音大の講習会が無事に終わったようで一安心(^^)
子育て日記ってわけでもないけれど、講習期間中、毎日電話をもらってはアドバイスしていたから、順調に色々と事が運んだ事に対して自分が受験生であるかのようにホッとする。

今回参院選挙は自民惨敗・・・残念です。
茂原の藤田家では、日本の民度はそんなものなのかと憤っていた。
安倍さんが全て悪いのか、そうじゃないと思うぜ。
今回の結果は一部マスコミの勝利だ。
躍進した民主には頑張って欲しいが、民主党が一枚岩でまとまり政党としてきちんと機能出来るかについては疑問を感じたままだ。
小沢さんも反対のための反対を唱えずに是非国益を最優先として、まとまるところは以前のように自民とまとまってほしいと思う。

-今週のライブ-
2007年8月4日(土)藤田浩司LosVecinos-ロス・ベシーノス-
(藤田浩司P、舟橋まさるB、高崎洋平Drums、野崎めぐみConga)
Wine&LOHAS Dining 「くらうど」
住 所:千葉県山武郡大網白里町駒込752(ブラビーカクガワ1F)
電 話:0475-70-2244(FAX兼)
交 通:JR外房線大網駅(東京から特急で45分)から徒歩6分
千葉東金有料道路山田ICより車で10分、大網街道沿(駒込交差点とみずほ台交差点の間)
ホームページ:http://www.crowd.cc/index.htm
■ディナー・税・MC込で¥4000(ドリンク別)
■1st 19:00, 2nd 20:00
藤田浩司オフィシャルサイトhttp://kojifujita.com


長生高校吹奏楽部打楽器パートOB、OG飲み会あります!
2007年8月18日(土)18:00スタート
BUFFALO バッファロー
住所:茂原市町保6-50
電話:0475-26-3693
営業時間:18:00-26:00
学生2500円、社会人は5000円程度の予算です。


藤田浩司-koji fujita-のCUBA2007音楽の旅・1「カマグエイ(Camagüey)2日目 27 junio 2007」

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Julio 31, 2007

キューバ後、2週間が過ぎ・・・ 31 julio 2007

帰国して2週間も経つともうすっかり日常の生活にも慣れる。
こんなわずかな時間の流れの中にでも、身辺には色々な事が起こる。
そのようなすべての現実をまるごと前向きにとらえてみたい。
ってか、笑っちゃうくらい、何が起こっても自分、簡単には凹まないなー。
こんな風に書くと、藤田さんの身に何か悪い事が・・・って思われる方もいらっしゃるかもしれませんが、いやいや事実はそうとも限らない。
良い、悪いはコインの裏表のように全ての現象においてどちらも付随している。
世の中に起こる全ての現象は単純に良い、悪い、では捉えきる事が出来ない。

色不異空、空不異色。
色即是空、空即是色。
不生不滅。
不垢不浄。
不増不減。

全ての真実は流れ往くから、一元的に捉えきる事は出来ないのである。
悲しみは楽しみにつながるし、また、楽しみは悲しみにつながる。
一時的な事象にこだわってあれこれ思い悩んでも仕方ないではないか。

とりあえずピアノ練習してます。


-今週のライブ-
2007年8月4日(土)藤田浩司LosVecinos-ロス・ベシーノス-
(藤田浩司P、舟橋まさるB、高崎洋平Drums、野崎めぐみConga)
Wine&LOHAS Dining 「くらうど」
住 所:千葉県山武郡大網白里町駒込752(ブラビーカクガワ1F)
電 話:0475-70-2244(FAX兼)
交 通:JR外房線大網駅(東京から特急で45分)から徒歩6分
千葉東金有料道路山田ICより車で10分、大網街道沿(駒込交差点とみずほ台交差点の間)
ホームページ:http://www.crowd.cc/index.htm
■ディナー・税・MC込で¥4000(ドリンク別)
■1st 19:00, 2nd 20:00
藤田浩司オフィシャルサイトhttp://kojifujita.com


長生高校吹奏楽部打楽器パートOB、OG飲み会あります!
2007年8月18日(土)18:00スタート
BUFFALO バッファロー
住所:茂原市町保6-50
電話:0475-26-3693
営業時間:18:00-26:00
学生2500円、社会人は5000円程度の予算です。


藤田浩司-koji fujita-のCUBA2007音楽の旅・1「カマグエイ(Camagüey)3日目 28 junio 2007」

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About Julio 2007

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